観葉植物を育てていると、癒しになるし楽しいですよね。ただ、ホームセンターなどで流通している観葉植物は、メジャーなものが多いので、いくつか育てている人にとっては、物足りなく感じるかもしれません。一般的にはあまり見られない、珍しい観葉植物を紹介します。
珍しい観葉植物の種類
ジャボチカバ
ジャボチカバというのは、ブラジル南部が原産の果樹で、実がぶどうによく似ているため原産地では、「ブラジリアン・グレープ」という別名もあります。幼木の時は、葉っぱが淡いピンク色をしていて、生長とともに緑色へと変化します。
また、1年に2~4回白い花を咲かせ、満開になるとほのかな甘い香りがあたりに漂います。花は幹や枝から直接咲いており、その花が結実して2cmほどの丸くて濃い紫色の実になるので、実が直接幹や枝に付くという、珍しい姿になります。
実が黒紫色になったら収穫適期です。収穫後は、すぐに味が落ちるので早めに食べるか、冷凍保存すると良いでしょう。ジャボチカバの生長はゆっくりで、樹高は3m~10mと大きく幅がありますが、耐寒性も耐暑性もあるため、寒さにも暑さにも割りと強く、育てやすい観葉植物とされています。
しかし、乾燥には弱いので、土の表面が乾いたら水やりをして下さい。特に夏場の水切れには要注意です。ジャボチカバを日当たりの良い場所で育てることで、結実が良くなり沢山の実を収穫することが出来ます。
幹に実をつけた時の見た目は、かなりインパクトがあるので、例えばトライポフォビア(集合体恐怖症)がある人には、お勧めできませんが、日本ではあまり栽培されていない植物なので、珍しい観葉植物を栽培してみたい人にはお勧めです。
ストレリチア・オーガスタ(ニコライ)
オーガスタは、極楽鳥花とも呼ばれているストレチアの仲間です。ストレチア自体も珍しい観葉植物なのですが、その中でも、美しい白い花を咲かせるオーガスタは、さらに希少価値が高いです。
オーガスタが咲かせる白い花は、「天国の白い花」と呼ばれるほどの美しさで、株が充実していないと、その白い花を見ることが出来ません。しかも、株がかなり大きく育つまで花を咲かせることがありません。オーガスタの美しい姿を見るには、かなりの手間と根気が必要なようです。
オーガスタは、直射日光を浴びることで、元気にすくすくと育つので、日差しの良く入る窓際やベランダなどに置いて、日の光をたっぷりと当てて育てましょう。但し、気温が5℃を下回ると、株が弱ってしまうので、晩秋頃には室内に取り込んで育てるようにしましょう。
水やりの基本としては、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えましょう。葉っぱは乾いているけれど、鉢の土はまだ湿っているという時は、葉水といって霧吹きなどで葉っぱに水を吹きかけることで、ツヤが良くなります。
最低気温が20℃を下回る頃になると、生長が緩やかになるので、その頃は、あまり水を必要としなくなります。ですから、気温が20℃を下回る時期には、土の表面が乾いてもすぐに水は与えず、2~3日ほど経ってから水やりして下さい。
コウモリラン
コウモリランという名前ですが、シダ植物の仲間でインドネシアやオーストラリアが原産です。コウモリランの独特な樹形から、インテリアグリーンとして取り入れている人も多いです。中でも、「プラティセリウム・ビフルカツム」という小型の品種が人気です。
コウモリランの生態も独特で、土に自生するのではなく、着生植物といって樹木や石に絡みついて生息しています。そのため、様々なものに着生させて、それを壁にかけるなどして、インテリアグリーンとして楽しまれています。
コウモリランの名前の由来となっているのが、葉っぱが垂れ下がる姿が、まるでコウモリが羽ばたく様にみえることから名付けられました。
この独特な樹形が特徴のコウモリランですが、葉っぱには「外套葉(がいとうよう)」または「貯水葉(ちょすいよう)」と呼ばれる株の付け根に張り付くように出た葉っぱと、「胞子葉(ほうしよう)」と呼ばれる鹿の角のような形をした葉っぱからなっています。
外套葉(貯水葉)は、水を蓄える役割と、着生した木や岩に絡みつく役割があります。この葉っぱは、最初は緑色をしていますが、生長とともに茶色くなります。また、品種によって、この葉っぱの鑑賞ポイントになっているものもあります。
耐陰性があるので、室内で育てることも可能で、10℃を下回らず直射日光が当たらない、半日陰や明るい日陰の場所で育てると、元気に育ってくれるでしょう。また、高温多湿には比較的強いものの、寒さには弱いため、特に冬場は、最低気温を下回らない場所で育てるようにして下さい。
