ニームの木の育て方|挿し木、剪定、置く場所は?

虫よけ、石鹸、オイルなどで有名な観葉植物ニームの木(インドセンダン)の育て方、特徴、作り方について紹介します。

 

観葉植物ニームの木の特徴

出典:新築一戸建てブログ

原産地

センダン科センダン属のニームの木。原生地はインド(東南アジア熱帯雨林気候区)。

センダン属の植物はアジア、オーストラリアに約10種類あります。高い木や低い木、自生する場所によって大きさも様々で葉は互生(一つの茎や枝から互い違いに葉が出る)で花も咲かせます。

 

ニームの木とゆう名前で流通している品種はインドセンダンといってインドが原産のものになります。高さ15~20mにもなり常緑で寿命は200年以上ともいわれています。

葉、樹皮には殺虫効果のある物質がふくまれているため、インドでは古くから煎じたりして虫の駆除などに使われてきました。

 

虫よけ?抗菌作用?いろんな効果が?

また、抗菌作用もふくまれていますので炎症や痛みをおさえたり、殺菌消毒効果のある万能薬としても重宝されてきました。種子には油分も含み、オイルを抽出することもできます。そのオイルはインド発祥のアーユルヴェーダでマッサージオイルとして使用されることもあり用途は様々です。

現在、観葉植物としてのニームはキャッチコピーの「虫よけ効果」もさることながら、風にそよぐ葉は見た目に爽やかでインテリア性も高いことから人気を呼び、流通量は多くはないものの園芸店などで扱われるようになりました。

オーガニックな商品のCM撮影で背景に使われることもあり、主張しすぎない華奢な幹と爽やかな葉が魅力です。そんな華奢なニーム、室内で管理するときにすこし気をつけるポイントがあります。寒さと水分過多です。

 

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観葉植物ニームの木の育て方

日光・温度・置く場所

沖縄など日本の暖地では地植えになっているものもありますが基本的には観葉植物として鉢に植えて管理します。一年を通して日当たりがよく風通しのよい場所におきます。

春、15℃を超えてくるような暖かい気候になったら徐々に屋外に出します。真夏は葉焼けを防ぐため、直射日光を避け、室内のレースカーテン越しなどに置くと安心です。

 

秋もまた、屋外が適していますが、極端な温度変化はダメージを受けますので移動はすこしづつ。15℃を下回るころになってきたら屋内の暖かい場所に移動します。

ニームにとって最適な温度は20~25℃と高めです。なかなか室内で温度を保つことは難しいのですが、暖房などで室温を上げる際は乾燥に気をつけます。

寒さが原因で葉が黄色に変化して落ちた場合、すぐに置き場所を見直せば完全に枯れることはなく、春の生育期にまた新芽が芽吹きますので心配いりません。

 

 

水やり

春から秋にかけては土が乾いたら鉢底からしみでる程度たっぷり水をやります。秋~冬にかけて水を控え、乾かし気味に管理します。暖房などで乾燥した室内では葉水をして空中湿度を保ちます(葉水とは、葉から少し離して霧吹きで水を吹きかけ葉から水分を吸収させること。病気や害虫の予防にもなります)。

室内の風通しの悪い場所ですと水分の吸収、分散が進まず常に土が湿った状態になってしまいます。

その場合は置き場所を見直し土がしっかり乾くまで待ち、葉水などで水分を補います。それでも改善されない場合は土の入れ替えをおすすめします。

 

 

出典:0円から畑を手に入れる

市販の観葉植物用の土に赤玉土を少し配合するか、腐葉土7に赤玉土3を配合して水はけのよい土づくりをします。

 

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植え替え・植え付け

植え替え、植え付け共に5、6月頃が適しています。植え替え時に多少根へのダメージがありますので暑い時期と寒い時期は避けます。秋口に購入してすぐに植え替えたい場合は、根へのダメージを最小限にするために根をあまり崩さないように植え付けます。

