グリーンネックレスの育て方|種類、植え替えは?

セネシオ属のつる性多肉植物の代表格であるグリーンネックレスをご紹介します。

 

多肉植物グリーンネックレスの特徴

キク科セネシオ属のグリーンネックレス(セネシオ・ロウリーアヌス)。グリーンネックレスは別名「ミドリノスズ」とも呼ばれグリーンピースに似た丸い葉が鈴なりに互生する多肉植物です。

つる性で下に向かって垂れるように成長し、数珠状に連なる丸い葉が可愛らしくネックレスのようにも見えます。グリーンネックレスはセネシオ属の多肉植物に分類されます。同じ仲間に三日月ネックレスが挙げられます。

 

セネシオ属はアフリカ南西部、マダガスカル、カナリア諸島に主に分布していて全世界では2000種以上あるとも言われています。一年草、多年草、低木、高木、多肉植物など自生地によって多種多様です。

中でも多肉植物はグリーンネックレスのようにつる性のものや塊根のもの、茎の太いものなどがあり、多肉質なものは葉や茎に水分を溜め込んでいて乾燥に強いです。葉は、三日月型や矢尻状、球状のものなどユニークな形が多く、交配によってその種類はさらに増えました。

グリーンネックレスは乾燥したアフリカの大地の地面を這うように自生していて、少雨なためその葉に効率よく水分を溜め込むことができるように進化したといわれています。原生地は南西アフリカ(アフリカサバナ気候区)です。

 

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販売価格

グリーンネックレスは7センチ程度のポット苗で500円前後で販売されています。茎の長さが長くなればなるほど、価格は上がる傾向にあります。ボリュームのあるものですとハンギング仕立てで3000円ほとで購入できます。

 

 

観葉植物グリーンネックレスの育て方

日光・温度

年間を通して柔らかい日差しのある場所に置きます。真夏の直射日光を避けて雨が直接当たらないベランダや窓際など風通しもよい場所が適しています。耐陰性もあるのですが長期間元気に育てるために日光は必要です。

比較的、耐寒性もあり5℃くらいまで耐えますが、3℃を下回ると枯れます。できれば秋、10℃を下回るようになってきたら室内で管理すると安心です。

 

 

水やり

グリーンネックレスを元気に育てていく上で一番大切なことは水やりの加減です。乾燥に強くそもそも丈夫な性質を持っていますが、土に植えられた状態で水をあげすぎると土に接している葉の部分が茶色く腐ってしまいます。

基本的に乾燥気味に管理します。水をあげるのは土が完全に乾いてから。土の中心部がいつまでも湿っている場合もありますので、持ち上げてみて重さで判断できると理想的です。

 

乾燥しすぎると葉に弾力がなくなりシワがよってくるのですが、そうなったとしてもすぐに枯れることはなくすぐにお水を与えれば復活します。春と秋は土がしっかりかわいたらたっぷり水を与えます。真夏は蒸れやすいので水を控えめにします。

秋から冬にかけて徐々に水やり回数をへらしていき、冬場は水を控えます。暖房などで室内が乾燥している場合は葉水などで空中湿度をあげます。土への水やりを控えることで耐寒性もアップします。

 

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市販の多肉植物用の土か配合する場合は赤玉土7・腐葉土2・川砂もしくはパーライト1(釣り鉢などで軽くしたいときはパーライトを使用)で水はけのよい土作りをします。

 

 

植え替え・植え付け

根元の葉がポロポロととれてくるとき、購入してから2年以上たつものや生育が旺盛なもの、鉢底から根が見えている時などが植え替えの目安です。弱っていたり茎の本数が少ないものは植え替える前に一度水のあげすぎや日照不足など環境の見直しをして様子をみます。

植え替える際はツルを軽く結んで鉢から取り出した根の下方の古い土を軽く取り除きます。大きくしたい場合は一回り大きな鉢に新しい土で植え付けます。植え付けた直後は1週間ほど水やりを控え、根付くまで半日陰の場所で管理します。植え替え、植え付けともに5月前後が適しています。

