アガベの育て方|種類、増やし方、植え替えは?

多肉植物のアガベは、手入れが簡単なため、観葉植物を初めて育てる人にも育てやすい植物です。アガベの特徴や育て方について詳しく紹介します。

 

多肉植物アガベの特徴

アガベは常緑多年草の多肉植物で、その多くは、メキシコやあまりか南西部などの亜熱帯の乾燥した地域に多く自生しています。たくさんあるアガベの種類の中には、和名で竜舌蘭(リュウゼツラン)と呼ばれている種類もあります。

この名前は、アガベの葉っぱが由来で、葉っぱが竜の舌のような形に見えることから付きました。リュウゼツランの他にも、葉っぱに棘がある種類もあり、その棘のある葉っぱが特徴の1つとなっています。

 

アガベは花を持ちますが、開花までには10年以上かかるため、センチュリーフラワーとも呼ばれています。また、開花後は枯れてしまうため、開花する前に株分けをして殖やしていきます。

メキシコでは、アガベの葉からお酒が造られたり、それをさらに濃縮して甘いシロップが造られたりしています。ちなみに、アガベから造られたお酒が有名な「テキーラ」で、シロップが人気が高まっている「ブルーアガベシロップ」です。

 

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観葉植物アガベの育て方

置く場所・日光・温度

アガベは日差しを好むため、日差しがよく当たる風通しが良い窓際などに置くと良いでしょう。ただ、耐寒性・耐暑性・耐陰性に優れているので、置き場所にそれほど神経質になる必要はありません。

ただし、あまりにも日照不足になると、葉が細くなって、葉と葉の間に隙間ができて間延びしてしまいます。さらに、特に夏の強すぎる直射日光は、葉焼けといって葉っぱが火傷して枯れてしまう原因になるため、午前中だけ日光浴させ、午後は明るい日陰に移動したり、レースのカーテンなどで日差しを和らげて下さい。

また、耐寒性があるため、0℃くらいまでは耐えますが、だからといってそのような場所にずっと置いておくよりは、暖かい場所において管理するほうが良いでしょう。ですので、寒くなる冬場は、窓際より少し内側に入れるか、鉢の周りをダンボールなどで囲うなどして、暖かい環境を整えましょう。

 

 

水やり

乾燥を好むアガベの水やりは、他の植物より控えめで大丈夫ですが、季節によって水やりの時間やタイミングを変えましょう。生長期の5月から10月頃は、土が乾いた後3~4日経ってから水が鉢の底から垂れ出るまでやります。

受け皿に溜まった水は、必ず捨てるようにしましょう。そのままにしておくと、土の中が乾燥せず、根っこが腐る根腐れの原因となります。この間、春と秋には午前中、夏には夕方から夜に水を与えるようにして下さい。

 

夏場、午前中に水やりをすると、昼間に上がった気温によって、土の中の水が高温になり株が蒸れる原因になってしまいます。10月下旬から3月中旬ころまでは、生長が緩やかになり、0℃以下になる冬場には生長が止まります。

そうなると、ほとんど水を必要としないため、水やりは月に1~2回程度、昼間の気温が高いうちにしましょう。ただし、土の中が湿っているようなら、もっと水やりの間隔を空けても構いません。

 

気温が0℃を切るような時は完全に断水をし、気温が5℃以上あって土が乾燥している時、鉢の土の様子を見ながら水を与えます。この時も、鉢底から水が垂れ出るくらい水を与え、受け皿の水は必ず捨てて下さい。

3月下旬になると、止まっていた生長が少しずつ始まるので、生長の様子に合わせて水やりのタイミングも、少しずつ増やしていきましょう。

室内で育てる場合、エアコンなどによって冬でも室温が高い時は、上記のとおりではありません。その時は、生長や土の乾き具合で水やりのタイミングを調節して下さい。

 

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植え替え・増やし方

アガベが大きく生長するとともに、鉢の中の根っこも生長し長く伸びます。そうすると、鉢の中が伸びた根でいっぱいになる、根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりすると水やりをしても、水を吸いにくくなって生長不良を起こしてしまいます。

そうならないために、植え替えという作業が必要になります。アガベの場合、2年に1回程度、4月~5月に行います。植え替えの準備物や手順は以下のとおりです。

 

準備する物

  • 一回り大きな鉢
  • 多肉植物用の土
  • 鉢底石
  • 鉢底ネット
  • 割り箸(あると便利なので絶対ではありません)

