風水において、運気を上げるためのキーポイントとなる3大要素の中に入っている寝室。その中でも、ベッドの配置の仕方は、重要なポイントとなります。始められる寝室での開運方法や風水から見た寝室のレイアウトと最強開運アイテムである寝室におすすめの観葉植物を紹介します。
なぜ、風水を上げるのに寝室が重要なのか
就寝時には、寝室で寝る人が大半だと思います。しかも、睡眠に要する時間は、1日のうちの1/3だと言われています。そう考えると、寝室で体を休めている時間って結構長いですよね。
風水において、人が生活する中で、知らず知らずに付けてしまったその日の厄は、寝室で寝ている間に落とし、新しいエネルギー(運気)を取り入れ、翌日への活力を培う空間とされています。
つまり、寝室で寝ている間に取り込む新たな運気が質の良い運気であると、次の日からの運気も上昇し、人生においても上り調子になるというわけです。
方角レイアウトの仕方で運気を上げる
人には、それぞれ生まれ持った方位の吉凶(本命卦)というものがあり、それは、生まれてた年によって決まります。
この本命卦は、東に幸運が集まる「東四命」と西に幸運が集まる「西四命」の2つのパターンに大きく分けることが出来ます。そして、すべての人がそのどちらかに当てはまります。
東四命のグループに当てはまる生まれ年の女性は
『昭和15・16・18・19・24・25・27・28・33・34・36・37・42・43・45・46・51・52・54・55・60・61・63年』
『平成元年・6~10・15~19・24~26年』
男性の場合は
『昭和12・17・18・20・21・26・27・29・30・35・36・38・39・44・45・47・48・53・54・56・57・62・63年』
『平成2・3・8・9・11・12・17・18・20・21・26年』
になります。上記に生まれ年がない人は、西四命のグループとなります。
東四命の人は、部屋の中心からみて、東~南方向までが良いとされ、その方向にベッドを置くと良いでしょう。また、西四命の人は、部屋の中心からみて、西南~西北の方向にベッドを置くことで、良い気を吸収しやすくなります。
家族の本命卦がバラバラの場合は?
1人で寝室に寝る場合には、上記に従ってベッドの配置を考えれば良いのですが、夫婦で一緒の寝室の場合、本命卦がばらばらになってしまうこともあると思います。
そういう場合は、基本的に大黒柱(多くの家庭ではご主人様ですよね)の本命卦を基準として配置するといいです。
ただ、絶対ご主人を中心としなくてはいけないわけではなく、例えば、家族が一緒に寝ていて、子供の入試の合格祈願などを願う場合は、その年は、子供の本命卦を中心にして配置換えするのもいいと思います。
寝室におけるNGな風水は?
①自分の姿が映るものを置かない
新しい気は、寝ている間に取り込まれます。しかし、自分の姿が映るもの(鏡やパソコンのモニターなど)があると、取り込まれるはずの『気』が、鏡などに映った自分の姿に流れてしまうのです。
もし、寝室に自分の姿を映すものがあるなら、布をかけたり場所を移動したりして、自分の寝姿が映らないように工夫してくださいね。
②部屋を真っ暗にしすぎない
就寝時は、真っ暗な部屋のほうがぐっすり眠れるような気がしますが、部屋を真っ暗にしすぎると、部屋の気のバランスが「陰」に振り切れてしまい、その陰の気を体内に取り込みすぎてしまいます。
実は、部屋を真っ暗にしたほうが深い眠りにつけるというの情報を聞いて、一度部屋を真っ暗にして寝てみたことがあるのです。結果は、真っ暗にした寝室では、何度も夜中に目が覚めてしまい、よく眠れませんでした。
しかも、一緒に寝ていた家族も、その日は、寝付きが悪かったらしく、起きたときから、不調を訴えていました^^;ですから、就寝時には、寝室を完全に真っ暗にはせず、常夜灯や豆電球など暖色系の灯りを灯しておきましょう。
