ヤシの木の種類|観葉植物で育てられる品種は?

ヤシの木といえば、海辺に大きくそびえ立つ南国ムード満載の木をイメージしますが、実は観葉植物として栽培されることも多く、その品種も沢山あります。観葉植物としてオススメの品種と育て方について紹介します。

 

ヤシの木の種類

 

アレカヤシ

出典:フラワーコーポレーション

ヤシ科の中でも、インテリアプランツとして最もポピュラーな品種で、ホテルやオフィスなどでもよく見かけると思います。

株元から何本かの茎が伸び、細長い葉っぱは羽を広げたような形をしており、横に大きく広がって育ちます。本来は、樹高が10m近くになり、生長も旺盛であるため、インテリアプランツとして購入する際は、小さな鉢から育てることをオススメします。

 

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ココヤシ

皆さんが思い描く『ヤシの木』が、ココナッツの実を付けるこの品種です。自生地では、樹高が30m前後までまっすぐ上に伸び、幹は、電信柱のように太くなります。観葉植物として市場に出ている多くのものは、ヤシの実がまだ土に残り、その実から幹が出ている70~100cmほどの幼木です。

ヤシの木の葉っぱといえば、鳥の羽のような形をしていますが、観葉植物で見かけるココヤシは、羽のようには広がっておらず、土の上にある、ヤシの実の存在のほうが大きいかもしれません。

 

 

テーブルヤシ

机の上に置けるくらい小型の観葉植物で、扱いやすい上に丈夫で、育てやすい品種です。笹のように細長い葉っぱをいくつも付けますが、枝を横に生やすことはしません。大きくなると、2~3mにまでなりますが、生長が遅く、種から育てた30~40cmほどの小さな鉢植えが、一般では流通しています。

草丈が50~60cmまで生長すると、春には粒のような小さくて黄色い花を付けます。ただし、テーブルヤシには、雄株と雌株があるので、その両方が近くにないと、種をつけることはありません。

 

 

シュロチク(棕櫚竹)

出典:大きな観葉植物専門店ガーデントロピカ

草丈が1~5mほどまで生長するシュロチクは、見た目が竹に似ていますが、ヤシ科の仲間で、一年中緑の葉っぱを茂らせる常緑樹です。和室にも洋室にも合うシュロチクなので、料亭やレストランなどのインテリアプランツとしてよく飾られています。

原産地は中国南部で、日本の気候に合うため育てやすく人気があります。細長くて美しい緑色の葉っぱを生やすことから、『緑の宝石』という別名もあります。シュロチクは、比較的成長スピードが遅いため、室内での栽培が簡単です。

 

 

ナツメヤシ

ドライフルーツとしても売られている「デーツ」と呼ばれる実をつけます。樹齢が長く、ゆっくり生長する特徴があります。聖書に出てくる『生命の樹』のモデルとも言われています。

大きいものになると、30m近くまで生長し、羽状の葉っぱも5mくらいまで大きくなります。大人の木になると、劣悪な環境でも耐えるので、日本の関東以南の地域であれば、地植えで放任しても育つほど丈夫です。

 

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フェニクス・ロベリニー(シンノウヤシ)

耐寒性が高く、気温が0度になるまで耐えられることが特徴です。細い葉っぱが美しく、アレカヤシのようなタイプのヤシの木よりも、南国ムードが漂います。

フェニクス・ロベリニーは、ヤシ科の中でも、観葉植物としての人気が高く、流通量も多いです。鉢植えとしてだけでなく、切り花としても市場に出ています。生長しても、幹の太さはそれほど変わらないため、重みに耐えきれず、地面をはうように伸びていきます。

 

 

ココスヤシ

一般的な園芸店やホームセンターには、あまり流通していないココスヤシですが、耐寒性や耐陰性があり、さらに害虫もあまりつかないので、他のヤシの木よりも育てやすい品種です。

