パキラの育て方|水やり、植え替え、増やし方は?

観葉植物が流行しはじめの頃から、手のひらを広げたような美しい葉、力強い太い幹、室内でも丈夫に育つことが人気を呼び、店舗開店のお祝いや新築祝いなどで贈り物に選ばれることも多いパキラ。

育てやすさばかりがひとり歩きをして流通量が増え、店舗の片隅で葉が落ち放置されている姿もみかけます。丈夫でぐんぐん生育する旺盛なパキラ。そんな元気なパキラの育てかたをご紹介したいと思います。

 

観葉植物パキラの特徴

まず、丈夫に元気に育てるために原産地を知ることが大切です。パキラはメキシコから中米(アメリカ熱帯雨林気候区)に自生しているパキラ属パンヤ科。

観葉としておもに栽培されるのはアクアティカとグラブラで、高さ5〜10メートルにもなる高い木です。現地ではネム状の花も咲き、実もつきます。実はカイエンナットと呼ばれ、以前は食用にもされていました。

その幼木が観葉植物として流通します。

 

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観葉植物パキラの育て方

水やり

4月〜9月には土の状態をチェックして乾いていたら鉢底から水がしみ出すくらいたっぶりとあげます。この時期に注意することは真夏の高温時の土の蒸れです。

この時具合が悪いようでしたら、大半水の与えすぎによる根腐れであることが多いです。風通しが良い場所に置きましょう。10月頃、肌寒くなってきたころから水やりを控えめにします。

 

表面の土が乾いていても土の奥に水分をふくんでいますので、表面の土が乾いて少し置いてから水をあげます。

室内が乾燥しているときは葉水をするなどして空中湿度をあげ、土は乾燥気味に管理した方が調子がいいようです(葉水とは、葉から少し離して霧吹きで水を吹きかけ葉から水分を吸収させること。病気や害虫の予防にもなります)。

 

 

日光・温度

パキラは比較的、耐陰性はありますがそれでも半日陰、日当たりのよい場所が最適です。日が当たらずに光合成がうまくいかないと軟弱な株になったり生育不良を起こしますので、明るい窓辺などに置くとよいです。

真夏の直射日光は葉焼けの原因にもなりますので避けましょう。室内は最低でも5〜7℃以上を保つようにしましょう。比較的寒さに弱いので寒気にあてないことがポイントです。

 

葉が部分的に黒や茶色に変色する時は寒さが原因です。できるだけ早く暖かい場所に移動しましょう。高温多湿な地域の植物なので寒さに弱いのですが、そこは丈夫なパキラの呼び名通り順応力があります。

水やりを控えめにすることで耐寒性も増しますし、仮に葉が落ちてしまったとしても春の生育期にはぐんぐん新芽を出します。

 

 

土は市販の観葉植物用の培養土で十分です。マグネシウムが配合されていると葉色が良くなります。もしくは腐葉土に赤玉をまぜて水はけをよくします。

 

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植え替え

下葉の調子が悪い、新芽に張りがないようでしたら根に原因があることが多いです。まず根づまりを疑ってください。

鉢底から根が出ている状態ですと、水はけも悪くなり根に酸素が行き渡らなくなります。すぐに枯れる原因にはなりませんが 時期をみて植え替えましょう。

 

植え替えに適した時期は5〜7月の生育期がベストです。鉢から取り出した根の下方1/3を土と一緒に落とし根づまりしている根を軽くほぐし、ひとまわり大きな鉢に入れ、新しい培養土で空気を含ませるようにして棒で刺しながら植え付けます。

植え替えてすぐは肥料やけをおこしますので 根付くまで肥料はひかえます。

 

 

肥料

多肥をさけ、春に一回、緩効性の化成肥料を置き足します。液肥を足す場合は9月までの間、1〜2ヶ月に一回薄めて与えます。

 

 