③枕元に家電を置かない
寝ている間、気は頭上から入ってくると言われています。それなのに、その頭上に木を乱す電化製品が置かれていると、入ってくるはずの新しい気が、乱れてしまいます。
いい気を取り込むためには、なるべく枕元に電化製品を置かないようにするか、どうしても置かなければいけない時は、少しでも距離を開けたり、天然素材の布などを書けるなどするといいでしょう。
④入り口の直線上にベッドを置かない
風水において、ベッドの位置は入り口と対角線上におくのがセオリーで、入り口の延長線丈に、頭や脚を向けたり、その延長線が頭や体を横切ることも良くないとされています。
現在、ベッドが入り口の延長線上にあったり横切ったりしていて、その場所を移動させることが出来ない場合は、入り口とベッドの間に衝立となるものを置くといいでしょう。
寝室で手軽にできる風水を上げる方法
上記では、ベッドの配置などについて書きましたが、部屋の模様替えをするのは、そう簡単なことではありません。そこで、ここからは、今すぐにでもできる開運方法を紹介します。
①枕元に水を入れたコップを置く
水は、邪気や厄を級数する働きがあります。そのため、枕元に水を入れてたコップを置いておくことで、体に溜まった厄や邪気などの悪いものも吸収してくれるので、それだけでも快適に朝を迎えることが出来ますよ。
ただし、たとえ夜中にのどが渇いて起きてしまっても、そのコップの水はくれぐれも飲まないようにしてくださいね。厄を吸った水なので、体に良くはないです。朝起きたらすぐに、コップの水は捨ててしまいましょう。
小さな子供がいる家庭などでは、湯冷ましなどを枕元に用意することもあると思います。そういうときには、水が厄を吸収しないように、フタをしておきましょう。
②北枕で寝る
「北枕で寝る」と聞くと、え!と驚かれる人もいると思います。日本では、北枕は縁起が良くないと言われています。
それは、お釈迦様が亡くなった時に、北枕でなくなったことから、死者を北枕に寝かせるため、縁起が悪いとされているのですが、実は風水どころか仏教的にも「北枕は縁起が悪い」とされている根拠はないのです。
風水は、自然とともに生きることを大切にしており、北枕で寝ることで、頭が冷やされ、自然と「頭寒足熱」の状態になるため、ゆっくり休むことができると言われています。
また、科学的に見ても、地球の磁場が北極から南極に向かって流れているため、北枕で寝ることで、頭から足に向かって磁場が流れるため、血流が良くなり疲れが回復しやすいと考えられています。
③部屋を換気する
朝起きた時、カーテンと窓を開けて空気の入れ替えをするようにしましょう。これは、天気が良いときだけでなく、雨の日も寒い日でも換気して下さい。窓は全開にしなくても、ほんの少しの時間だけでも良いです。一回は窓を開けたほうが開運に繋がります。
その理由は、上記でもあるように、寝ている間に体にまとった邪気や厄が出るため、寝室には、それらの良くない運が漂っています。その良くない運を浄化するためにも、窓を開けて空気を入れ替えして下さい。
④シーツを洗ったり布団を干したりする
体から出た邪気や厄などの悪い気は、寝具にも溜まっていきます。そのため、シーツなどの寝具をこまめに洗ったり、布団を干したりして、日に当てるようにしましょう。また、シーツやカバーを新しく変える時は、色が持つ風水的効果を考えながら買い換えることもおすすめです。
例えば、色というのは、原色に近くなるほど「陰の気」が強くなるので、なるべく淡い温かみのある色にしたほうが良いですし、恋愛運をアップさせたい人は、淡いピンク色のハート柄のシーツにすると恋愛運が上昇します。
寝室で目的別の風水を上げる方法
①恋愛運アップの寝室
恋愛運をアップさせたい人は、できれば寝転がった時に、ドアが目に入る位置にベッドを配置して下さい。