モンキーパズルツリー
出典:村田永楽園へ
モンキーパズルツリーとは「サルが困る木」という意味で、その名の通り、登ることが困難そうなギザギザの枝やトゲトゲした葉っぱが特徴です。絶滅危惧種に指定されるほどレアな観葉植物で、市場でもめったに出回らないため、お目にかかるのはなかなか難しいようです。
常緑樹で生長すると樹高が30mくらいまで育つそうですが、生長がかなりゆっくりなため、観葉植物として生長を楽しむことが出来ます。寒さには強いので成木になれば、氷点下15℃くらいまで耐えることが出来ますが、株が小さいうちは、室内の暖かくて日当たりの良い場所で育てるようにして下さい。
また、夏場は水切れしないように注意が必要ですが、土の水はけが悪かったり、ミスを与え過ぎたりすると、根腐れを起こしやすいので、水やりは、土が乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。
さらに、根っこが切れることが嫌うため、植替えの時は、土をほぐしたりせず、根鉢ごと大きい鉢に替えるようにしたほうが良いでしょう。
ボトルツリー(ブラキキトン)
出典:遊恵盆栽
数年前から人気が高くなった観葉植物で、特徴でもある木の幹の形に注目が集まり、人気に火がつきました。木の根元が大きく膨らみ、幹の途中から急に細くなる樹形が、ワインのボトルに似ているため、「ボトルツリー」という名前がつきました。
気が幼いうちは、根元の膨らみも小さいですが、生長とともに膨らみも大きくなるため、育てる毎に、よりボトル感を楽しむことが出来ます。樹形に人気が集まるボトルツリーですが、咲かせる花もとても可愛らしく、釣鐘型の花の表面が白色で、内側にはピンク色のドットが入っています。
また、ツリーの枝は、横に広がるため、きのこのようなシルエットもとても愛らしいですよ。ボトルツリーは、気温が低くなると休眠します。そのため、気温によって水やりのタイミングが変わってきます。
生長期である春から秋にかけては、土の表面が乾燥してから水を与え、気温が15℃を下回る頃には、生長がゆっくりになってくるので、水をあまり必要なくなるので、土が完全に乾燥してから水やりをするようにして下さい。
旅人の木
とても変わった名前のこの観葉植物は、マダガスカルが原産の植物です。名前の由来については、葉柄に水分を溜めるため、乾燥した土地を旅してきた人たちが、旅人の木の葉柄から水分補給したことが由来とする説や、東西方向に向かって木の葉が広がることから、旅人がコンパス代わりにしていたことに由来する説があります。
葉っぱの形は、舟の櫂(かい)のような形をしています。葉っぱから伸びる長い茎が左右対称に並んで幹に付くので、まるで扇を広げたような樹形をしています。葉っぱの色は緑色なのですが、葉っぱと茎の付け根は黄色く、生長とともに落葉し、葉っぱや茎に隠れていた丈夫な幹が姿を表します。
旅人の木も観葉植物としてとても希少ですが、この木がつける木の実も、その形や色合いからとても希少価値があります。旅人の木の実は、「種の宝石」とも呼ばれており、綺麗なコバルトブルーをしています。
あまりにも鮮やかなコバルトブルーであるため、もしかして着色されたものではないかと疑うほどですが、その色の美しさやインテリア性の高さから、ネットなどで木の実だけで販売されていることもあるほどです。
マダガスカル原産であることから、耐寒性はあまりなく、寒さに弱いので、最低気温が10℃を下回るような環境では、株が弱ってしまうので、特に冬場は室内の日当たりが良い場所で管理するようにしましょう。
また、冬になると、日照時間が少なくなることから、日照不足になりやすくなります。ですから、特に冬から春にかけては、なるべく日当たりの良い場所で少しでも長い時間日差しを浴びれるようにして下さい。
生長期には、水分を多く必要とするので、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるようにしますが、生長期を過ぎると、乾燥気味に育てましょう。水やりのタイミングを空け、土の表面が乾いた後、数日経ってから水やりをするようにして下さい。
スパイラルグラス
出典:アトラクティーボ
南アフリカ原産のとても珍しい観葉植物で、名前の通り、葉っぱがぐるぐると渦を巻いた状態で生えています。多肉植物であるスパイラルグラスは、草丈が15cmほどまで生長し、春から夏の終わりにかけて、白色や紫色の花を咲かせます。
