観葉植物を部屋に飾ると、それだけでぐっと華やかな雰囲気になりますよね。でも、せっかく観葉植物を育てるのだから、カフェに飾られているようなオシャレな植物を育てたいですよね。オシャレな観葉植物とインテリアとして観葉植物をオシャレに取り入れるコツを紹介します。
オシャレな観葉植物のおすすめ種類
シュガーバイン
ツル性の植物のシュガーバインは、5枚葉が小さな手を広げたようでその姿が、とても可愛らしくて人気の高い観葉植物です。見た目とは裏腹に、とても丈夫な性質で耐寒性にも優れています。
しかも、植物自体はそれほど大きいものではないので、それほど場所を選ばずどこにでも飾ることが出来ます。
ディスキディア・ルスキフォリア
ミリオンハートとの愛称もあるこの植物は、名前の通り、ツヤがあり肉厚なハート型の小さな葉っぱがたくさん付いている、その可愛らしい見た目からインテリア性も抜群です。
半日陰でも育つことが出来ますが、寒さには弱いため気温が10℃を下回るような場合は、室内の暖かい場所で育てるようにしましょう。
グリーンネックレス(セネキア)
グリーンネックレスは、コロコロとしてまるでビーズのような葉っぱが特徴の多肉植物です。自生地がアフリカの乾燥地帯であるため、とても乾燥には強いです。
反面、多湿な状態には弱いため、梅雨時期や蒸し暑い夏の時期には、あっという間に根腐れを起こしたり、ツルが腐って枯れてしまうことがあります。そのため、水やりのタイミングには注意が必要です。
ワイヤープランツ
ワイヤーのように細いツルに小さな葉っぱをたくさんつけるワイヤープランツは、100円均一でも購入することが出来るほど、手軽に手を入れる事ができるほど人気があります。ただ、乾燥に弱く日の光を好む植物なので、置き場所や水やりのタイミングには、注意が必要です。
ワイヤープランツの品種は20種類ほどあり、葉っぱの形がハート型のものやスペード型、淡い黄色をしたものやマーブル模様のものなどがあります。
アグラオネマ
この植物は、映画『レオン』にも出てくる植物で、主人公であるジャン・レノがアグラオネマを育て、マチルダが最後まで抱えていた観葉植物としても有名です。
インドから東南アジアの熱帯地域に分布するサトイモ科の植物で、耐陰性があり日陰でも元気に育ってくれます。葉っぱには、品種によって様々な模様や色の斑が入ります。その模様が、どれもエキゾチックでボリューム感があるので、部屋に置くだけで、存在感抜群です。
ザミアフォーリア
出典:タワゴトノセカイ
サトイモ科のザミアフォーリアは、椿の葉っぱに似てツヤがあり肉厚な葉っぱが特徴です。新芽の生え方がユニークで、10枚位の葉っぱが、まるで花の蕾のように閉じたまま成長していき、ある程度まで伸びると、一斉にその葉っぱが開きます。
肉厚な葉っぱに水分を蓄えているため、乾燥には強いですが、その分水をやりすぎると根腐れを起こしてしまうので、水は土が完全に乾いてから与えて下さい。
モンステラ
ざっくりと切れ込みの入った葉っぱが特徴の観葉植物で、その個性的で存在感がある葉っぱが、エキゾチックな雰囲気を演出してくれます。
生命力旺盛な植物で、寒さに強く耐寒性は0℃以上あります。さらに耐陰性もあるため、どんな場所においても、比較的簡単に育てることが出来ます。
サンスベリア
天に向かってシュッと伸びた葉っぱが、まるでオブジェのようなサンスベリアは、葉っぱに独特な模様があり、その模様から「トラノオ」と呼ばれている品種もあります。乾燥に強く、耐寒性もあるため、明るい場所であれば元気に育ってくれます。
また、冬には水やりの間隔を空け乾燥気味にすることで、耐寒性が増す性質があるので、冬場には、水やりをせずほったらかしにしておいたほうが、越冬するかもしれません。
フィカス・ウンベラータ
大型の観葉植物なので置き場所には注意が必要ですが、大きな観葉植物の中では、オシャレ度の高い植物で、カフェや美容室などでもよく見かけます。
