金のなる木の育て方|種類、増やし方、水やりは?

面白い名前の人気の観葉植物「金のなる木(クラッスラ・カゲツ)」の特徴、育て方、種類について紹介します。

 

観葉植物「金のなる木」の特徴

ベンケイソウ科クラッスラ属の金のなる木(クラッスラ・カゲツ)。クラッスラ属は南アフリカ、東アフリカに自生する、その数300種類以上ある多年草の多肉植物です。

その中で金のなる木とよばれるものは別名「花月カゲツ」「フチベニベンケイ」です。

 

由来

その昔、カゲツの新芽に5円玉をはめて売り出したところ縁起がよいと広まり爆発的に売れたとされています。

その性質も丈夫で繁殖も容易なことから増えに増えて広まったことも縁起がよいとされる理由で、まさにお金を呼ぶ「金のなる木」誰しも一度は日本家屋の縁側に溶け込んでいる風景を見たことがあるのではないでしょうか。

今では多肉植物ブームもあり数々の個性的なクラッスラ属が出回るようになりました。まずは育て方の基本になる金のなる木をご紹介します。

 

原産地

原生地は南アフリカ(アフリカサバナ気候区)。金のなる木は寒暖の差が激しいアフリカの乾燥した土壌を好んで自生しています。低温にも強く、乾季を生き抜くために葉や茎に水分を溜め込んでいます。草丈1m程度にもなる低木で葉は楕円形でやや光沢があります。

古い葉が落ちた茎の部分は少しづつ木質化しますので樹木のようにもみえます。葉は緑一色、または縁がピンクになっている種もあり、寒さにあたるとピンクが鮮やかな赤に色づきます。大きな株になると11月~2月、可愛らしいピンクの花も咲きます。

 

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観葉植物「金のなる木」の育て方

日光・温度

金のなる木は一年を通して日光によく当てると株が充実して元気に育ちます。日当たりが悪いとひょろひょろと間伸びしてしまいます。寒さに強く3℃~0℃まで耐えるので、日本でも雪が降り積もる地域を除いては屋外でも越冬できます。

しかし霜に極端に弱いことから真冬は軒下や室内に移動したほうが安心です。室内で管理する場合も日光が十分当たる、風通しのよい場所に置きましょう。

 

 

水やり

金のなる木は乾燥に強く過湿に弱いです。4~10月は土がしっかり乾ききってからたっぷりお水をやり、その後またしっかり乾かす、を繰り返します。葉や茎に水分を溜め込んでいますので乾いていてもすぐに枯れることはありません。

逆に水やりの頻度が多かったり、真夏の高温下で水やりをすると、鉢内が蒸れて根腐りの原因になります。真夏は水を控えましょう。また、11月~3月の休眠期もほとんど水を必要としませんので控えます。

 

水分が足りているかの目安として、ぷっくりしている葉にシワがよるときは水分不足のサインです。そんなときは水をたっぷりあげましょう。

反対に葉がポロポロと落ちる場合は水分が多いか日照不足であることがおおいです。風通しのいい場所で十分に土を乾燥させて様子をみてください。

 

 

市販の多肉植物用の土、もしくは赤玉土5、腐葉土3、パーライトもしくは川砂2を配合して水はけのよい土が最適です。

 

 

肥料

肥料はほとんど必要としません。

 

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植え付け・植え替え・株分け

植え付け・植え替え共に、春か秋の過ごしやすい時期に行いましょう。植え替えの場合、ボリュームがでて根が回りすぎていると感じるときがタイミングです。

古い土と根の1/3程度落として上記の土で空気を入れ込むように棒で刺しながら植え付けます。このときボリュームが出すぎた株を分けることを同時に行うこともできます。

手で根をほぐして適当な大きさに分けて植え付けます。このとき根にダメージがありますので、寒くなる冬の直前よりはこれから暖かくなる春に行うとよいでしょう。

 

 

 

金のなる木のアレンジ

小さめの鉢で大きく育てることもできます。盆栽風に仕立ててみても面白いです。鉢は小さめのものを用意してバランスを考えてお好みですこし斜めに植え付けます。茎も成長する方向を考えながらワイヤー少しづつ誘引していくと盆栽風に仕立てることができます。

