セロームの育て方|剪定、病気、水やりは?

セロームは、まっすぐに伸びる幹と特徴的な形をした大きな葉っぱは、エキゾチックで南国に居るかのような雰囲気を演出してくれることから、人気の高い観葉植物の1つです。トロピカル感満載のセロームの育て方について紹介します。

 

観葉植物セロームの特徴

出典:ブルーミングスケープ

和名をヒトデカズラともいうセロームは、サトイモ科フィロデンドロン属の多年草で、1年中緑の葉っぱを茂らせています。このフィロデンドロンの種類はとても多く、生態や生長の過程が多用で、それを分類することは難しいようです。

セロームは、生長とともに茎が木のようになり、太くなり真っすぐ伸びていきます。また、セロームの葉が幼葉の間は、丸みのある可愛らしい形ですが、大きくなるに連れ切れ込みが入りまるで鳥の羽のような形になります。

 

生長しきった古い葉っぱは落葉します。葉が落ちた跡は、目玉のような模様ができます。セロームが自生している場所に近い環境で育てると、大きく生長し、葉っぱは1m、高さは4mほどにまで育ちます。

室内で育てる場合、大きくなった葉には、ホコリが溜まりやすいので、こまめに誇ろを拭き取る必要があります。観葉植物のセロームですが、花を咲かせることがあります。

 

セロームの花は、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、中は白く外側が緑の花を咲かせます。ただ、この花の開花期間は1日であるため、その開花を見るのはそう簡単ではないようです。

原産地はブラジルやパラグアイなど熱帯の地域に生息していますが、耐寒性と耐陰性を併せ持っているので、とても育てやすく、あまり置き場所を選びません。

 

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観葉植物セロームの育て方

出典:SMS

置く場所・日光

日の光を好むセロームですが、耐陰性があるため、室内に置いて管理することが可能です。しかし、日の光を当てて育てたようが、健康で丈夫な株になるので、出来れば窓際や明るい日陰に置いて下さい。

日の光を好むと書きましたが、直射日光を当ててしまうと、葉焼けといって、葉っぱが火傷をした状態になり傷んでしまうので、そのような時は、レースのカーテンなどをして日差しを和らげて下さい。

 

室内に置く時に気をつけなければならないのが、冷房や暖房の風です。冷暖房の風が、直接セロームに当ててしまうと、その風によって葉っぱやセローム自体が弱ったり、乾燥したりして枯れやすくなります。

高い気温には強いセロームですが、多少の耐寒性はあるものの、それほど寒さに強いわけではありません。というのも、気温が高い時期にどれだけしっかり日の光に当てて育てかによって、耐寒性が変わってくるのです。

 

ですので、窓際においている場合は、気温が5℃以下になる寒い時期を迎える頃までに、少し室内よりに置き場所を変えましょう。もし、窓際から場所を変えることが出来ない場合は、セロームの窓に近い周りをダンボールなどで囲うだけでも、寒さから防ぐことが出来ます。

もし、寒さによって葉っぱが枯れ落ちたとしても、根っこが生きていたら暖かい春になると新芽を出すことがあるので、そこで諦めず、春になるまで様子を見ましょう。

 

 

水やり

寒さにそれほど強くないセロームは、室温や季節によって水をやるタイミングを変えましょう。春から秋にかけては、セロームの生長期です。この頃は、鉢の土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れるまで、たっぷりと水を与えましょう。

植木を室内に置く場合、大抵は鉢の下に受け皿をしていると思います。たっぷり水をやると、その受け皿に水が溜まりますが、溜まった水はそのままにせず、必ず捨てましょう。

 

水をそのままにしておくと、土の中がいつまでも水がある状態になるため、根腐れの原因になってしまいます。受け皿の水を捨てる時、水分が鉢から全部出たかどうかを確認するのは難しく、もし水分が全部出た後でも、鉢からは、受け皿からの水が垂れていることも多いです。

それらの処理をしてから、受け皿の水を捨てに行くのは大変だと思います。そこで、セロームがまだ小さく、簡単に鉢を持ち運べる場合は、水やりの時ベランダなどの屋外に鉢を出してやると、手間が省けます。

 

また、鉢が大きく移動が困難な時は、レンガなどを鉢の下に敷き、溜まった水が直接鉢に浸からないようにすることで、根腐れを防ぐことが可能です。

ただ、春から秋にかけては、受け皿に水が溜まっていても、大きいセロームであれば吸い上げる可能性も高いです。水やりした後、受け皿の水が1日たっても残っているような場合は、水を捨てるといいでしょう。

 

秋が深まり、気温が10℃を下回るようになってくると、セロームの生長は緩慢になります。その頃になると、水も生長期ほど必要としなくなるため、水やりの回数を減らして下さい。

生長期には、土の表面が乾いたらすぐに水やりしていたのを、土の表面が乾いても、そこから2~3日待って水を与えましょう。そうすることで、樹液の濃度が高まり、耐寒性を上げることが出来ます。

 

また、冬になったら、さらに水やりの間隔をあけ、土が乾いた後1週間ほど経ってから水やりをして下さい。ただ冬場は特に、室温は各家庭で違うので、もし、1週間ほど間隔を空けて水やりをしている時、葉っぱの元気がなくなってきたら、その時は水分が不足している証拠なので、すぐたっぷり水を上げ、その後は、水やりの間隔を少し短くしてくださいね。

土に水やりをする他に、霧吹きなどで葉っぱにも水を上げましょう。この作業を『葉水』といい、葉っぱなどの乾燥を防ぐほか、ハダニやアブラムシなどの害虫がセロームに付くことを予防してくれます。

