ジュエルオーキッドの育て方|種類、特徴は?

観葉植物ジュエルオーキッドの枯れない元気な育て方、特徴、種類について紹介します。

 

観葉植物ジュエルオーキッドの特徴

出典:Wikipedia

  • 学名:Macodes petlaなど
  • 科名:ラン科マコデス属
  • 原産地:東南アジア

葉を楽しむランをジュエルオーキッドと総称で呼びます。ラン特有の葉脈が浮き出て、葉はビロードのようで葉脈がラメのようにキラキラしています。小ぶりな株ですがその美しさに思わず見入ってしまいます。

ジュエルオーキッドと呼ばれるものにはマコデス属のほかにドッシニア属やアネクトキルス属などもあります。現在、代表的なマコデス・ペトラは特定国内希少野生動植物に指定されています。取引には許可が必要になります。

 

個人間の販売譲渡も対象となるので取り扱いには十分注意してください。ジュエルオーキッドは入手が難しい品種が多いですが、マコデス・ペトラという品種は比較的容易に入手できます。

ジュエルオーキッドは世界に750属、1500種以上あるラン科に属し、比較的小型で葉の模様が美しい種類がジュエルオーキッドと称され流通しています。日本では江戸時代中後期よりランの葉の美しさや斑の入り方、葉芸を楽しんでおり今でも伝統園芸として深く愛されています

 

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ジュエルオーキッドの種類

 

マコデス・ペトラMacodes petla

出典:Grow memo

もっともポピュラーなジュエルオーキッドで手に入りやすい品種です。

 

マコデス・サンデリアーナMacodes sanderiana

出典:Stock Store

ゴールドの葉脈が美しい品種です。

 

 

マコデス・ローウィーMacodes lowii

出典:Stock Store

キラキラした葉脈というより、濃い緑に白いラインの葉脈がシックで美しい品種です。

 

 

観葉植物ジュエルオーキッドの育て方

 

ジュエルオーキッドの株選び

ジュエルオーキッドは、間延び、徒長がなくよく葉のしまった株を選びましょう。葉が丸まっていたり変色したりしているものは、その後の管理が面倒になって来ます。

なるべく、直接確認してから購入するようにしてください。園芸店のほか、最近ではテラリウムの素材としても人気のため、水草を扱っている熱帯魚屋さんでも見られます。植物をオークションや通信販売で入手する場合はよく状態を確認してから購入することをオススメします。

 

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置き場所

熱帯雨林の中が原産地になります。通年を通して直射日光ではなく、高温多湿で適度に明るい場所を好みます。だいたい15度ぐらいに保たれているのが理想的です。また、冬場の寒さが非常に苦手なので、暖かさを保ってください。エアコンで温度を保つときは、乾燥しすぎないように注意してください。

 

 

仕立てや植え替え

ジュエルオーキッドはランの一種になります。土壌には通常の培養土でも構いませんが、ここでは扱いやすい水苔での仕立て方をご紹介します。

  1. 水苔を新鮮な水に浸す…水苔はかなり膨らむので、まずは少量から始めてください。
  2. 水苔を室温に戻す…戻したばかりで冷たい水苔を使うと根を傷めてしまう可能性があります。室温にしてから使用するようにしてください。
  3. 根についている古い水苔を落とす…根がデリケートなので、優しく落とします。
  4. 根を水苔で包む…適度な量で満遍なく包んでください。
  5. 鉢に収める…鉢が大きすぎると根腐れしやすくなるのでやや小さめの鉢がオススメです。プラスチックの鉢より、陶器や素焼き鉢が適しています。

 

排水のため、砕いた発泡スチロールなどを底に入れておいても良いです。水苔の他にも、ランにはバークチップやベラボンも利用できます。ベラボンは天然のヤシの繊維を加工してチップ状にしたものです。水を含むと膨れ、水がなくなると収縮します。

植え替えは春に行います。暖かくなり、成長に適した時期になります。またこの時期に植え替えて環境になじませ、夏越しをさせます。春先だと夜間がまだ冷える可能性もあるので、十分に暖かくなったら植え替えを行ってください。

もし枯れた葉などがあり取流必要がある場合は、火で炙って消毒したはさみなどで切り落とします。よく切れるハサミで綺麗に切り取ってください。

 

 

水やり

出典:土のにおいが好きなんだ!

