シダ系観葉植物の種類一覧、特徴、写真は?

世界には、約1万種もあるといわれているシダ植物。日本にも大昔から姿を変えることなく生き続け、観賞用としても多く栽培されてきました。葉っぱのボリューム感やその葉色でインテリアを優しくいい雰囲気に演出してくれるシダ植物の特徴や種類について紹介します。

 

シダ系観葉植物の特徴

シダ植物の最大の特徴といえば、花や種を付けないということと、種ではなく『胞子』で繁殖するという繁殖方法でしょう。実は『シダ植物』というのは、胞子によって繁殖する植物の総称で、その中には、色々な種属の植物が含まれています。

有名なシダ植物で言えば、観葉植物としての人気も高い「アジアンタム」や、山菜として料理で目にする「ワラビ」や「ゼンマイ」なども、シダ植物の仲間です。

自生するシダ植物の中には、大きく生長する物もありますが、観葉植物として流通しているものの多くは、テーブルサイズだったり、大きくても1m程度のものが一般的です。

 

スポンサーリンク

 

シダ系観葉植物の種類

ここからは、インテリアにオススメのシダ植物を種属別に紹介します。

 

シノブ科

ツディ

出典:葉っぱのブログ

このツディは、シノブ科のタマシダ(ネフロレピス)属に属しています。「ツデーシダ」や属の名前である「タマシダ、ネフロレピス」などと呼ばれることもあります。

高さ30cmほどで葉っぱが波打つように茂るのが特徴で、葉っぱの色も鮮やかなため、若々しくスッキリした印象を与えてくれます。ツディの葉っぱは、カラカラになって茶色くなるため、ツディを知る人の中には弱い植物と感じる人もいますが、その原因の多くは水不足です。

ツディは、生長期である春から秋にかけて、他の植物より水分をよく欲しがります。そのためその時期は、毎日葉水をしたり、水切れしないように土が乾いたら、たっぷり水を与えないと、葉っぱが茶色く枯れたようになってしまうのです。

 

 

タマシダ

出典:ぶうたらママは花が好き

ツディ同様タマシダ属に属するタマシダは、日本にも自生していて、本州の南端や四国、九州や沖縄など温暖な地域に分布しています。

4億年前から生きていたと言われる最古の植物です。茎は短く直立で、多くの葉っぱを付けます。葉っぱは、太い葉脈にそって羽状に広がり、縦に伸びていきます。そのため、高さが出るのがこのタマシダの特徴の1つです。

 

スポンサーリンク

 

タマシダ‘ダッフィー

出典:かねだい八千代店のブログnew!

ダッフィと言えば、ディズニーキャラクターの中の可愛らしいもこもこのクマを思い出しますが、こちらのダッフィーも、負けず劣らず可愛らしいイメージを与えてくれるシダ植物です。

タマシダ属の多くは、葉先が尖った葉っぱ(羽片)の形をしていますが、このダッフィーは丸く短いのが特徴です。また、葉身は細長く、葉柄や葉軸が時々二股に分かれ、さらに先端も二股に分かれることがあります。

 

 

トキワシノブ

出典:盆栽妙

同じシノブ科でも、こちらはシノブ属に属するシダ植物です。トキワシノブの特徴は、年を増すごとに根茎が渦を巻き、まるで蛇がとぐろを巻いたような形に見えるところです。

トキワシノブのもう一つの特徴は、着生植物であることでしょう。着生植物というのは、他の植物に着生して生きる植物のことです。ただ、観葉植物として育てる場合、水分の多い土や苔を使用することで鉢植えとして、育てることも出来ます。

しかし、生長するにつれ、鉢を包み込むように丸く育つことが多いです。このときに、鉢の上に石などを置くと、面白い仕立て方ができますよ。

 

 

イノモトソウ科

プリテス(イノモトソウ)

出典:【interiorplants】

世界に250種の品種が分布していて、日本にも「オオバノイノモトソウ」などが自生しています。中でも、葉っぱの美しい品種が観葉植物として流通しており、羽片の主脈に白い大きな斑が入ったアルボリネアタやホコシダ、クリスタタといった品種があります。