 

手順

  1. 新しい鉢の穴に鉢底ネットを置き、鉢底石を敷き詰めます。
  2. 用意した土を1/3ほど入れます。
  3. 鉢からアガベを引き抜き、土をほぐして古い土を1/3ほど落とす。
  4. 黒くなって腐ったりや干からびたりしている根を、園芸用のハサミやナイフで切り落として整理します。
  5. 株を鉢の真ん中に置き、用意した残りの土を流し入れ、割り箸や指等で土と根っこをなじませます。

土を鉢のすれすれまで入れると、水やりをした時にあふれて流れてしまうので、鉢の上部は、2~3cmほどスペースを空けておきましょう。また、植え替え後は、アガベにもストレスがかかっているので、1週間ほど経ってから水やりをします。

また、アガベを株分けして増やす時は、植替えの時に一緒に行う良いでしょう。アガベの株元から子株が出ている場合、それを根っこを付けたままハサミで切除し、その後植替えと同様の手順で鉢に植え付けます。

鉢は、大きすぎると水やりをした時、鉢の中の水をアガベが吸収しきらず根腐れの原因になってしまうので、子株に合った大きさの鉢を用意しましょう。

 

 

害虫・病気

害虫としては、カイガラムシやアザミウマの発生に注意が必要です。病気は、黒星病やサビ病になる可能性があります。カイガラムシは、乾燥した環境に発生しやすく、成虫になると硬い殻のようなもので体を覆うため、殺虫剤が効きにくくなります。

見つけた時は、歯ブラシやハケなどで直接こすり落として駆除して下さい。アザミウマは、4月~10月の高温で乾燥した時期に繁殖しやすく、天敵となる虫が少なかったり、窒素肥料を多用したりすると発生しやすくなります。

 

また、花びらや花粉を好む種類が多いため、咲き終わって萎んだ花も発生の原因になることがあります。アザミウマは、小さくて数が増えやすいので、発生する前に長期間効果が出る浸透性移行性の殺虫剤で予防することをお勧めします。

このタイプの殺虫剤は、有効成分が根っこから吸収されるため、葉の裏や新芽、花粉の中などの薬液を散布してもかかりにくい場所にも成分が行き届くため、それらの場所に寄生するアザミウマ以外の害虫にも効果を発揮します。

 

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観葉植物アガベの種類

これまでは、アガベの育て方について見てきましたが、ここからは、その種類の中から人気があるものを紹介します。アガベ属に属する植物の種類は、およそ300種類とあると言われており、ほどんどの植物は育て方が似ています。

アガベというのは属名なので、購入される場合は、流通している名前でチェックすると間違いがないと思います。

 

アガベ・アテナータ

初緑(はつみどり)とも呼ばれるアテナータは、古くから栽培されている品種で、葉っぱにトゲがなく、生長するたび茎高になりとてもスタイリッシュなフォルムをしています。

園芸店ではあまり販売されておらず、人気があるためネットで購入しようとすると、結構な値段になってしまうのが玉に瑕です。

 

 

アガベ・アテナータ‘バリエガタ’

出典:陽春園 ネット通販

アテナータと同じく葉っぱにトゲがない品種ですが、アテナータと違い、葉っぱに黄色や乳白色の斑が入っています。斑入りであるため、その流通量・育成数はアテナータよりも少ないです。

 

 

アガベ・アメリカーナ‘マージナータ・オーレア’

出典:アガベ専門店エドプランツ 

この種類は、アオノリュウゼツランの仲間で、葉っぱは放射状細く長く伸び、シルバーグリーンの葉っぱの外側に黄色の斑が入っています。シュッと伸びたシャープな葉っぱと黄色の外斑がなんともスタイリッシュな品種です。

 

 

アガベ・マクロ

出典:アガベ専門店エドプランツ 

テキサス南部原産のマクロサの多肉感たっぷりでトゲのある葉っぱには、シルバーグリーンで赤紫の大きな斑点が入っています。その印象的な見た目からとても人気がある品種となっています。

 

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まとめ

手入れが簡単なアガベですが、その希少価値は高く、店頭にはなかなか並ばない観葉植物です。そんなアガベをインテリアのアクセントとして取り入れると、そのスタイリッシュで魅力的な存在に、お部屋のオシャレ度も一気に上がると思いますよ。