多湿の環境が好きなので、水苔に水をたっぷり含ませてください。夏場は乾燥しないようにしっかりと水をやってください。冬場は水苔の表面がカサカサに乾いてから水をやるようにしてください。

また、多湿の環境が好きなので、暖かい時期は霧吹きで葉水をあげるとより良く育ちます。湿度が不足すると葉が丸まってしまいます。また、多湿にしすぎたまま通気性の悪い室内に置いたままにしておくとカビが生えることもあるので注意してください。

 

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肥料

基本的にはあまりやらなくても大丈夫ですが、春から夏の生育期の暖かい時期に薄めた液体肥料をあげてください。強い肥料をいきなりあげると、根を傷めてしまいます。

 

 

株分け

株の脇から子株が出て来たら、その子株を切り離して栽培します。子株から葉が2、3枚出て、根が出て来たらひねりとって本株から取り分けてください。株分けしたものは植え替えと同じ方法で鉢植えにします。

 

 

冬と夏の管理のコツ

冬場は窓辺での管理の場合は気をつけましょう。窓の近くは外気と同じくらい冷えている場合もあります。夏場も要注意です。うっかり直射日光に当ててしまうと葉焼けを起こしてしまいます。冬場も夏場も一定の温度を保てる場所で育てるようにしてください。

心配であれば温度計を使用するようにしてください。夏場は水苔での栽培なので、カビに注意してください。また環境によっては暖かくなるとハダニにやられてしまうという例もあるので、風通しをよくし十分注意してください。

 

 

ジュエルオーキッドの花

花はとても小さく白い花が咲きます。ラン特有の節のある茎で20センチほどにシュルシュルと立ち上がり、野性味あふれる姿で、花芽がつくとあっという間に開花します。開花すると株の体力がなくなるため調子を崩すことが多いと言われています。

 

 

日本のジュエルオーキッド

日本では「シュスラン」などが葉を楽しめるランとして多く流通しています。

山野草の販売会などに出かけると出会うこともできます。品種によっては各地で絶滅危惧種などに指定されている場合も多いので、見かけてもむやみやたらに採取しないようにしてください。

 

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ジュエルオーキッドの楽しみ方

ジュエルオーキッドは園芸店のほか、熱帯魚店でも販売されています。近年人気の高いアクアテラリウムでの利用が多いためです。温度や湿度の管理がしやすいアクアテラリウムはジュエルオーキッドを栽培しやすい環境とも言えます。

同じように水槽やケース内で管理することもできます。ただし、植物なので、日照などには注意するようにしてください。観葉植物として育てていくならば、やはりテラコッタ鉢がオススメです。テラコッタは粘土を焼いた鉢で、たくさん空気が含まれ小さな穴がたくさん空いています。

 

保湿性、保水性に優れている上に、通気性もよく管理がしやすくなります。また、高温多湿のデリケートな環境が好きなため、最初は適した場所を見つけるためにも容易に動かせるサイズからスタートした方が扱いやすくなります。

慣れて来たら、ガラスの器に植え込むのも可愛らしいです。ガラスだと水苔の乾き具合も観察しやすく管理もしやすいです。排水穴がないものがほとんどなので、水のたまりすぎには注意してください。

 

盆栽鉢とも相性が良いです。観賞用に育てられているものなので、美しい盆栽鉢でも綺麗に仕立てることができます。小ぶりで扱いやすい鉢を選ぶと良いでしょう。

熱帯雨林の高温多湿の環境を考えながら管理することが大切です。他の観葉植物と違い、水苔やバークで植え込むことができるのでテラリウムやガラス花器での栽培も可能です。ぜひチャレンジしてみてください。