葉っぱは、細長く小ぶりの葉っぱが茂りますが、縦には大きく伸びないため、ハンギングプランターでの栽培にもぴったりです。

 

スポンサーリンク

 

プテリストリカラー

出典:緑の風yamashoku

上で挙げたプリテスの仲間ですが、こちらは、新芽の頃には葉色が赤紫で、生長とともに緑色に変わるというトリカラーが特徴で、生長後は、中央にある葉脈の部分に新芽の頃の紫色が残り、緑と紫のコントラストがうつうしい品種です。

 

 

ハートファン

出典:素顔で素敵に

同じイノモトソウ科でも、上の2つとは違い、ヘミオニティス属に属するハートファンの最大の特徴は、葉っぱの形で、名前からも察することが出来る通り、葉っぱがハート型をしています。

葉っぱの長さは5cmから大きくても10cmほどで、株元はハートの形をした葉っぱが密集していて、とてもかわいらしいです。ただ、水が切れると、葉っぱの端から丸まってしまい、せっかくのハート型が台無しになってしまうので、水切れには要注意です。

 

 

ワラビ科

アジアンタム

出典:球根,苗の通販ならサカタのタネっと

観葉植物としても人気のアジアンタムも、シダ植物の仲間です。黒い茎に薄くて小さな葉っぱを付けて広がる姿は涼しげで、どこか可愛らしい印象を与えます。

 

 

クジャクシダ

出典:植物工房 四季館だより

学名を「アジアンタム・ペダツム」というクジャクシダは、実はアジアンタムの品種の1つに分類されるのですが、日本にも自生していることから、和名である「クジャクシダ」と呼ばれることが多いです。

長く伸びだ葉軸から上へと広がる羽片(葉)が、孔雀が羽を広げたようにみえることから、この名前がついたと言われています。

 

 

チャセンシダ科

アスプレニウム

出典:宙花sorahana

700品種もあるアスプレニウムは、日本にも「シマワタリ、シマオオワタリ」など30種類ほどの品種が分布しています。

アビスという品種は、広い葉が柔らかくうねり、プリカツムは、細長く肉厚な葉が縦に伸び、全体がひだ状に波打っています。その中でも、エメラルドウェーブは人気で、その名の通り、うねった葉っぱが特徴です。

 

 

オオタニワタリ

出典:ガーデントロピカ

シダ系の植物によく見られる獅子葉というギザギザのある葉っぱではなく、切れ目がない幅広の1枚の葉っぱを四方にそれぞれ広げるのが特徴です。

幅広で軟らかな葉っぱであるために、見た目はシダのイメージと異なりますが、れっきとしたシダ植物の仲間です。ただ、鉢植えにされたものでも、葉っぱが幅広で生長とともに大きく伸びるため、中鉢が一般的です。

 

 

リュウビンタイ科

リュウビンタイ

出典:*tree tree*

大きな鉢で育てると、葉っぱの長さが1m以上にも育つリュウビンタイは、株元からゼンマイの様な新芽を出します。

新芽は、太陽に向かって葉を広げます。生長がとてもユックリなリュウビンタイは、他のシダ植物のように次々と葉っぱが伸びて茂ることはなく、古くなって葉っぱが落ちると、その痕が黒褐色の塊状になります。その後そこから、新しい葉っぱが数枚出てきます。

 

 

ヘゴ科

ヘゴ

出典:沖縄直売屋良沖縄盆栽園

根茎が立ち上がる木性のヘゴは、鳥の羽のような形をした葉っぱが、幹の先端に集中的に生えるため、原始的な印象を与える姿をしており、その魅力的な姿が観葉植物としての人気を高めています。

熱帯地方から亜熱帯地方に自生しており、日本では鹿児島の限られた地域や沖縄で自生しています。ヘゴは乱獲により自生数が減少して、ワシントン条約によって現在保護されています。そのため、現在は市場にあまり出回ることのなく、希少な植物となっています。

 

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたか?太古から変わらぬ姿で生きているシダ植物。特に観葉植物として改良されたミニサイズのシダは、初心者にも育てやすい植物です。好みのシダ植物を探して、癒やしのインテリアとしてお部屋に飾ってみて下さいね。