増やし方

実生、挿木で増やすことができます。種子を植え付けて発芽させることもできますが 日本の気候下でパキラを開花、結実させることは難しいので、挿木で増やすと良いでしょう(挿木とは植物から切り取った茎や枝を土に挿し 発根させて大きくする繁殖方法です)。

生命力が旺盛なパキラは簡単に挿木で増やすことができます。しかしタイミングがポイントでその後の生育も考えて生育期にあたる春、それも初め頃が適しています(植え替えも挿木も夏までに行うといったイメージです)。

 

挿木に使うのは葉のついた元気な枝をえらび、10センチ程度切り取ります。葉がついていないと光合成を行って養分を取り込むことができません。

切り取った枝を土に挿し、水をたっぷり与えます。その後10日〜2週間で発根します。それまでの水やりはあげ過ぎに注意をして、土が乾いたら与えます。→乾くとゆうことは水分を吸収したサイン

幹のぐらつきがなくなり、新芽がでてくるようでしたら挿木成功。その後の管理は上であげたとおりです。挿木に成功するととても嬉しいですね。新芽を大切に育ててみてください。

 

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剪定

生命力旺盛で葉を次々出すようなパキラは時に枝の伸びすぎたバランスの悪い姿になってしまうことがあります。そんな時は剪定をして形を整えましょう。

発育のための剪定に一番適した時期は5〜6月です。成長期に枝を切れば切った脇からまた新芽が出ます。バランスを整えるための剪定は寒い時期以外は基本的にいつでも大丈夫です。

 

成長点とゆう節があるのですが、それが見つかるとそこから新芽が出るので成長点を意識して伸ばしていきたい方向を考えて剪定します。

しかし仮に成長点を切り落としても時間はかかりますがすぐ下から脇芽がでてきますので、あまり慎重になりすぎなくても大丈夫です。

 

 

病害虫

パキラは比較的害虫がつきにくい植物ではありますが一番付きやすい害虫はハダニです。ハダニが発生すると白い斑点状に葉の色が薄くなり光合成ができなくなり弱ってしまいます。

発生数がすくないうちでしたら水で洗い流すなどで、広範囲広がっているようでしたら殺ダニ効果のある薬剤を散布します。

カイガラムシも一度つくと繰り返し発生し、樹液を吸うので少ないうちにふきとります。日頃から葉水を与え 風通しをよくすることが一番の予防になります。

 

 

ハイドロカルチャー(水耕栽培)

パキラは水耕栽培ができます。こまめに替えた水に挿しておくだけでも根がでてくるのですが、その後長期にわたって維持していくための方法があります。

ハイドロ用に売られているハイドロボールに、水につけておいて発根した枝、もしくは水耕栽培用に売られた苗を植えます。ガラスなど透明の容器ですと中の水位が見えてお水をあげるタイミングがわかりやすいこと。

 

土による雑菌がなく虫の付着もないので衛生的で好みの鉢やコップ、グラスなどに入れて楽しめるためインテリア性が高いことが魅力です。

ただ、土に植えたときのような旺盛な発育はむずかしいようですので あくまでも鑑賞用、オフィスのデスク上にグリーンが欲しいといったときに適している栽培方法です。

 

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まとめ

パキラにしてもその他の植物にしても、枯らさないためには適切な環境に置いてあげること。原産地の気候を知った上で日本の四季や置き場所になじむように少し気をつけてみてまず一年。冬を越して、一年クリアできるとコツがつかめてきます。

植物は生き抜くため、子孫をのこすために環境に順応しようとする働きがあります。声を出さなくても、いろいろなサインを出しています。それに気づくために日頃からよく観察することが大切です。

 

植物と一緒に暮らす中で 青々とした葉を茂らせ 新芽を出し成長する姿を見せてくれること、それは人間にとっても住み心地が良い環境であり 癒される空間だといえます。

そんな植物のなかでも 育てやすいパキラ。いちど 明るいお部屋の窓辺で育ててみてはいかがですか?