大型の観葉植物8選|大きい種類を育てる前に

一口に観葉植物と言っても、とても多くの種類があります。常緑樹や蔓性の植物、多肉植物に大型の植物から小型の可愛らしい植物まで、本当に多種多様です。大型の観葉植物にフォーカスして紹介します。

 

大型観葉植物を育てるその前に!!

大型の観葉植物を置こうと考える人の多くは、その食物をその場所のシンボルツリーにしようと考えているのではないかと思います。

大きな観葉植物は、1つ置くだけでも、その場の雰囲気を変え更に癒やしの効果も期待できます。ただ、室内で多い観葉植物を育てる場合は、サイズや生活動線などを考える必要があります。

 

①室内と観葉植物のサイズを考える

観葉植物を購入する前に、まず「どの部屋のどこに置くのか」を考えましょう。室内の広さや天井の高さなどを考え、その置き場所のスケールに合わせ、購入したい観葉植物のサイズが適切であるかを検討してください。

例えば、天井の高さが250cm前後の部屋だった場合、樹形の高さとしては180cmくらいまでのものを選ぶと良いでしょう。植物でしかも大型のものですから、生長するとそれ以上に伸びるでしょうが、その時は、剪定をして高さを整えてください。

 

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②生活導線を考える

大型の観葉植物となると、鉢も大きく、その中に入っている土の量も大量になるため、移動させるのも一苦労です。

そのため、うっかり生活動線の中に食物をおいてしまうと、室内の掃除がしにくかったり、別の部屋に移動するのに、いちいち植物を避けて移動しなくてはいけなくなる可能性があります。

 

また、置いた場所の日当たりや風通しが悪かった場合、鉢を移動しなくてはいけなくなるかのせいもあります。

鉢植えを置く前に、室内の掃除がしやすいか、日当たりや風通しはどうか、水やりはしやすいかなどを考慮しましょう。鉢をキャスター付きの台や受け皿を利用することで、移動させやすくなるので、そういったもの利用するのも一つの手です。

 

 

③耐震性を考える

大型の観葉植物を室内に置く場合は、その植物の耐震対策にも配慮する必要があります。室内の植物とはいえ、何らかの理由で倒れてしまった場合、思わぬ事故に繋がりかねません。

そこで、使用する鉢は、四角や寸胴型など安定した倒れにくいデザインのものにしましょう。また、滑り止めなど転倒防止のシートを鉢の下に敷くこともおすすめです。更に、キャスター付きの台などを利用する場合は、必ずキャスターをロックしたりストッパーを利用しましょう。

その他にも、植物の近くにソファーを置いたり子どもの遊び場を作ったりしないようにして、安全面には十分配慮してくださいね。以下からは、部屋の環境に合わせた観葉植物を紹介します。

小型観葉植物の種類|育て方と特徴について

 

 

日当たりの良い部屋または明るい日陰向けの大型観葉植物5選

 

●ウンベラータ

大きな観葉植物の中でもおすすめの植物です。美容院やおしゃれな雑貨屋さんに置かれていたり、インテリア雑誌などでもよく取り上げられるほど人気が高い観葉植物です。

日当たりの良い場所を好みますが、直茶日光には弱いので、レースのカーテン越しの柔らかな日差しなどの明るい窓際などでの管理がおすすめで、大きなハート型の葉っぱが特徴的で、どんなインテリアにも馴染みやすいです。

 

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●ドラセナ・コンシンネ

出典:https://item.rakuten.co.jp/yukei/f1813/

幹がすらっと上に伸び、細長くて先が尖った葉っぱが特徴的で、見た人にシャープでスタイリッシュなイメージを与えるため、インテリアグリーンとしても人気が高い観葉植物です。

上に向かって伸びるコンシンネですが、生長するにつれ幹が様々な方向に曲がって大きくなっていきます。また幹が軟らかいので、自分の好みの形に仕立てられることも人気が高い理由の一つです。スタイリッシュなイメージと、自分好みに仕立てられたり、その形の面白さから男性にも人気のようです。

 

コンシンネの品種はたくさんあり、葉っぱに入る斑の色も緑や黄色、赤や白とバラエティーに富んでいます。そのどれもが美しい色合いであるため、斑の色によって違った印象を与えてくれます。

コンシンネは、形態としては低木と言われていますが、自生地のマダガスカル島では、5mほどにまで生長する大木なので、最初は50cmほどだったコンシンネも、植え替えをして鉢を大きくしていくと、1m以上にまで生長しますよ。

 

 

●ドラセナ・パラオ

出典:http://garden-tropica.com/SHOP/4517-310-3.html

南国ムード漂うドラセナ・パラオは、立ち上がった幹の上から、先の尖った細長く濃い緑色の葉っぱをボリュームたっぷりに生やすのが特徴です。葉っぱが細長いため、下に向かって垂れ下がり、風に揺れるたびに揺れる様は、とても涼し気です。