生長期には、十分な日の光を必要としますが、夏場の強すぎる直射日光を浴びると、葉焼けする可能性もあるので、レースのカーテンなどで日差しを和らげ、明るい日陰で育てるようにして下さい。
スパイラルグラスは、育てる土壌にも注意が必要で、肥沃で腐植質な水はけの良い土壌を好み、そのような土壌環境では、よく育ってくれます。寒さにはそれほど強くなく、気温が5℃を下回るような場所では株が弱ってしまうので、冬から春にかけては、窓際から離した、暖かくて日当たりの良い場所に置いて管理するようにして下さい。
葉っぱがくるくると渦巻く姿がとても可愛らしいですが、日本ではネットでもほとんど流通しておらず、手に入れるのはとても困難な観葉植物です。
月下美人
月下美人は、夜に「女王花」とも呼ばれる白くてゴージャスな花を咲かせます。しかも、その花はたった一晩しか咲かないため、気付いたら先終わっているということもよくあるようです。
月下美人はサボテンの仲間で、木や腐葉土の上で育ちます。月下美人の最大の特徴は、夜に見事な白い花を咲かせることで、その花を咲かせるためには、気温や光量、株の栄養状態などが、バランス良く整っていないと花を咲かせないため、とても管理が難しいサボテンとしても知られています。
月下美人を育てる上での重要なポイントが、3つあります。まずは、生長期である5月~9月にたっぷりと日の光に当てるということです。生長期の間は、ベランダなどの屋外でたっぷりと日光浴をさせて下さい。但し、直射日光を浴びると、葉焼けを起こすことがあるので、半日陰において日光浴させるようにしましょう。
次に重要となるのは、気温です。月下美人は、熱帯地方が原産なので寒さには弱く、特に冬は注意が必要です。最低でも8℃~10℃のきおんを必要とするので、冬場には、明るい窓際において管理しましょう。
最後は、水やりです。月下美人はサボテンの仲間ですが、ジャングルなど水が豊富な場所に自生しているため、他のサボテンよりも水を多く必要とします。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えて下さい。
グラパラリーフ
グラパラリーフは、ベンケイソウ科の常緑多肉植物で、耐暑性があり気温が高い場所でも育ちます。また生命力が強く、切った枝を地面に挿しておくだけで、根っこが生えるほどです。
この観葉植物の珍しいところは、食べることが出来るというところです。青りんごのような爽やかな酸味があり、実際食べると「すっぱい」と感じるようです。
しかし、ビタミン・アミノ酸・ミネラル・カルシウム・マグネシウムなどが多く含まれているため、栄養価は高く、バランス良く多くの栄養素を摂取することが出来ます。
水はけの良い培養土や多肉植物用の用土を選び、日当たりが良くて風通しの良い場所に置いて管理しましょう。グラパラリーフは、育成適温は15℃~30℃です。寒さにはあまり強くないので、秋が過ぎる頃には、室内に取り込み日当たりの良い暖かい場所で管理しましょう。
夏場は、水やりの回数を少なくして、乾燥気味に育てるようにします。また、蒸し暑さい環境を避けるようにすると、健康に育ちます。
リトープス
リトープスは、生きた宝石とも呼ばれており、脱皮をする観葉植物として人気があります。原産地は、昼夜の温度差が激しく乾燥した地域で、厳しい環境化で育つため、高度に多肉化した2枚の葉っぱを持っています。株の色は、緑色や茶色、クリーム色、灰色や濃紅色など多彩な色をしています。
育てている中で、リトープスが脱皮をはじめたら、脱皮した皮が自然に外れるまでは、触らずにそのままにしておきましょう。無理やり取ろうとすると、根っこが土から出てきて株が弱ってしまうこともあります。また、脱皮時期は水やりの回数を少なくして乾燥気味に育てて下さい。
育て方の中で一番のポイントが、水やりの仕方で、10月~5月の生長期には、土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。しかし、休眠期に入る6月~9月は、水を必要としないため、全く水を与えないか、もし与えるにしても、土が完全に乾燥してから与えるようにしましょう。
マザーリーフ
マザーリーフは多肉植物で、カランコエの仲間です。南アフリカが原産の植物で、生命力が強いことから、日本の小笠原諸島や奄美大島、沖縄などの暖かい地域で野生化しています。それらの地域では、「侵略的外来種」として問題にもなっています。