葉っぱは、鳥の羽のような形をで、青みがかった葉色をしています。時期がくると仏炎苞(ぶつえんほう)型の花を咲かせ、その後実をつけます。

地植えすると、大きく生長してしまいますが、鉢植えで育てると、それほど大きくはなら何ので、室内で育てる観葉植物としてはオススメのヤシの木の1つです。

 

 

トックリヤシ

トックリヤシの特徴は、なんといても幹の下の部分が徳利のように膨らんだその見た目でしょう。その可愛らしい姿から人気が高く、通販などでよく出回っていますが、それらで販売されている種から育てた場合、独特の愛らしい形にするまでに時間がかかります。

 

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ウチワヤシ

うちわのように、大きく丸い葉っぱが特徴のウチワヤシ。日本ではそれほど見かけませんが、ヨーロッパ等で人気のヤシの木です。耐陰性に優れているため、室内で育てる観葉植物としては、最適なのですが、日本での流通量がとても少なく、レアな品種となっています。

 

 

クイーンパーム

女王ヤシという名のこのヤシの木。クイーンパームの葉っぱは、羽のような形の葉っぱが、アーチ状に下に向いて垂れとても美しく優雅な姿で、まさしくヤシの木の中のクイーンといった感じです。時期がくると、黄色い花を付けますが、一つの株で、雄と雌の別々の花をつけます。

 

 

ヤシの木の枯れない育て方

南国イメージの強いヤシの木が、冬のある日本で育てるのは、大変な感じがしますが、観葉植物として、結構育てられています。ここからは、観葉植物としてのヤシの木の育て方について紹介していきます。

 

 

置く場所

観葉植物としてヤシの木を育てる時に、いちばん大切になってくるのは、やはり、日の光に当てて育てるということです。観葉植物の多くは、室内で管理されるでしょうから、その場合は、日当たりの良い窓際などにおいて育てるといいでしょう。

明るい日陰でも育てることが出来ますが、ずっとそのような場所で育てると、弱々しい株になるため、十分に日光浴をさせてあげて下さい。ヤシの木は、寒さに弱い品種が多いので、冬場に発生する霜に当たると枯れてしまうことがあります。最低でも12~15℃の室温が必要となります。

そのため、最低気温が15℃を下回る時期には、窓際において管理していたヤシの木を窓辺から離して室内よりにしたり、鉢を移動して暖かい別の場所に置いて管理したりして、冬場の冷たい空気に触れないようにしましょう。

 

 

水やり

ヤシの木には、生長期と休眠期があり、生長期には、水をどんどん吸ってぐんぐんと生長しますが、休眠期になると、生長がゆっくりになるか止まるかするので、水はほとんど必要なくなります。

ヤシの木の生長期は、春から秋にかけてで、この頃水不足になると、ヤシの木は枯れてしまいます。生長期には、鉢の土の表面が乾いてきたら、鉢底から水が垂れ出てくるくらいたっぷりと水を与えましょう。

 

気温が15℃を下回り、冬に近づくにつれ水やりの間隔を空け、乾燥気味に育てます。ただし、常に15℃を上回るような暖かい場所で管理している場合は、生長記ほどまで頻繁でなくても、多少水やりの間隔を狭めてもいいかもしれません。

また、通常の水やりの他に、季節を問わず年間を通して「葉水」をするようにしましょう。葉水というのは、霧吹きなどで、葉っぱに水を吹きかける作業のことをいいます。葉水をする事で、葉っぱの色つやが良くなり、葉に寄生する害虫の予防ににもなります。

 

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まとめ

ヤシの木は、多くの品種がありますが、どれも常緑樹で部屋にあるだけで、南国ムードが漂います。なかには、ウチワヤシのようにあまり市場に出回らないレアな品種もありますが、テーブルヤシのように100円均一のようなお店で、手軽に買える品種もあります。

自分好みのヤシの木を見つけて、南国ムードあふれるお部屋を演出してみてはいかがでしょうか?