ハートカズラの育て方|種類、増やし方、水やりは?

ハートの形をした多肉ちゃんハートカズラ(ラブチェーン)の育て方、種類、特徴について紹介します。

 

観葉植物ハートカズラ(ラブチェーン)の特徴

キョウチクトウ科セロぺギア属(ガガイモ)のハートカズラは別名「ラブチェーン」とも呼ばれ自然が作り出す可憐なアクセサリーのようです。原生地は南アフリカジンバブエ・ナタール州です。

つる性の多年草で、葉はやや肉質で厚みがあり1、5~2cmのグリーンにシルバーの_斑がはいったハート形をしています。針金状に伸びる細い茎にハート形の葉がまるでネックレスのようにも見えますね。

 

葉の裏は赤紫色で華奢で愛らしい中にエレガントで女性的な雰囲気もあり、植える鉢や置き場所でガラッとイメージが変わります。

日本では主に屋内での鑑賞用の観葉植物として出回っていますが、原産地は雨の少ないアフリカ南部の温暖で乾燥した地域です。そんな原生地の気候も意識しながらハートカズラの特性を見ていきましょう。

 

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観葉植物ハートカズラ(ラブチェーン)の育て方

日光・温度・置く場所

日差しを好みます。屋内でも管理できますが、生育のためには5~9月の雨が直接当たらないようなベランダやデッキで日光浴をさせてください。

真夏の直射日光による葉焼けと、あまり風が強いと茎が切れてしまうのでその点に要注意です。室内であれば年間を通して風通しのよい明るい場所が適しています。

耐寒温度は5~7℃で冬場は室内の暖かい場所で管理します。

 

 

水やり

ハートカズラは基本的に乾燥に強く多湿に弱い植物です。置き場所にもよりますが、室内置きでは年間を通して土が乾いてから水をあげましょう。茎がポツポツととれてきてしまう場合は土が多湿気味になっているかもしれません。

霧吹きで表面と全体を湿らせる程度にして土は乾燥気味にして様子をみます。しっかりかわいていることを確認してから土にお水をあたえます。
冬場は葉水だけでも十分なくらいです。

屋外であればその限りではありません。外でハンギング仕立てになっているような鉢植えのハートカズラは思いの他土の乾燥がはやいのでお水を切らさないようにします。

 

 

水はけのよい土が適しています。赤玉土6・腐葉土2・パーライト2程度を配合します。市販の土を使用する場合は観葉植物用の土よりも多肉植物用の土が適しています。

 

 

肥料

多肥は根腐れの原因になるので厳禁です。5~9月の間に2回ほど、薄めた液肥を施す程度にします。

 

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植え替え・植え付け

根詰まりを起こすと葉が落ちてしまうので鉢の中が根でいっぱいになってきたら植え替えます。水はけと通気性をよくするため、植える前に鉢底から1/4くらいの深さまで軽石や細かくした発泡スチロールを敷いておきましょう。

ハートカズラは根が繊細ですので軽くほぐす程度にし、古い土をおとしてから新しい用土に上記の排水性の高い土で空気を含ませるように棒で刺して植え付けます。植え付け、植え替え共に5~7月が適しています。

 

 

増やし方

株分け、挿し木でふやすことができます。挿し木はつるを3~4節切ってさし穂とします。切って数日は根茎を飢餓状態にして吸い上げをよくするために水を控えます。

その後、水はけの良い土に挿します。発根するまで徐々にお水をやり、半日陰で管理します。一度にたくさん挿す場合、さし穂の上下がわからなくなってしまうことがあるので気を付けましょう。

 

ボリュームが出たハートカズラは株分けして増やすこともできます。鉢から抜いた根を手でほぐし、2~3個に分けてそれぞれを鉢に植えます。株分け直後は乾燥気味に保ち、徐々に水やり回数を増やしていって通常の管理に戻します。

茎の節からむかごが出ることがあります。むかごは栄養繁殖器官で地上部に生じるものをいい、ハートカズラの場合は葉の根元にポツっと豆のようなものができます。葉を3節以上付けた状態でむかごを切り離し、むかごの頭が土の上にでるくらいの深さに植え付けると根付きます。