 

葉水は、毎日1回は霧吹きでして下さい。これは、気温に関係なく毎日葉水をして下さい。また、セロームのパッパはとても大きいので、ホコリが積もりやすいく、そのままにしておくと、葉っぱが乾燥してしまい、その結果ハダニの発生しやすい環境を作ってしまいます。

そうならないためにも、葉水の他に、濡れたティッシュやハンディモップを使ってこまめに葉っぱを拭いてあげましょう。

 

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剪定(せんてい)

出典:Hanacho

剪定といのは、大きくなりすぎた枝や葉っぱを切って、風通しを良くしたり植物の形を整えることです。剪定をする時は、セロームの生長期である春から秋にかけて行いましょう。黄色く枯れてきた葉っぱは古い葉っぱなので、黄色く枯れた葉っぱがあったら、その葉っぱの茎の根元から切りましょう。

また、大きく生長して邪魔になる葉っぱやセロームの風通しを悪くしているような葉っぱがあれば、思い切って切ってしまいましょう。この時も、茎の根元から切ってくださいね。剪定に使う道具は、切れ味の良い園芸用のハサミかナイフを使って下さい。

 

セロームを含むサトイモ科は、切り口から白い樹液が出ます。この樹液には、シュウ酸カルシウムという物質が含まれており、皮膚に触れると、かぶれたり痒みが出たりする場合があります。

ですので、剪定の際にはゴム手袋やグローブなどをはめて、直接樹液が手に触れないようにして下さい。また、何かの拍子に手以外の肌にも触れないように注意して下さい。万が一肌に触れてしまった時は、流水でよく洗い流して下さい。

剪定した葉っぱは捨ててもいいですが、葉っぱが艶のある濃い緑で美しいので、花瓶などに生けることで、目を引くインテリアとして、その存在感を発揮してくれますよ。

 

 

植え替え

鉢植えの植物の多くがそうであるように、セロームも生長とともに、受けかえが必要になってきます。植え替え時期としては、育った環境にもよりますが、大体1年~2年に1度の割合で行います。ただ、鉢の底を見た時、根っこが鉢から出てきていたら1~2年経っていなくても植え替えましょう。

というのも、セロームの根っこは、生長が早く、太く発達していくため根詰まりを起こしやすいのです。そのため、根っこが出てきている時は、早めに植え替えして下さい。

 

植え替えをする場合は、使っている鉢より一回り大きいサイズのものと園芸店などで販売している観葉植物用の土を用意します。もし、一回り以上大きい鉢を用意した場合は、鉢底石を敷いて土の中の排水性を高めて下さい。

一回り以上大きい鉢に植え替えてしまうと、水やりをした時に土に残る水の量が、セロームが水を吸い上げる量より多くなって、根腐れを起こす場合があります。そのためなるべく一回りだけ大きい鉢を用意しましょう。

 

準備物が整ったら、最初に新しい鉢に用意した土を数センチ入れます。その後、引き抜いたセロームの古い土を落とし(大きく育った植物を鉢から抜く時、大抵は根っこが鉢いっぱいに広がり、土ごと鉢の形のまま引っこ抜けます)黒く腐った根っこをハサミでカットして、新しい鉢の真ん中に置きます。

鉢の縁から2~3cm下まで土を新たに入れ、割り箸などを使って土を突き、根っこの隙間まで土を入れ込みましょう。根っこの隅々まで土が入りこんだことで、土の量が減った時は、新たに足して下さい。最後に水をたっぷり与え、明るい日陰において管理します。

 

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害虫・病気

出典:マンゴー屋さん

葉っぱが乾燥すると、ハダニが発生することがあります。毎日葉水を葉っぱの裏表しっかり与えることで、ハダニの発生を防ぐことが出来ますが、もし、発生した場合は、濡れたティッシュなどで拭き取るか水で洗い流しましょう。ハダニは、1mmも満たない小さな害虫なので、水が流れることで簡単に駆除することが出来ます。

また、サトイモ科の植物に起こりやすい病気が、軟腐病です。軟腐病にかかると、根腐れと違って、根っこから茎が柔らかくなり、葉っぱは腐って悪臭を放つようになります。これは、高温多湿の場合に発生しやすく、しかもセロームが傷ついている時にその発生リスクは高まります。

 

この病気の原因が、土の中にいる常在細菌の1つで、一度発症してしまうと株全体に広がるため回復は難しく、もし、この病気にかかってしまったら、すぐに土から引き抜いて、根っこに出来ている子芋を親芋から切り離し、付いている土を水できれいに洗い流して、新しい鉢と土に植え替えてあげて下さい。

植え替える前には、殺菌剤の溶液に30分ほど浸けて殺菌してから植え替えたほうが良いでしょう。また、素手で作業すると、手についた菌が再び感染したり、他の植物に感染する場合があるので、コム手袋やビニール手袋をして作業し、処置が終わったら、しっかりと手を洗って下さい。

この怖い軟腐病を予防するには、水を必要以上に与えないことと、ベントーレやマイネブダイセン水和剤といった殺菌剤を植え替えの時や水やりの時に鉢植えの土に散布することで、多少予防することが出来ます。

 

 

まとめ

病気にかかってしまうと少し怖いですが、基本的には丈夫で育てやすい植物なので、こちらが気にかけることで、簡単に病気や害虫の予防もできます。

風水的には、気持ちを落ち着かせリラックス効果があるというセローム。そんなセロームをお部屋のインテリアに加えてみてはいかがでしょうか?

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