鉢またはポットからとりだした根をひとまわり大きな鉢に入れ、空気をふくませるように棒で刺しながら土をいれていきます。植え替えた後は水をたっぷり与え、根付くまで10日程度、半日陰の場所で管理します。

 

 

肥料

肥料はほとんど必要としませんが新芽が出る時期(5月頃)に緩効性肥料を与えると成長が促進されます。

冬場は肥料をひかえます。弱っているときも肥料やけをおこしますので環境の改善をして様子をみます。

 

 

害虫

虫よけ効果をうたっているとおり、ニームには虫はほとんどつきません。ニームの幹や葉には虫が食べると食欲減退、成長を阻害される成分がふくまれているため、虫はそれを知ってか知らずか食べません。

しかし勘違いされがちですが、ニームを置くだけで蚊除けやコバエよけになることはありません。あくまでも加工されたものが効果を発揮しますので以下を参考にしてみてください。

 

 

剪定・挿し木

出典:ANNJYUのリビングメモ

春~夏、剪定が必要になるほどに葉をしげらせたら環境が十分にあっている証拠です。そのような場合のみ剪定を施します。葉を間引いて風通しがよくなるように切り詰めます。

天芽を切り落として高さ調整をした場合はてっぺんから20センチほどで切り、新芽数枚を残して挿し穂を作り、挿し木に挑戦してみましょう。

 

水にしばらくつけて置き、水あげしたものをバーミキュライトや赤玉土に挿してお水を切らさないように管理します。10日程度して芽がでたら成功です。しっかり芽をだしたら鉢上げといって土に植え替えます。鉢上げしたあと1ヶ月くらいは半日陰の場所で根が定着するまで様子をみます。

冬に葉が落ちきってしまったニームも根が生きていればまた葉を再生しますので切り戻して暖かい場所で管理しましょう。春になると切り落とした場所のすぐ下から新芽がでます。

 

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ニームの木でオイルやパウダーを作ろう

出典:Yahoo!ショッピング

ニームオイル

ニームの種子と実から抽出したオイルは水で薄めて散布すると虫がつきにくくなる天然の虫よけ剤になります。オーガニックな無農薬野菜を育てるときに使われます。

また、ニームオイルには抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果的です。菌から肌をまもってくれる作用もあるのでニキビや湿疹の予防、保湿や髪の乾燥を防ぐヘアオイルとしてなど、肌や髪にとっていいことずくめです。

オイルの抽出は、観葉植物として管理しているものはまず花を咲かせることは難しく、結実させにくいので原生地で生産されることがほとんどです。

 

ニームパウダー

オイルを絞り出した後のかすを粉末にして土にまくと、土にひそむヨトウムシなどの害虫を寄せ付けない効果があり、インドでは畑の土壌改良する際にまかれていました。

無害な防虫剤として家庭菜園などで広く利用されています。ただし天然であるため効果が長続きしないため、定期的に撒くことで効果が持続します。

 

ニームリーフ

乾燥させたニームの葉をタンスなどにいれると虫よけになるともいわれていますが、効果のほどはわかりません。簡単な方法ですので、試してみる価値がありそうです。

 

 

まとめ

市場でもまだ流通量の少ないニームは希少種ともいえます。その理由のひとつに寒さに弱いとゆう特徴があげられます。日本の冬のような寒さはニームにとって厳しい環境ともいえます。

流通量も少ないためにその育て方も広く定着しておらず、まだまだ知られていないことも多いです。しかし観葉植物として、まっすぐ上へ上へと縦に伸びる幹と爽やかな切れ込みのある葉は美しいため、加えて「虫よけ効果」のキャッチコピーが功をなして根強い人気があります。

 

植物にはその命を守るために環境に順応しようとする働きがあります。寒さに弱いニームも大事に冬越しを繰り返すうちに少しずつ耐寒性が上がるものもあるでしょう。

幹が華奢なのは本来もつたくましい性質が発揮されていないだけなのですが、それでも環境に順応して新芽を出したときは感動します。もしお店でニームを見かけて購入したら寒さとお水のやりすぎに注意していちどチャレンジしてみませんか?

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