名前のマザーリーフとは、この植物の繁殖方法から来ています。マザーリーフという名前の他に、ミラクルリーフや子宝草、幸福の葉っぱなどの別名がありますが、そのどれも、縁起の良い名前となっています。
マザーリーフの葉っぱを水に浮かべ、しばらく経つと、葉っぱの縁からたくさんの芽と根っこが出てきます。その後、芽が3cmほどに生長するまで水栽培で育て、生長したら、根っこごと葉っぱから切り離して鉢に植え替えます。
繁殖方法が珍しいことから、そちらに注目がいきますが、本来は樹高が1~2mほどにまで生長し、茎の先端からベルバタの花を咲かせます。しかし、気温や日照時間などの条件が揃わなければならないため、日本ではその花を咲かせるのは難しいといわれています。
マザーリーフは寒さに弱く、気温が10℃を下回ると生長が鈍り、霜が付くと枯れてしまいま。越冬させるためには、冬が来る前に、室内に取り込んだり、窓際から少し離した暖かい場所に移動して、乾燥気味に育てましょう。ただし、病害虫を防ぐためにも、葉水は定期的にしてください。
ガステリア・ドラゴンスキン
出典:多気園芸
ガステリアという名前は、英語のガスター(gaster)からきています。ガスターは日本語で胃という意味です。ガスターの花の形が、胃の形に似ていることからこの名前がつきました。
ガステリアは、古くから災害されていて、愛好家がいるほど人気の観葉植物で、葉っぱの形や色、模様など、様々な園芸品種が創り出されている品種でもあります。ドラゴンスキンは、その名の通り、まるでドラゴンのウロコのような白い斑が入っています。
ガステリアは、乾燥に強く生長が遅いです。また、耐陰性もあるため、室内での栽培に向いていますが、他の多肉植物と違って、真夏の直射日光に当たると、葉焼けを起こしてしまうので、直射日光に当たらない明るい日陰に置いて管理して下さい。
同じ方向からばかり光が当たってしまうと、葉っぱが一方に偏ってしまうため、時々鉢の向きを変えることをお勧めします。また、耐陰性があるからといって、暗い日陰で長い間育ててしまうと、葉っぱが薄くなったり、ヒョロヒョロとした葉っぱになってしまいます。
生長がゆっくりな分、一度葉っぱが傷ついたり、徒長を起こしてしまうと、本来の姿に戻るまでとても時間がかかってしまうので、置き場所などには注意が必要です。
ディスキディア(カンガルーポケット)
出典:遊恵盆栽
熱帯地方に自生しているツル性の植物で、丸くて多肉質な葉っぱが可愛らしく、見る人に癒やしを与えてくれます。ツル性なので、ハンギングバスケットなどに入れて壁や天井から吊るすと、おしゃれなインテリアグリーンとしても楽しめます。
ディスキディアは、樹木や岩などに絡みついて生長する着生植物ですが、ディスキディアの根っこは、体を固定する役割があるため、水分や養分を根っこではなく葉っぱから体内に取り込んでいます。
品種の中には、生長して大きくなった葉っぱで貯水嚢(ちょすいのう)を作り、その内部には根っこが生えていて、そこから水分や養分を吸収しています。さらに、その貯水嚢の中に、アリが巣を作り、蟻たちが運んできた養分を吸収する品種まであります。
ディスキディアの別名でもあるカンガルーポケットは、この貯水嚢がカンガルーのポケットに似ていることから、名付けられました。ディスキディアは、空気中にある水分を吸収して成長しているので、頻繁に水やりをする必要はありませんが、全く必要ないわけではありません。
1週間に1回程度か、着生させている土や水草がカラカラに乾いてから、たっぷりと水やりをしてください。ただし、根っこがいつまでも湿った状態だと、根腐れを起こしてしまうので、受け皿の水は必ず捨てるようにしましょう。また、冬場には、さらに水やりの間隔を空け、1ヶ月に1回程度で十分です。
アルブカ・スピラリス・フリズルシズル
「ナンジャコレ」という別名を持つほど変わった形の球根植物で、春には、バニラのような甘い香りの黄色い花を咲かせます。また、アルブカ・スピラリス・フリズルシズルの葉っぱは、バネのようにくるくると渦を巻いています。
秋から冬にかけて生長期をむかえ、春には生長がゆっくりになり夏に休眠します。そのため、寒さには比較的強いものの、霜に当たると株が弱ってしまうので、注意が必要です。
秋から春には、日当たりの良い屋外に置き、夏には涼しい日陰で管理しましょう。ただし、最低気温が0℃を下回るような場所では、冬であっても日当たりの良い室内に置いて管理した方がいいでしょう。
