月桂樹(ローリエ)の育て方|害虫、増やし方は?

料理や色々な効果があるメジャーな観葉植物月桂樹(ローリエ)の育て方、害虫、増やし方、特徴について紹介します。

 

観葉植物「月桂樹(ローリエ、ローレル)」の特徴

料理や効果

クスノキ科ゲッケイジュ属の葉を乾燥させて煮込み料理などに使われている月桂樹(ローリエ、ローレル)。お肉料理の臭み消しや香りづけだけにとどまらず、近年その効能が注目されています。

実は月桂樹(ゲッケイジュ)という聞き覚えのある植物の葉だとゆうことをご存知でしたか。古代ギリシャでは月桂樹の葉で編んだリースを冠として勝利と栄光のシンボルとしてそれを讃え頭に被せる風習がありました。

 

原産地

月桂樹は温暖な地中海沿岸原産の植物ですが、暑さ寒さに強い性質をもつため日本の四季にも順応しやすく、たくましく育てることができます。常緑でめったに葉が落ちることもなく、隙間なく茂るのでお庭の目隠しや生垣などにも使われ、和にも洋にも姿をかえます。

ある程度の耐陰性もあるので北側の日があまり当たらない場所であっても育てることができます。そんな万能選手である月桂樹の育て方を見ていきましょう。原産地は地中海沿岸です。

 

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観葉植物「月桂樹(ローリエ、ローレル)」の育て方

日光・温度・置く場所

月桂樹は日当たりを好みますが半日陰でも風通しがあれば育てることができます。屋内よりは屋外、鉢植えよりは地植えが適しています。鉢植えにした場合も葉の色やツヤを良くするために

屋外で管理するとよいでしょう。直接日があたらない場所でも元気に育ちます。

月桂樹は地中海沿岸の植物なので温暖な気候が望ましいですが、耐寒性もあり冬は氷点下でも耐えることができます。しかし植えて2年以内の幼木はダメージが出やすいため冬の寒風が当たらないように防寒します。

 

 

水やり

鉢植えのものは土が乾ききる前にたっぷりとお水をやります。植わっている鉢にもよりますが、素焼きの鉢などですと思いの外乾燥が早かったりします。鉢底からしっかり水がしみでる程度与えます。

地植えのものは植え付けて2年くらいの幼木は土が乾いているかどうかを確認して水をあげます。特に夏場や雨量の少ない時期は気をつけるようにします。植え付けて2年以上の成木は自然の降雨で十分です。

 

 

土・植え替え・植え付け

あまり土は選びません。鉢植えであれば土を配合する場合、赤玉土6・腐葉土4程度を混ぜたものか、市販の培養土で十分です。地植えの場合は栄養をしっかり含んだ土を好みますので植え付ける前に月桂樹の根回りより大きく穴を掘り、腐葉土と堆肥を入れて土を寝かせます。

苗を植え付けたあとはたっぷり水をやります。その後はしっかり乾いてから水をやり、多湿に片寄らないように気をつけます。また、環境が合うと樹高が大きいもので3mほどになるものもあります。

 

根回りや大きくなることも想定して建物から離して植えたり、根域制限といってあらかじめ穴を掘った際に麻布などで覆ってから土をかぶせて植え付けると高さも制限することができます。

植え替え、植え付けともに4~5月が適しています。鉢植えの植え替えであれば9月ごろでも大丈夫です。

 

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肥料

必要に応じて年に2回春と秋に、油かすか、緩効性化成肥料を与えます。植え付け時に根元に置き肥します。

植えて2年以上たつ成木や、ぐんぐん成長している場合には肥料は必要ありません。

 

 

剪定

そのままにしていても月桂樹は大きく樹形を乱すことはないのですが、枝の成長は早く、よく伸びるため定期的に剪定をします。枝が重なると風通しが悪くなり病害虫の発生の原因になることがあります。

剪定に適した時期は春と秋です。強く枝を切り詰めても育ちますので小さく育てる場合は強めに剪定します。

また、葉の密集度が高い月桂樹でしたらトピアリーといって好きな形を剪定で作ることができます。下葉を落とし丸くカットしたり楕円形にしたりアレンジは様々です。

 