また、細めの縦長の鉢に植えると下方に根を張り巡らせ高さを出すことができます。高さを出してスタイリッシュに仕立てたいときは深い鉢に植えると上へ上へと縦に成長します。

 

 

金のなる木の水耕栽培

多肉植物は全般的に水耕栽培ができます。水分を控えめにしたり乾燥気味に育てるので、水につけておくと腐ってしまいそうな気がしてしまいますね。しかし土に植わっているものとは違い、必要なだけ水分を吸収するのでお水を変えることを忘れなければ腐ることはありません。

注意することは土に植わっていたものを水耕栽培用にすることです。金のなる木の苗の土を洗いおとして根を水に入れるとうまく吸収ができずに枯れてしまいます。

 

根を切り落とし、切り口を乾燥させます。こうすることによって株が飢餓状態になり水に挿したとき水分の吸収がうまくいきます。こまめに取り替えた水に挿し新しい根を再生させて維持していくことができます。

もし剪定で茎を切り落としたとときはガラスベースに水をいれて光のあたる場所に飾って根がでる様子を観察してみてください。葉を大きく茂らせたり花を咲かせたりは難しいのであくまでも鑑賞用となります。

 

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インテリアとしての金のなる木

霜が当たらないようにすること以外あまり神経質にならずに育てることのできる金のなる木。室内置きよりは屋外のほうが丈夫に育ちますが、もしお家の中に入れる場合もすこし鉢を意識して選ぶとかっこいいインテリアになります。

金のなる木の魅力はなんといっても光沢のある葉です。マットな鉢に入れるとその光沢感が際立ちます。土感のある素朴な焼き物やブロンズや茶色の鉢などとも相性がいいです。

おじいちゃんの家に昔からあるような金のなる木。そんなイメージをかっこよくインテリアとしての新しい楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょう。本当に金がなるかは‥育ててみてからのお楽しみです。

 

 

増やし方

金のなる木は挿し芽か葉挿しで増やすことができます。春~秋、剪定して天芽を切ったものを挿し芽として使用できます。頂点から2~3節で切り取って数日間切り口を乾かします。その後川砂や赤玉土など水はけの良い土に挿します。

すぐにお水をあげないで発根するまで様子をみます。風通しのよい明るい半日陰の場所で管理しましょう。しっかりと発根したら鉢上げします。

 

葉挿しは春と秋にポロっととれた葉を水はけのよい土の上に、付け根が軽く土に触れるように置くだけで、葉の切り口付近から芽がでて発根する多肉植物特有の繁殖方法です。

明るい半日陰で管理して、水は空中の湿度を保つくらいで十分です。また、葉挿しに使用する葉は水分をよく含んだ元気なものがよいです。弱ってポロっと自然に落ちた葉は成功率が低いです。

 

手軽な増やし方ではありますが水分と乾燥のバランス、風通しなどすべてそろっていないと成功率が低く、芽がでるのも時間がかかるので芽がでる前に親葉がしわしわになってダメになってしまうケースもあります。

ダメでもともと、成功したらラッキーといった感じでチャレンジしてみてください。

クラッスラ属は交配などにより種類も増え、また個性的な品種も数多く出回るようになりました。そんな金のなる木の仲間であるクラッスラ属を一部ご紹介します。

 

 

観葉植物「金のなる木」の種類

 

神刀

出典:多肉うきうき!Life

互い違いに鎌の刃のような太い葉肉を出す一風変わった種です。

 

 

火祭り

出典:taniku.me | petit-succulents

葉の先端がスッと尖っていて寒さにあたると鮮やな赤色に紅葉します。金のなる木ほどの強度はなく、高温多湿に弱いです。

 

 

ゴーラム

金のなる木の葉が細長いもの。先端に少し凹みがあります。葉が棒状に上に伸びる姿は別名、宇宙の木とも呼ばれる個性的な形で_す。成長はゆっくりですので盆栽風に仕立てることもでき、植物通の間で人気です。

 

 

姫花月

出典:多肉植物

金のなる木より明るい緑の葉で、寒さにあたると葉の先端が赤く紅葉します。

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