乾燥に強い性質なので、日々の世話にそれほど手間がかかりにくい観葉植物で、育て方のポイントとしては、季節ごとに水やりの間隔を調節することですが、基本としては、鉢の土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。

このドラセナ・パラオは、流通量が多くないため、ほとんど店頭に並ばないので、購入の時は、ネットなどを利用したほうがいいかもしれません。

 

 

●クワズイモ

名前だけを聞くと、本当におしゃれな大型の観葉植物なのかと疑問に思いますが、この観葉植物の魅力は、スタイリッシュな樹形です。

サトイモ科の仲間なので、根茎は太いのですが、他のイモ科の植物のように土の中に芋を作らず、地下から地上に向かって太く立派な棒状の根茎が伸びる性質があり、その根茎の形がとてもおしゃれなのです。

 

更に、その根茎の先からは、最大60cm近くなる大きくて明るい緑色の葉っぱが生えます。葉っぱは、先から伸びた葉茎に一枚だけ付くので、まるでパラソルのように見えます。

葉っぱが大きいぶん、ホコリが溜まりやすいので、定期的に葉水をした後、ウェットティッシュやハンディモップなどで拭いて美しい葉っぱを維持するようにしてください。

また、水やりは基本的に土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。水やりをしすぎると根腐れを起こすので注意してくださいね。

 

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●フェニックス・ロベレニー

出典:https://item.rakuten.co.jp/gg-green/10000264/

フェニックス・ロベレニーは、ヤシ科の植物で、ある程度の耐寒性と耐陰性があるため、室内でも十分に育てることが出来ます。樹形も、ザ・ヤシの木といった感じの南国ムード満載で、部屋をトロピカルな南国風にしたい人にはおすすめの観葉植物です。

生長はゆっくりですが、とても大きくなるため天井が高い場所に置いて育てたほうがいいでしょう。また、乾燥に弱く特に夏場の水切れには十分注意してください。また、冬場の水やりは間隔を空け乾燥気味に育てますが、冬場であっても定期的に葉水をして乾燥を防いでください。

 

 

半日陰や日陰の部屋向けの大型観葉植物3選

 

●ポリシャス

出典:フラワーコーポレーション

暖かい地域が原産の観葉植物で、寒さに弱いことから室内向けの観葉植物として育てられることが多いポリシャスは、常緑樹で2~8mほどまで育つ高木から、それほど大きくならない低木のものまで様々な種類があります。

観葉植物として多く栽培されているのは、「ポリシャス・バルフォリアナ」の園芸品種で、葉っぱの縁を彩るように白い斑が不規則に入るものや葉脈に沿って黄白色の斑が入るものなどがあります。葉っぱが生い茂るため、幹が見えないほどで、とてもボリューム感があります。

日陰でも十分に育てることが出来ますが、長い間日陰に置いておくと、弱々しくなったり葉っぱの色が悪くなったりするので、可能であれば定期的に日光浴をさせたほうがいいでしょう。

 

 

●モンステラ・デリシオーサ

切れ込みの入って個性的な形の葉っぱがエキゾチックな印象を与えてくれるモンステラは、耐暑性があり生命力も強く、耐寒性と耐陰性もあってどんな場所でも割と簡単に育てることが出来るので、初心者にもおすすめの観葉植物です。

ただ、日陰でもよく耐えてくれますが、なるべくなら半日陰の場所で育てたほうが丈夫できれいな株を保つことが出来ますよ。特徴でもある葉っぱの切れ込みは、生長するごとに大きく深くなり、長く育てることでその変化を楽しむことが出来ます。

 

 

●フィカス・ビネンディキー

出典:https://www.goo.ne.jp/green/column/interiorgreen_3367.html

耐陰性があるので、日陰でも葉っぱが落ちることなく育ち、割と寒さにも強いので初心者でも育てやすいおすすめの植物です。葉っぱは、先の尖った長細い楕円形で下向きに垂れ下がって生えるので、見る人に涼しげな印象を与えてくれます。また、葉っぱには光沢があり美しいです。

ただ、斑入りの園芸品種は、日陰で育てると葉っぱが傷んだり落葉するので購入のさいは斑入りでないものを選んでくださいね。また、乾燥に弱い性質があり、水やりの量が少なかったり、全く葉水をしていなかったりすると、刃先が枯れ込むことがあるので、注意が必要です。

 

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まとめ

いかがでしたか?今回は大型の観葉植物について紹介しました。シンボルツリーともなる大型の観葉植物を置くことで、インテリアの顔になります。大型観葉植物を置く時は、ぜひ置きたい部屋に合わせた植物を選んでみてくださいね。