大きな葉っぱは、ハートの形をしていて、細い幹とのバランスが良く、インテリア雑誌などにもよく紹介されています。フィカス・ウンベラータをおしゃれに見せるポイントは、高さがあって細長い植木鉢に植え、ハート型の葉っぱが広がる姿を楽しむことです。
パキラ
大型の観葉植物として人気があるパキラは、いくつかの幹をねじったり編み込んだりして販売されているものが多く、その樹形がオシャレポイントです。
鮮やかな緑色のたまご型をした葉っぱは、明るい日差しに映えて、パキラを一層オシャレに見せてくれます。丈夫で育てやすい植物なので、初めて観葉植物を育てるという人にもオススメの観葉植物です。
アイビー(ヘデラ)
ヘデラやキヅタの別名を持つアイビーは、1年中緑の葉っぱを付けているため、観葉植物として広く愛されています。葉っぱは、少し歪な星型のような形をしていて、その葉っぱが長く伸びたツルいっぱいに生えています。
つるが長く伸びることを活かして、ハンギングバスケットなどに植えて、天井や壁に吊り下げたり、窓際や棚などに置いてツルを垂らしたりすることで、おしゃれなインテリアグリーンとして、楽しむことが出来ますよ。
ユーカリ
コアラの食事として有名なユーカリも、オシャレなインテリアグリーンとして活躍してくれます。しかも、葉っぱは、まるでミントのようなスッキリとした香りがあり、アロマオイルやポプリとしても利用されています。
ユーカリの品種は色々ありますが、中でもシルバーがかった葉っぱを持つ品種は、オシャレ度が高く人気です。
観葉植物をおしゃれに飾るおすすめの方法
ここからは、観葉植物をオシャレにセンスよく飾るための置き場所や置き方を紹介します。
部屋の余っている空間に飾る
デッドスペースとなりやすい部屋の隅や家具などの、空間に余白ができてしまっている場所に飾ると良いでしょう。特に、大型の観葉植物を飾る場合、そういった場所に飾ることで、お部屋のシンボルツリーとしての役割も果たしてくれるでしょう。
観葉植物が、卓上サイズであったり中型のサイズである場合は、棚の上やサイドボードの横、キッチンのカウンターなどのちょっとした空きスペースに飾ると、インテリアグリーンとして、癒やしの空間を演出してくれます。
シンメトリーで飾る
人は、シンメトリーで物が置かれていると本能的に惹かれるそうです。というもの、左右対称にものが置かれていると、人間にはないその様式美に、無意識のうちに憧れを抱いてしまうのだそうです。
そのため、同じ品種の観葉植物を対で、部屋の左右に置くことで部屋がバランス良くオシャレに見えます。でも、部屋に2つも鉢を置くスペースが無い!!という人もいると思います。そんな人は、卓上タイプの植物でシンメトリーな空間を作ってみてはいかがでしょうか?
例えば、棚の左右に置いてその間に、別の観葉植物や家族の写真を置いてみたり、パソコン机の両端を植物で挟んで、シンメトリーでおしゃれな空間を作り、パソコンで疲れた目を、その観葉植物の緑で癒やすというのも手かもしれません。
植木鉢に注目する
せっかくオシャレな観葉植物を手に入れても、その植木鉢がプラスチックの味気ないものだと、いまいちオシャレに見えませんよね。そして、家によって、インテリアのテイストは様々です。
そんな時は、観葉植物を飾る部屋のテイストに合った鉢カバーを選びましょう。鉢カバーというのは、植物を植えてある鉢よりも一回り大きめの器で、素材や色など多用にあるので、味気ない植木鉢を隠すことが出来るアイテムです。また、鉢カバーには底穴がないので、受け皿の代わりとしても利用できます。
部屋のインテリアに合わせた鉢カバーの色や素材を選ぶことで、観葉植物の雰囲気もアジアンテイストなものから優雅な雰囲気のものまで、様々に演出できます。
他にも、色を統一した部屋に、差し色として鉢カバーの色を反対色に変えることで、部屋の雰囲気を引き立てたり引き締めたりすることも出来ますよ。
まとめ
オシャレな観葉植物とその飾り方について紹介しました。オシャレな観葉植物を飾ることで、センスの良い部屋になるだけでなく、そこには癒やしも空間も創り出されるはずです。観葉植物をオシャレに飾って、インテリアグリーンを楽しんでくださいね。