というのも、風水的には、運気は部屋の入口から入ってくるとされており、部屋に入ってきた恋愛運をしっかり受け止めることが、恋愛運をアップさせるためには必要となってきます。
更に、枕を東の方向にして眠るのも、恋愛運をアップさせてくれます。東の方向は、「新しさ・やる気」などアグレッシブに活動することに関わる方角で、「良い情報」もこの方角から入ってくるとされています。
ですから、東側に枕を向けることで、恋愛に関する良い情報をいち早くキャッチし、すばやく行動に移すことが出来るようになりますよ。
ほかにも、シーツやカバーなどの寝具を恋愛カラーであるピンク系のものにしたり、枕元にローズクォーツを置いて眠ることも恋愛運アップに効果があります。
また、フローラルやローズといった香りのお香をたいたり空間用の芳香スプレーなどで、寝室を満たすのも恋愛運がアップします。また、淡いピンク色のシーツにハートや花柄の模様を組み合わせることでより恋愛運がアップします。
②健康運アップの寝室
健康運がきになる人は、小さなものでもいいので、寝室に観葉植物を置いてみて下さい。風水的には、植物は木の状態を整え生き生きとさせてくれる植物は、採光の開運アイテムとされています。
そんな植物を寝室に置くことで、そのパワーを寝ている間に取り込み、健康運がアップするのです。
また、寝具は、綿や麻など天然素材出てきた自然な色合いのものか淡い緑のものを使用するといいでしょう。天然素材のものは、厄を吸収する力があるので、ぐっすりと眠ることが出来ます。
ほかにも、枕元に水晶やターコイズを置くのもいいです。女性の場合は、ヘマタイトやブラッドストーンといったパワーストーンを枕元に置くことで、女性特有の痛みを軽減してくれます。
③金運アップの寝室
金運アップをはかりたい人は、シーツやカバーなどの寝具をグリーン系やイエロー系のものにしましょう。風水的に、「土の気」を持つ白や黄色、クリーム色は、金運を育ててくれます。
また、寝室は、健康を司る部屋とみられているので、金運をアップさせる黄色や白に加えて、グリーン系の色をチョイスすることで、健康に金運をアップすることが出来ます。
また、黄色や白ではなく、オレンジ色などのビタミンカラーとグリーン系の色を組み合わせることで、仕事運がアップするので、結局は金運に繋がります。
方角的にみると、西側が金運に影響する方角なので、寝室の西側を綺麗に掃除して黄色や金色のグッズを置いたり壁に飾ったりするといいでしょう。
④その他
- 家庭運をアップさせたい人は、サーモンピンク+花柄のシーツが吉
- 人間関係の運気を上げたい人は、淡いオレンジ+ドット柄のシーツが吉
- 仕事運を上げたい人は、青色+ストライプ又は星柄のシーツが吉
です。ただ、風水にばかり気を取られず、見ていて癒やされたり落ち着いたりする寝具を選ぶことも大切です。
寝室で風水をワンランク上げる方法
今までは、風水がはじめての人でも取り入れやすいほうほうを紹介してきました。ここからは、より上級者向けの風水の方法を紹介します。
①寝ている時に使った枕カバーとパジャマは毎日洗濯を!
寝ている時に、体内に溜まった邪気や良くない運が放出されるため、毎朝、寝室の空気を入れ替えをしたほうが良いということは、上でも紹介しましたが、良くない運は、空間だけでなく寝具にも纏っています。
中でも、直接肌に触れる枕カバーとパジャマは、シーツや布団などよりもその比率は高いです。良くない運を纏ったものを使い続けると、どれだけ空気の入れ替えをしてみても、イマイチ運気は上昇しにくいですよね。
そこで、枕カバーとパジャマを毎日洗濯して下さい。『洗濯』という行為は、風水において、汚れと同時に「厄」を落とす意味合いがあります。ですから、毎日枕カバーとパジャマを洗濯することで、風水の効果をいまいち感じ取れなかった人でも、格段に運気が良くなると思います。
②布団類はこまめに天日干しする!