乾燥に強く、過湿な状態を嫌うので、生長期であっても、土の表面が完全に乾いてから水をあげてください。水の量も、普通の植物に水遣りする時の半分くらいで大丈夫です。また、夏には、完全に断水して下さい。初夏にかけて咲く花が終わった頃から、水を控えていくと良いでしょう。
日照不足になると、特徴でもある葉っぱのくるくる具合がゆるくなって、伸びきってしまうので、可能な限り屋外で育てるようにして下さい。
定番の観葉植物の珍しい希少な種類
ここからは、定番の観葉植物の中でも、希少で珍しい品種を紹介します。
フィカス・シャングリラ
出典: *tree tree*
この観葉植物は、ガジュマルの新品種で、ツル性のガジュマルです。ガジュマルの特徴でもある独特の樹形は見られませんが、ツルを伸ばして成長します。
葉っぱは艶のある緑色で小さく、生長すると、パチンコ玉大の実を付け、その中に花を咲かせます。ガジュマル同様育てやすく、ツル性であるため、ハンギングバスケットなどに入れて壁や天井から吊り下げて楽しくことも出来ます。
ポトス・エンジョイ
出典:ブルーミングスケープ
ポトスといえば、初めて観葉植物を育てる人にも人気なほど、育てやすい観葉植物として有名ですよね。そんなポトスの品種にも、珍しいものがあります。
それが、ポトス・エンジョイで、これは、葉っぱに白斑が入る品種で、緑と白のコントラストで、一気に部屋が明るく感じられます。他のポトス同様、丈夫ではありますが、葉っぱは日に焼けやすいため、管理する時は、直射日光が当たらない場所で管理してくださいね。
ユッカ・アロイフォリア
出典:エドプランツ
青年の樹として有名なユッカの品種の1つで、アロエの葉っぱに似ていることから、この名前がついたと言われており、よく見かけるユッカよりも、細く尖った葉先が特徴です。昼夜の温度差が激しい乾燥地帯が原産地であるため、屋外で管理しても育つほど丈夫です。
また、園芸品種が多いアロイフォリアの品種の中に、「ユッカ・アロイフォリア・マジナータ」や「ユッカ・アロイフォリア・トリコロール」といった品種もあり、より希少価値が高く、それだけに購入金額も高価になっています。
ユッカ・ロストラータ
出典:グリーンインテリア
こちらもユッカの品種の中の1つで、葉っぱがブルー・グレーをしていてとても美しく、その葉っぱが、株元から放射状に広がっています。
とても耐寒性に優れているので、氷点下10℃まで耐えることが出来るほど寒さに強く、乾燥にも非常に強いため、放っておいてもそう簡単には枯れないという貴重な植物です。
さらに、生長がゆっくりである事も特徴の1つで、大きな株にするには時間がかかりますが、剪定や植替えなどの手間がかからないという利点があります。
カロリーナ・ハード・クリンクル
出典:Weblio辞書
ツル性の観葉植物として有名なアイビーの品種です。アイビーは大きく分けてヘリックス、カナリエンシス、キヅタの3種類あり、カロリーナ・ハード・クリンクルは、ヘリックスの仲間です。
この植物のクリンクルには、「ねじれ」という意味があり、葉っぱにとても細くて長い切れ込みがあり、その切れ込んだ葉っぱ自体が生長して、枝や葉っぱになっていくという特徴があります。
ミルキーウェイ(パキラ)
出典:*tree tree*
この観葉植物は、パキラの一種で、葉っぱに斑が入った珍しい品種です。ホワイトタクとも呼ばれているこのパキラは、濃い緑色の葉っぱに白い斑が入っていルノが特徴です。
育て方は、パキラと変わりませんが、葉焼けを起こしやすいので、直射日光が当たらない場所に置いて育てることが大切です。
グイネンシス・マノリン
出典:cocoha
茎清浄効果が高いとしても有名なサンスベリアには、沢山の品種がありますが、その中でも珍し品種が、このグイネンシス・マノリンで、葉っぱが白っぽいのが特徴です。
その白緑色の葉っぱが天に向かってすっと伸びる姿が、とても優美で気品があるため、女性の人気がある品種です。
サンスベリア・マッソニアーナ
出典:日本花キ流通
シュッとした葉っぱが特徴でもあるサンスベリアの中で、幅広の葉っぱが大きく生長するマッソニアーナは、1株から1枚か、多くても3枚程度しか葉っぱが生えないという珍しい品種です。
葉っぱが大きい分、室内で育てる場合には、ホコリやチリが溜まりやすいので、定期的に濡れた手ぬぐいで拭いたり、葉水をしてあげると良いでしょう。
まとめ
流通量のあまり多くない珍しい植物を紹介しました。これらの植物は、ホームセンターなどで購入するよりも、インターネットなどのほうが見つけやすいかもしれません。