 

 

水挿し

ハートカズラは切った茎を清潔な水に挿しておくと発根します。欲しいだけ茎から水分を補給しますので、水をしっかり替えて発根する様子を観察できます。ガラスのベースなどに挿して飾るととても爽やかです。

 

 

病気・害虫

風通しが悪く、乾燥した状態でカイガラムシが発生します。茎が細くて葉が小さいので数が少ないうちにピンセットで取り除くなどします。風通しをよくし、乾燥するときは霧吹きで水をかけるなどして、発生しづらい環境を作り予防することが大切です。

 

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ハートカズラのアレンジ

ハートカズラは華奢で繊細な葉茎を下に伸ばしていく特性があるので吊り下げ式のハンギング仕立てにすると360度垂れ下がる茎を楽しむことができ、風通しも優れているのでおすすめな仕立て方です。

鉢植えにした場合も高い場所に置き下に垂らしたりツルを束ねてくるっと鉢に巻きつけたりその飾り方は多様です。個性的なハートの_葉が映えるように意識して鉢を選ぶと楽しみ方が広がるので株分けして増やしたくなるかもしれませんね。

白やベージュなどの薄い色の鉢に植えるとナチュラルなアクセサリー風の可愛らしい雰囲気に。籐のバスケットに入れても似合います。また、黒や濃いグレーなどのモノトーンな_鉢に植えてもその個性的な葉がエレガントに強調されておすすめです。

 

 

ハートカズラの良くあるお悩み

ツルがなんらかの原因でぽろぽろとれて1~2本だけになってしまった。この後ツルは生えてくる?→土の多湿か根詰まりよるものが原因と思われます。ちぎれてしまった茎は再生がむずかしいようですので、残った茎のムカゴが頼りになります。

そのまま切り離さずに別に用意した新しい土の上にツルを置いてみてください。うまくいけばムカゴから発根します。育成に適した温度は20℃程度ですので時期がポイントになります。

 

ツルが伸びない

→成長を促進させるための一番の肥料は日光です。日当たりが悪いとひょろひょろと間延びしたりツルが伸びないことがありますので日光によくあててください。(真夏の直射日光はさけます)

 

葉がしわしわになっている

→乾燥していることが考えられます。普段は葉に水分をためこんで少しの乾燥にも耐えられるはずですが、乾燥しすぎるとシワがよりますので、手おくれになる前にたっぷりお水をあげて葉の様子を観察してみてください。

 

 

観葉植物ハートカズラの種類(仲間)

 

ハートカズラ・レディハート

出典:wood garden

葉に白から淡いピンク色の斑がはいる日本で生産された園芸品種です。性質はハートカズラより若干弱いのですが女性的な可愛らしい雰囲気が強く、人気の品種です。

 

デビリス(グリーン・スコール)

出典:PUKUBOOK(プクブック)

茎が長く垂れ葉は細長く線状で銀白色の模様が入った個性的な品種です。あまり流通していないので滅多に目にかかることがありません。

 

 

セロペギア・サンダーソニー

出典:luz楽天市場店

卵型の多肉質な葉に傘状のふたが付いているような緑色の花が咲きます。つる性であること以外ハートカズラとは姿がまったく異なりますが同じ仲間です。

 

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まとめ

ハートカズラは華奢で繊細なイメージですが本来は雨量の少ない乾燥した地域でたくましく地を這って自生する植物です。日本の気候に順応させることはなかなか難しい植物で中級者向けとも言えます。

たとえば土、水、日光、温度も全て条件が揃っているのに枯れてしまった。そんなこともあるかもしれません。生き物ですので人の思惑どおりにいかない所が奥深いのですが、生産される過程で苗そのものが弱っていた可能性も考えられます。

まず購入する際に茎がピンとしているか、葉にハリがあるかなどをチェックして元気な苗を選ぶようにすることも枯らさないように育てるポイントになります。そして一年をとおして管理できたら成功と言えます。大切な宝石を扱うような気持ちで自然が作り出すアクセサリーを育ててみませんか。