ポリシャスの育て方|種類、病気、害虫は?

ポリシャスの枯れない元気な育て方、特徴、種類、病気や害虫について紹介します。

 

観葉植物ポリシャスの特徴

出典:フラワーコーポレーション

ウコギ科ポリシャス属(タイワンモミジ)のポリシャスは熱帯アジアからポリネシアにかけて約80種あり、常緑の小高木または低木で、多くはトゲのないなめらかな幹に芳香があります。

一般的にポリシャスという名で観葉植物として出回るのは「ポリシャス・フルチコーサ」で別名タイワンモミジとも呼ばれます。葉は細く切り込みが入り、鳥の羽状のようにも見えて清涼感があります。

「ポリシャス・バルフォウリアナ」は同じポリシャスで管理も同じですが、フルチコーサと葉の形状が大きく異なり直立した幹に大きめの丸い葉をつける品種になります。あまり店頭で見かけることは少ないのですが、どちらもインテリア性が高く、存在感があります。

 

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ポリシャスの種類

 

ポリシャス・バルフォーリアナ

原生地:ニューカレドニア

自生地では8mほどの大きさにもなりますが、観葉植物として出回るものは大きくても2mほどです。

葉は肉厚で丸く大きいのでカップリーフとも呼ばれ、自生地域では小皿代わりに使われることもあります。

 

ポリシャス・マルギナータ

出典:アジアンファーム

バルフォウリアナの白い斑入りの品種です。こちらは小型種で葉も小さく、人の膝高くらいのものが多く出回ります。葉は明るめのグリーンで清潔感があり、可愛らしい印象です。

 

ポリシャス・コンパクタ

ポリシャスの矮性の園芸品種になります。細く、くねくねと曲がる幹の頂部に細い葉が叢生しています。

 

ポリシャス・フルチコーサ(タイワンモミジ)

出典:Green Box (グリーンボックス)

原生地:インド、東南アジア、ポリネシア

ポリシャスとして出回る代表的な品種です。細く切り込みが入り、鳥の羽状のようにも見える葉が茂ります。

 

ポリシャス・フィリシフォリア

原生地:太平洋諸島

自生地では樹高2~2.5mに達します。葉は全体的に20cm程度に長く、10cm以内の子葉がつき鳥の尾羽にも見えます。

 

ポリシャス・ギルフォレイ

原生地:太平洋諸島

白い斑入りの、観葉植物としてもよく出回る品種です。

 

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観葉植物ポリシャスの育て方

出典:フラワーコーポレーション

日光・置く場所・温度

直射日光には弱いので真夏は遮光して、年間をとおして日当たりの良い明るい場所におきます。春と秋頃、20度台の気候であれば屋外で管理した方が生育不良を起こさずに元気に育てることができます。

熱帯地域の植物ですので暑さに強いですが寒さに弱いので、気温が下がる10月頃には室内に移動します。冬はなるべく室内の暖かく日当たりの良い場所で管理します。仮に寒さで葉が落ちてしまっても春、気温が上がると新芽がでますので心配はありません。

 

 

水やり

年間を通して鉢土が乾いたら水をやります。秋から冬にかけて気温が下がると生育もにぶりますので水やりの回数も控えめにします。

年間をとおして葉水をあげるとよいです。(葉水とは、葉から少し離して霧吹きで水を吹きかけ葉から水分を吸収させること。病気や害虫の予防にもなります)

 

 

市販の観葉植物用の土か、配合する場合は赤玉土6・腐葉土4程度混ぜ合わせてもよいでしょう。

 

 

肥料

5~9月頃に薄めた液を適宜与えるか緩効性固形肥料を株元に置き肥してもよいです。気温が下がり生育がストップしているときや、生育不良時の施肥は厳禁です。

 

 

植え替え・植え付け

植え付け、植え替えともにしっかり気温が上がった4~5月が適しています。暑さが和らいだ9月頃もいいのですが、寒い時期に向かっていくので根の成長のためには春先がよいでしょう。

鉢底から根が見えていたり、水やりをした後なかなか土が乾かない時などは根詰まりを起こしている可能性があり、植え替えのタイミングになります。古い根を1/3程度取り除き、新しい土でひとまわり大きな鉢に植え替えます。植えつけたあとはすぐにたっぷりと水をやります。

 

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増やし方(挿し木)

ポリシャスは挿し木で増やすことができます。5月~6月頃、剪定で落とした枝を葉が数枚ついた状態で切り取り、挿し穂とします。

赤玉土などを敷き詰めた容器に挿し、しばらく水を切らさないように半日陰の場所で管理します。しっかりと発根したら鉢に植え付けます。(鉢上げ)

 

 

ポリシャスの水耕栽培(ハイドロカルチャー)

ポリシャスは切った枝を水につけておくだけでも発根しますが、より清潔に水を維持しながら長期間水耕栽培を楽しむ方法としておすすめなのがハイドロカルチャーです。

無数の気孔があるハイドロボールをガラスベースなどに敷き詰め、ポリシャスの枝を挿します。ハイドロカルチャー用に売られている、すでに発根した水耕栽培用の苗を使用してもよいです。

ガラスのベースなどに植えることによって中の水位が見やすく、土も使わないことから卓上などに置くことができポリシャスを生き生きと爽やかに飾ることができます。

 

 

インテリアとしてのポリシャス

ポリシャスは比較的、葉色が明るく葉姿が爽やかですので白を基調とした部屋にはよく映えます。

空間がなんだか寂しいなとゆう時にポリシャスをひと鉢置くと、小さいながらも抜群の存在感を発揮してくれます。清潔感もありますので、明るい窓のあるバスルームやトイレにもとてもおすすめです。

 

 

葉が別の植物のようになってしまった

一般にウコギ科の植物に多く見られます。伸びすぎた枝は頻繁に切り戻し、常に新芽が伸びているようにしておきます。

 

 

葉色が悪く、ポロポロと葉が落ちる

日光のあたらない暗い場所に長期間置くと、光線不足で葉色が悪くなります。たっぷりと日光にあててください。

寒さに弱いので秋口から葉が落ちることもありますが、仮に葉がなくなっても幹は生きていますので水やりを忘れずに寒さにあてないように冬を越しましょう。春になると新芽がでます。

 

 

ポリシャスにつきやすい病気・害虫

出典:たぬまん

カイガラムシ

年間を通して発生しますので、見つけたら早めに取り除きます。白い綿状のものはコナカイガラムシです。カイガラムシは昆虫の仲間で体長1、2mmで植物の樹液を吸って生きています。

カイガラムシ自体が植物を弱らせる原因にはなりませんが、その排泄物が蜜状にベタベタします。葉や茎についた蜜滴がスス病など病気の原因にもなりますので数が少ないうちにこすり落とし、ベタベタしていたら水拭きします。

 

 

ハダニ

気温が高く乾燥した状態で発生しやすく、葉の裏に発生にて葉の栄養を吸って生きています。

放っておくと葉の色が悪くなったり弱ってしまうことがあります。ハダニは水に弱い特性があるので葉水などで予防できます。ついてしまったらシャワーなどで洗い流します。

 

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まとめ

温室のような20~25度を維持できる環境下であれば花も咲かせます。

なかなか家庭でそのような環境を作ることは難しいので極端な温度変化のないように管理することがポイントになります。さりげなく、しかし南国の植物ならではの明るさでパッとその空間に爽やかな風を吹かせてくれるポリシャス、温度に気をつけて育ててみてはいかがでしょうか。