ユッカ・エレファンティペス(青年の樹)の育て方

人気観葉植物ユッカ・エレファンティペス(青年の樹)の育て方、種類、特徴について紹介します。

 

観葉植物ユッカ・エレファンティペス(青年の樹)の特徴

リュウゼツラン科ユッカ属ユッカの仲間は北アメリカから中央、南アメリカにかけて60種ほどが分布しています。茎のないものと、葉の落ちた茎が気質化して上へ伸びていくタイプのものとあります。

今回ご紹介するのは茎が気質化して上にのびていく、ユッカ・エレファンティペス通称「青年の樹」です。濃いめのグリーンの葉が放射状に生え、剣のようにシャープで厚みがあります。力強く盛んに葉を出す姿は成長期の青年のようです。

 

横幅もとらないことから室内置きでも場所を選ばず、乾燥にも強いので水やりの手間も少なく、育てやすいことから観葉植物として広く出回るようになりました。原生地はメキシコ南東部(アメリカサバナ気候区)です。

自生地では乾燥して寒暖の差がはげしい場所にもかかわらず樹木状に高さ10mにもなり枝を出します。エレファンティペスとは象の足とゆう意味で、成木になると幹の基部が肥大して1mほどにも太くなるためにそう呼ばれました。

 

観葉植物として鉢に植わっているものは樹高は高くても10号鉢で2mほどですが、日本でも温暖な地域であれば屋外で地植えすることも可能で、環境に順応すると3m以上になることもあります。

ただ、日本の梅雨時期のような高温多湿な環境はユッカにとって過酷でそこまでにはなかなか至らないことが多いです。今回は鉢植えの観葉植物としてのユッカエレファンティペスの育てかたをご紹介します。

 

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観葉植物ユッカ・エレファンティペス(青年の樹)の育て方

日光・温度・置く場所

日陰でも維持できますが、丈夫な力強い株に育てるにはできるだけ日光に当てることが大切です。5~9月は屋外にだして日光浴をさせるとよいでしょう。秋以降は室内に取り込み、窓際などできるだけ日当たりのよい場所に置きましょう。

暑さに強く、比較的耐寒性もあるのですが、越冬温度は3~8度を目安に冬でも10度以上を保てる場所がベストです。

 

 

水やり

5月から9月は鉢土がしっかり乾いたらたっぷりと水を与えます。ユッカは多湿を嫌い、乾燥を好みます。年間をとおして乾燥気味に、真夏は蒸れやすいことから水を控えめにします。

秋からすこしづつ水やりの回数を控えていき、乾燥気味に管理します。冬は発育が止まる休眠期になるので土が乾いてから間をあけてお水を与える程度で管理します。水を控えることで耐寒性もアップします。

 

 

水はけのよい土であればとくに選びませんが市販の観葉植物用の土か、配合する場合は赤玉土7・腐葉土3の割合で混ぜます。

 

 

肥料

出典:tree tree

肥料は生育期の5~9月に1ヶ月に1回程度、ゆっくり効くタイプの固形の化成肥料を株元に置きます。

 

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植え付け・植え替え

生育が旺盛なので根回りも早いです。鉢底をみて_根がつまっているようでしたら植え替えの目安です。また、土が古くなると排水性も悪くなるため2年に一回程度は植え替えることをおすすめします。

鉢からぬいた_株は1/3程度根を取り除き、一回りおおきな鉢に、新しい土で空気を含ませるように棒で刺しながら植え付けます。植え替え、植え付けともに春と秋の過ごしやすい時期が適しています。

 

 

剪定

ユッカは勢いよく伸びていくため、ときに形が乱れたり高くなりすぎたりします。また、真夏や真冬のダメージをうけて葉が落ちて見栄えが悪くなってしまったときは仕立て直しをしましょう。

ユッカは切り落とした幹のすぐ下から脇芽を出して成長します。葉を展開したい場所やバランスをみて思い切って_茎をバッサリ切り落とします。5月~9月の成長期に新芽が吹きますので、剪定は春先に行います。

幹に張りがなくスカスカしている場合は栄養を取り込めなくなっていますのでそこから新芽が吹く可能性は低いです。スカスカの幹も切り落とします。切った断面から細菌が侵入するのを防ぐため、断面保護剤(トッブジンペーストなど)を塗布しておくと安心です。

