アグラオネマの育て方|種類、病気、害虫は?

アグラオネマの枯れない元気な育て方、特徴、種類、病気や害虫について紹介します。

 

アグラオネマの特徴

サトイモ科アグラオネマ属のアグラオネマはサトイモ科の植物で高温多湿を好み、近縁のアロカシア、ディフェンバキアに形状も似ていますがその中でも耐陰性が強い植物になります。

全く日が当たらなくても元気に育つ観葉植物というものはほぼ皆無ですが、アグラオネマは薄暗い場所でも徒長しにくく長期間美しい葉姿を維持できます。原生地は熱帯アジア、フィリピン諸島、マレーシアです。

 

映画「レオン」で主人公が大切に育てていた植物がアグラオネマで絵的にとても印象に残る使い方をされていました。そんなアグラオネマは、自生地ではうっそうとしたジャングルの中、大きな樹木の下の方でたくましく生息しています。

8~9月に環境によっては小さな花を咲かせることもあります。ミズバショウに似た小さな花が咲いたら環境に適応していることにもなり、育てていく中で植物からのちょっとしたプレゼントがもらえます。

アグラオネマは熱帯アジアに約50種自生しています。観賞用の種類は主にマレーシア原産のものが多く、雌雄同株の多年草です。ほとんど茎が立たず地面をはうようにして成長する匍匐(ほふく)性のものと、茎が直立して草丈3mになるものなど多様で葉の模様も種類によって様々です。

 

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アグラオネマの育て方

日光・温度

アグラオネマは薄暗い場所でも育ちますが、適しているのは明るめの半日陰の場所です。強光の下に置いておくと葉色がくすみますので注意します。

秋から冬にかけてもガラス越しの光に時々あてることによって健康に育ちます。寒さには弱いので15℃を下回るようになってきたら室内のなるべく暖かい場所に移動します。

 

 

水やり

アグラオネマは高温多湿な環境を好みます。しかし観葉植物として鉢管理されているものは多湿を好むからと鉢中をいつも湿った状態にしていると根腐れを起こします。

また、置き場所にもよりますが室内で窓のない場所では乾燥しにくいこともあります。5月~9月の間は土が乾いたことを確認してからたっぷりと水をやります。目視より指で触って確かめると土が湿っているかどうかがわかります。

 

土への水やり以外に霧吹きなどでこまめに葉水を行い空気中の湿度を上げることも大切です。(葉水とは、葉から少し離して霧吹きで水を吹きかけ葉から水分を吸収させること。病気や害虫の予防にもなります)

気温が下がり15℃を下回るようになってきたら生育が鈍りますので水やりも控えて越冬します。暖房などで乾燥した室内でも葉水で湿度を上げることが有効です。

 

 

腐植質な土が適しています。赤玉土6・腐葉土(ピートモス)3に川砂1を配合して水はけよい土作りをします。市販の観葉植物用の土でも十分です。

 

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肥料

春から秋の生育期に緩効性肥料2ヶ月に1回施します。即効性の液肥を適宜与えてもよいでしょう。アグラオネマにとって肥料はチッ素不足によって葉色が悪くならないためにも必要です。

生育がストップしている冬期や、何らかの原因で弱っている株に肥料を与えるのは厳禁です。

 

 

植え替え・株分け

生育旺盛で鉢底から根が見えるとき、また冬の低温で根にダメージが出たときなど植え替えをします。適期はしっかりと気温が上がった5月中旬~7月頃です。鉢から根を抜き、古い土と根の1/3程度落とし上記の新しい土で一回り大きな鉢に植え付けます。

このとき密集した株は分けて植え付けることによって増やすことができます。根を手やハサミで切りわけて別々の鉢に植え付けます(株分け)。

 

増やし方(挿し木)

5月~7月、挿し木と言ってしっかり気温が上がったら茎から発根させて増やすことができます。混み合った葉を剪定して出た茎の先端部を10~15cm程度の長さに切って下葉を落とします。

葉を2~3枚つけた状態で小粒の赤玉土に挿します。しばらく半日陰の場所で霧吹きなどで水を与えながら発根するまで様子をみます。一ヶ月程度してしっかりと発根したら鉢上げと言って鉢土に植え付けます。

 

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アグラオネマの害虫・病気

軟腐病

梅雨時期~秋口まで、高温多湿な状態が続いたり、土の水はけが悪いときなどに発症する病気。

カビが原因による病気で、茎の傷口などから細菌に感染します。株の根元付近が腐敗してしまいますので 予防のためにも風通しのよい水はけの良い土で管理します。

 

カイガラムシ

葉や茎、幹について養分を吸汁して繁殖する、固い茶褐色の殻に覆われた虫です。蜜_状のべたべたした排泄物を出すため生育不良を起こすことがあります。成虫は見つけ次第取り除き、べたべたする場合は洗い流します。

 

ハダニ

高温時期に乾燥すると発生しやすく、葉裏に蜘蛛の巣のように細い糸を張ります。葉や茎の養分を吸汁し、その部分だけ葉色が退色します。日頃から葉水などで乾燥を防ぎ、発生したら水で洗いながします。

 

 

アグラオネマの種類

アグラオネマ・コムタータム

原生地:フィリピン マレーシア

草丈50~60cmにくらいになりアグラオネマの中では高さがあります。葉は長さ15cmくらいになり赤い実をつけることがあり、その実で繁殖させることもできます。

 

 

アグラオネマ・シルバーキング

30cm~40cmになる、アグラオネマの交配種で最も出回っている品種になります。銀白色の斑が鮮やかで美しくなめらかな質感です。

 

 

アグラオネマ・メタリカ

茎は直立性で小型、葉は厚く濃緑単色で金属的な光沢を持ちます。希少種でコレクターの間でも高値で取引されます。

 

 

アグラオネマ・ロタンドゥム

原生地:スマトラ北部

あまり大きくなりませんが、葉脈が赤く葉がピンクがかった色をしたエキゾチックな品種です。別名レッドアグラオネマと呼ばれます。

 

 

美しくアーティスティックな葉をもつアグラオネマは熱心な収集家も存在するほどです。特に男性に人気があり、男性へのプレゼントに選ばれることも多いです。自然が作りだす迷彩柄のような葉模様は不思議で、人の手で作り出せない色彩と模様に魅了されます。

アグラオネマはサトイモ科特有のシュウ酸カルシウムが含まれ、樹液に触れるとかぶれることもありますので小さなお子さんがいる場合は手のとどかない場所で管理しましょう。

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