天気のいい日には、布団類をこまめに外で干してお日様に当ててふっくらさせておきましょう。とはいっても、仕事や家の都合、季節やアレルギーなどによっては、なかなか外に干せないこともあると思います。
そんなときには、無理に外で干さなくても、窓際で干したり、布団乾燥機などを使ってもオッケーです。風水では、「陰」と「陽」のバランスをとることが重要と考えられています。
風水の考え方の中に、「陰陽説」というものがあり、それは、世界のすべてのものを「陰(マイナス・受動的・消極的など)」と「陽(プラス・能動的・積極的など)」で説明するものなのです。
この考え方からいくと、「太陽=陽」で「夜(眠り)=陰」となり、陰の要素が強い布団類を陽である陽の光に当てることで、陽の気を吸収し、陰とのバランスを保ちます。
陰と陽のバランスが取れた布団類を使うことで、休みの日でもダラダラと寝すぎることなく、陽の運気が作用して日中には積極的に動くことができるようになり、更に運気アップに繋がります。
③寝室のカーテンを手入れする
ここまでは、寝具や布団、空間について紹介してきましたが、風水の上級者になり、運気アップを目指す人には、ぜひ、寝室のカーテンにも目を向けてもらいたいと思います。
どの家庭でも、夜、寝るときには、カーテンを閉めて寝ますよね。そして、カーテンを閉めた時、壁の多くを占領していると思います。壁の多くの空間を占めるカーテンが汚れていると、「厄」や「邪気」が漂ってしまうことになります。せっかく寝具などで開運アップをはかっても、これでは運気アップを阻止しかねません。
先程も述べた通り、洗濯には、厄を落とす効果もあります。洗濯表示に「手洗い」の表示があっても、ネットに入れて洗濯機機能の弱水流を利用すれば、家庭での洗濯も可能です。
また、レースカーテンであれば、脱水したらそのままカーテンレールに掛けることで、自然に乾かすこともできるし、お気に入りの柔軟剤を使うことで、寝室全体にお気に入りの香りが漂うので、気持ちのいい空間を作ることが出来ます。
④定期的に寝室の模様替えを!
風水には、「運気を揺さぶる」という言葉があります。これの意味するところは、今ある現状を変えることで、よりよい運気アップを目指すことができるということです。
掃除して、整理整頓されたきれいな部屋を維持することで、安定的に幸せな運気が続きます。でも、いつも同じ様に片付けて掃除しているだけでは、運気が変わることもありません。
それで十分というのであれば、それでも良いかもしれませんが、部屋を模様替えすることで、より上の運気アップを目指すことができるのです。例えば、季節ごとに布団のシーツを変えてみたり、大胆に家具の配置をしてみるのもいいかもしれません。
もし、今の状況を変えたいという時や、大きな幸運をつかみたいという時には、寝室の模様替えをしてみてください。
寝室の風水を上げるおすすめの観葉植物
さて。おすすめの観葉植物を紹介する前に、なぜ観葉植物が最強の開運アイテムなのかということを説明しますね。植物は、土の中に根を張り『大地からパワー』を受けています。
更に、天に向かって伸びることから『太陽のパワー』も存分に浴び、水を吸収してそれを体内に巡らせ成長することで『水のパワー』をもらっています。そして、植物自身の『生きる力(生命のパワー)』もあります。
そのため、観葉植物には、自然から恵みやエネルギーが凝縮されており、それを家の中に取り入れることで、植物からの「良い気」が家の中を巡り、運気がアップすると考えられているのです。
ただ、観葉植物が持つ葉っぱの形によって、それぞれ運気の効果が違います。そして、上記にもある通り、人は寝ている間に、体内に溜まった悪い気と新しい気を取り替えて補充しています。
この時、自分に必要だなと思う運気に効果がある観葉植物を飾ることで、その運気をアップすることが出来ます。それぞれの運気をアップする効果がある観葉植物は以下のとおりです。植物によっては、いくつかの運気アップの効果を併せ持っているものもありますよ。
●金運をアップする効果のある観葉植物
- パキラ・・・金運アップの代表的な観葉植物
- モンステラ・・・消費を防ぎお金を貯める
- 金のなる木・・・コツコツとお金が集まる
●恋愛運をアップする効果のある観葉植物
- モンステラ・・・恋愛成就に効果がある
- 幸福の木・・・モンステラ同様恋愛成就に効果がある
- ワイヤープランツ・・・結婚運アップ
- アスパラガス・・・良縁を運ぶ
●仕事運をアップする効果のある観葉植物
- パキラ・・・金運とともに仕事運もアップする
- 青年の樹・・・成長と発展のシンボル。
●魔除け、厄除けの効果がある観葉植物
- サンスベリア・・・悪い気を浄化が強い。また、空気の浄化作用もある。
- 青年の樹・・・寝室の出入り口に置いておくと効果大。
まとめ
風水で寝室をパワースポットに変える方法について紹介してきました。もちろん、風水ばかり気にして、リラックスできないような寝室になってしまっては本末転倒です。でも、パワースポットの寝室で眠ることで、運気が上がるとしたら、これからの人生ちょっとワクワクしますよね。
簡単に取り入れられそうな風水を取り入れて、寝室をパワースポットに変えて、運気アップを目指してみませんか?