 

 

肥料

5~10月の成長期に月に一回程度薄めた液肥を与えます。

 

 

害虫

グリーンネックレスにつきやすい害虫はアブラムシがあげられます。風通しの悪い室内などで発生しやすく、またつねに土が湿った状態でもカビが生えることがあります。

風通しを確保して葉水などで予防することが大切です。ついてしまったときは水で優しく洗い流すか、アブラムシ用の薬剤を散布することも有効です。

 

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増やし方(挿し芽・水挿し)

グリーンネックレスは挿し芽で増やすことができます。成長期のはじめごろにあたる春に健康な茎を先端から10センチ~20センチ程度で切りそれを挿し穂とします。

浅めの容器に無菌性の土(赤玉土や川砂など)に挿し穂を寝かせ、玉の部分が土から出るように土をかぶせます。しばらくして発根したらその後2、3ヶ月で新芽がでます。しっかり発根させてから鉢に植え付けます。

 

また、水挿しでも発根させることができます。切りとった茎の下葉を数個とり、水にさしておくと数日後に発根します。そのままガラスのベースに入れて飾るとしばらくのあいだ水耕栽培として楽しめます。

しかしその発根した根を土に植えつけても水分の吸収方法が変わるため成功しないことがほとんどです。水挿しは剪定してたくさん茎が手に入った時などに行う、あくまでも鑑賞用としての方法です。

 

 

インテリアとしてのグリーンネックレス

グリーンネックレスは旺盛に育ったものは茎が長く球状の葉が無数に連なり真珠のネックレスのようでしっとりとした雰囲気を持っています。

温室などで温度と湿度管理をしっかりした空間で育てないとなかなかそこまでの長さに成長させるのは難しいのですが、店頭ですでにその長さで2000円~3000円くらいで売られているものもあります。

 

たいていはその垂れる葉の鑑賞目的で吊り鉢でハンギング仕立てになっているものがほとんどです。風通しを確保するために吊り下げ式が一番適していると言えます。

もしその垂れる数珠状の茎を芸術的に魅せたければ黒い鉢に植えることもおすすめです。グリーンの玉がさらに際立ち鮮明にうつります。丸い玉の葉をポップに見せることもできます。

 

カラフルな鉢に植えて横に並べても、ジャンクな空き缶に植えてもカッコよく植える鉢によってイメージもガラッと変わることからインテリアとしても万能な植物といえます。

グリーンネックレスを購入する際は葉と茎に張りがあり、丸い葉に弾力があるものを選ぶようにすることも大切です。

 

 

グリーンネックレスと似たセネシオ属の種類

どれも下に長く垂れていく性質からネックレスと呼ばれ、多肉質な葉に水分を含んでいます。

 

三日月ネックレス

出典:ハニーミント本店

三日月型のぷっくりとした葉が数珠状に連なるつる性多肉植物です。グリーンネックレスより茎に硬さがあり性質も強いです。

 

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ピーチネックレス

出典:アリスガーデン

グリーンネックレスよりも玉が大きく性質も強い品種です。

 

 

ドルフィンネックレス

出典:Botanique(ボタニーク)

グリーンネックレスと七宝樹を交配した品種です。ネックレスのなかでは比較的長さが短く、葉茎が外に向かってイルカが跳ねるように曲線を描く形が特徴的です。

 

 

まとめ

グリーンネックレスはその可愛らしくも上品でしっとりと下に垂れる姿はなんとも素敵です。

日本の高温多湿な風土はグリーンネックレスにとって過酷な環境といえますが、育てる人がグリーンネックレスの性質をわかった上で水をあげすぎないことなど、少し気をつけるだけで環境に順応してその生命力を発揮してくれます。ポット苗も安価で購入できるので元気な苗をみつけたら買いですね。丸い玉をつけて成長する不思議な植物を観察しながら育ててみてはいかがでしょうか。