 

 

増やし方

挿し木と幹挿し(茎挿し)で増やすことができます。挿し木は、5月ごろ、ユッカの脇芽を葉のついた状態で切り取り、下葉を5~10センチ程度取り除き数時間切り口を乾燥させます。

その後、赤玉土やバーミキュライトなどに挿したっぷりと水をやります。水を切らさないように半日陰の場所で管理すると、うまくいけば1ヶ月ほどで発根します。

発根した株は鉢上げといって根から養分を吸収させるために培養土に移しかえますが、その際一気に大きな鉢に植えず、株のバランスにあった鉢に植えて年々、成長に合わせて鉢を大きくしていきましょう。

 

幹挿し(茎挿し)

幹挿し(茎挿し)はユッカの再生能力を垣間みることができるユッカ特有の増やし方です。剪定の際に切り落とした、張りのある元気な_幹を長さ8センチ程度にカットします。

そのままバーミキュライトや赤玉土にさして幹の断面上部に保護剤を塗っておきます。あとの管理方法は挿し木と同じですが発根して芽がでるまでに少し時間がかかるかもしれません。

しかし日照不足などで葉色があせたり落ちてしまった株でも幹さえ元気であればまた再生させることが可能です。成長段階で茎が木質化していくユッカならではの再生方法です。

 

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インテリアとしてのユッカ・エレファンティペス

あらあらしい幹から濃い緑色の刀型の葉が力強く上へのびる姿は勇ましく、男性的です。無骨な男前インテリアの部屋や無機質なインダストリアルデザインの空間に少し植物の息吹をいれたいときなどにとても映える植物です。

樹形がシャープなので置き場所を選ばず、省スペースにもおくことができるのでオフィスなどにもおすすめです。

 

 

観葉植物ユッカ・エレファンティペス(青年の樹)の病気・害虫

出典:アンフィニ

ハダニ

風通しが悪い場所などで発生します。葉の裏側に付き葉の養分を吸汁する、黄緑や赤い小さな害虫です。

 

カイガラムシ

昆虫の仲間で体長1、2mmで植物の樹液を吸って生きています。カイガラムシ自体が植物を弱らせる原因にはなりませんが、その排泄物が蜜状にベタベタします。

葉や茎についた蜜滴がスス病など病気の原因にもなりますので、数が少ないうちにこすり落とし、ベタベタしていたら水拭きします。成虫になると殻が固くなり退治することが難しくなるため、春にカイガラムシ用の殺虫剤を散布することもひとつの方法です。

 

ユッカは葉が上むきに重なりあうので表面状わかりにくく発見が遅れることがあります。

ハダニ・カイガラムシは共に増えると葉色が悪くなり光合成がうまくいかなくなりますので、日頃から風通しの良い場所に置き、葉水をやってホコリをふくなどのメンテナンスをすることが一番の予防になります。

 

 

 

観葉植物ユッカ・エレファンティペス(青年の樹)の種類

数多く存在するユッカ属の中でも観葉植物として人気の品種。

 

ユッカ・エレファンティペス・バリエガタ

出典:http://www.metallspg.com

斑入りの品種です。エレファンティペスより緑が明るく縁に黄色の線が入ります。

 

 

ユッカ・グロリオサ(アツバキミガヨラン)

出典:千草園芸

低木で常緑、葉は堅くて厚くグレーがかった深緑色です。庭園にも使用される強健な品種で春、または秋に黄白色の鐘状の花をたくさん咲かせます。

 

 

ユッカ・ロストラータ

出典:ayanas

効果で希少価値の高い品種。エレファンティペスとは葉の形状が異なり、ブルーグレーの細長く線状の葉が株元から丸く放射状に広がります。また耐寒性にも優れ、-10℃まで耐え、乾燥にも強いので放っておいても育ちます。

 

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まとめ

数あるユッカの仲間の中でもユッカ・エレファンティペスは観葉植物としての育てやすさ、扱いやすさは一番です。

スタイリッシュな樹形で置き場所も選ばず、生き生きと上にのびる葉姿が部屋の中で存在感を発揮します。お店の開店祝いや男性へのプレゼントに選んでみてはいかがでしょうか。