 

増やし方(挿し木)

月桂樹は挿し木で増やすことができます。挿し木は5~7月、虫がついていない元気な枝を選び2、3枚葉を残し先端から10~15センチの長さに切ります。新芽が出てきているような成長中の枝を選ぶとうまくいきます。

切った枝を水あげと言って1、2時間切り口を水につけておきます。

 

その後湿らせた赤玉土に挿し半日陰の明るい場所で根付くまで様子をみます。この時、栄養豊富な培養土などに挿すと腐ってしまう可能性があるので水はけのよい赤玉土などが適しています。

しっかりと発根したら鉢上げといって小さめの鉢に植え付けます。この時外に地植えにしても育ちません。鉢上げして1~2ヶ月程度は半日陰の明るい場所でしっかりと土に根付くように水やりを加減しながら管理します。

 

 

月桂樹の花

月桂樹の花はオスとメスとがあります。流通しているもののほとんどはオス株になりますが、見分け方はオスは黄色の花が咲き、メスは白い花が咲き結実して黒い実がつきます。開花時期は春初旬です。

植えてからですと判断が難しいので黒い実が欲しい場合はメスを購入します。黒い実はオリーブの実にも似ているのですが食用には向きません。実には油分を多くふくんでいるため石鹸などに使われています。

 

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月桂樹の葉(ハーブとしてのローリエ)

月桂樹の葉は一年中収穫することができます。収穫する葉は新芽ではなく生えて1年~2年ほどの葉を選びます。収穫した葉をよく洗いざるなどに広げて半日陰の場所でじっくりと乾燥させます。

乾燥させることで旨味や香りが増し、料理に幅広く使えるようになります。よく乾燥させた葉はビンなどに密閉して保管することができます。

青葉の葉でも乾燥させた葉でも数枚をネットなどにいれて入浴剤としてお風呂にうかべても香りのリラックス効果が得られ血行促進にもなります。たくさん葉が手に入ったら試してみてください。

 

 

月桂樹(ローリエ、ローレル)の害虫・病気

カイガラムシ

カイガラムシは昆虫の仲間で体長1、2mmで植物の樹液を吸って生きています。カイガラムシ自体が植物を弱らせる原因にはなりませんが、その排泄物が蜜状にベタベタします。

葉や茎についた蜜滴がスス病など病気の原因にもなりますので数が少ないうちにこすり落とし、

ベタベタしていたら水拭きします。成虫になると殻が固くなり退治することが難しくなるため、春にカイガラムシ用の殺虫剤を散布することもひとつの方法です。大量に発生してしまった場合はついた枝を切り落とします。

 

 

ハマキムシ

夜になると外灯に集まる夜行性のガの幼虫です。2、3枚の葉を重ねた葉の間や柔らかい葉を巻いた中に幼虫がいます。葉を食べるので葉が白っぽくなっていたりします。冬を除き、年に何度も発生するので見つけたら取り除くようにします。

 

 

テッポウムシ

カミキリムシの幼虫になります。活動が活発な春から夏にかけて木の幹の中に卵を産むので木の葉が落ちていたり糞が落ちている場合はその周辺にいる可能性があります。

木の内部に潜むため完全に駆除することは難しく発生を予防するために殺虫剤を定期的に散布することが有効です。

 

 

まとめ

月桂樹は整いやすい樹形と丈夫さから日本でも多く出回り普及しました。庭の生垣にしたり、勝利と栄光の意味合いもあることからシンボルツリーとして植えられることもあります。

極端な寒さをさければ直接日があたらない場所でも丈夫に育てることができ、葉を茂らせる月桂樹。それに加えて実用的で葉は料理の香り付けや鎮静効果からハーブとして生活に取り入れることができたりと月桂樹はまさに万能選手です。

玄関先で日当たりがあまりよくないけれどグリーンが欲しいとき、目かくしに葉の密集した樹がほしいときなどに月桂樹はおすすめの植物です。

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