シナモン(観葉植物)の育て方|挿し木、剪定は?

観葉植物シナモンの枯れない元気な育て方、特徴について紹介します。

 

観葉植物シナモンの特徴

出典:http://www.biguppalm.com

  • 学名:Cinnamon zeylanicum
  • 科名:クスノキ科シナモン属
  • 原産地:台湾、スリランカ

常緑樹で熱帯地方が原産、高さは10m以上にもなります。葉は縦長の綺麗な緑色で、白っぽい葉脈がくっきりと出ています。シナモンには様々な品種があり、スリランカ原産で一般的にシナモンとして流通する「ウェルム種」、中国原産の「カシア種」、チャイナシナモンとも言われています。

ベトナム原産のニッキ(ニッケイ)は「シーボルティー」、日本でも自生しています。シナモンは、日本には8世紀ごろ渡来し漢方薬として入って来たようです。実際、香りを楽しむだけではなく、体を温める作用、発汗作用などを持つ生薬としても利用されています。

 

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観葉植物シナモンの育て方

 

置き場所

スリランカなどの暖かい場所が原産なので、日当たりの良いところが大好きです。通年室内で栽培し、風通しがよく日当たりの良い場所が好ましいです。あまり陽の当たらない暗い場所で育てると、葉が枯れたり変色したりすることがあります。

適温は20度ほど、最低でも10度は必要になって来ます。夏は心配ないのですが、冬は窓辺に置いておくと窓付近の温度は外気と近くなる可能性があり寒さにやられてしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

水やり

春から夏は成長期です。土の表面が乾いたら、たっぷりと鉢の下から水が出てくるまであげます。受け皿やカバーに溜まった水は捨てるようにしてください。夏場は水切れに注意してください。

水が切れてしまうと葉がしなしなと元気がなくなります。冬は根腐れを防ぐためやや乾燥気味に管理していきます。土の表面が乾いてしばらくしてからたっぷりと水をあげてください。春や夏の暖かい時は、時々、葉っぱに霧吹きでは水を与えると病気の予防にもなります。

水切れには弱いので忙しい方や、水のやり方が心配な方はプランツ用のインジケーターを使用すると便利です。

 

 

つきやすい害虫や病気

出典:ブルーミングスケープ

ハダニ、カイガラムシに注意しましょう。シナモンの栄養を吸い取ってしまうので、見つけたら殺虫剤などで駆除します。カイガラムシの成虫がいた場合は濡れた布や柔らかいブラシなどでこすり落としてください。

ハダニは乾燥した環境で発生することが多いです。葉の裏に粒々とした虫や蜘蛛の巣状の虫がついたら洗い流すか殺虫剤で駆除してください。他にも栽培している場合は他の観葉植物に移っていないかもチェックしましょう。

 

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肥料

シナモンは肥料が大好きです。植え替え時に緩効性肥料を与えます。追肥は寒肥として1月から2月に油かすや化成肥料を与えてください。葉が変色していたり、元気がないときは暖かい時期でも肥料は避けてください。

 

 

株選びのポイント

枝ぶりがよく、葉が黄色や茶色くなく艶のあるものを選びましょう。また、大きくなる木なので、しっかりと幹が太くグラグラしたりしていないものが良いです。

 

 

植え替え

株が大きくなり植え替える場合は、根を傷つけないように株を鉢から抜き、中の古い土を落とします。用土は水はけがよく肥沃なものを選んでください。市販の観葉植物専用の土でも構いません。自分でブレンドする場合は赤玉土6:腐葉土4の割合がオススメです。

あまり大きくしすぎないようにするには、根を詰めることもできます。鉢から抜いた株の土を3分の1ほど落とします。長く伸びた根や黒くなっている根はハサミで切り詰めてください。同じ大きさの鉢に植え直します。用土は新しいものを使ってください。植え替え時期は生育期の春頃が良いでしょう。

 

 

増やし方(挿し木)

シナモンは元気な芽を使って挿し木などで増やすことも可能です。挿し木は根っこの出やすい6月から7月ごろが適期です。枝の先10センチほどのさし穂を取り、1時間ほど切り口を水に挿し、水を含ませます。

葉を除いてバーミキュライトに挿し、明るい日陰で発根を待ちます。切り口をV字にカットするとより良いです。一ヶ月から二ヶ月ほどで発根します。直射日光を避け、半日陰で土が乾かないように管理していきます。カビの繁殖などを避けるため風通しのよい場所で管理してください。

 

 

シナモンの剪定方法

出典:ガーデニングshop岐阜緑園

旺盛に伸びるので「剪定」が必要になる場合があります。春から夏にかけての暖かい時期に、枝を切りそろえます。その際、冬越しで痛んだ枝なども取り除いてください。

 

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シナモンの花

クスノキ特有の、クリーム色の小さな花が房状につきます。

 

 

シナモンとニッキの違い

シナモンはスリランカ原産のセイロンニッケイのことを呼びます。よく似ているのがニッキ、日本や中国に自生しているシナニッケイになります。そもそも原産地が違い、生育環境が大きく異なります。

セイロンニッケイはスリランカ原産なので寒さに弱く、冬越しには気温が10℃以上必要になります。日本で屋外での年間栽培は暖かい地域のみになります。シナニッケイは日本で育っているので耐寒性があります。しかし、暖かい場所以外では鉢植えに栽培する方が無難です。

 

 

シナモンの使い方

シナモンをスパイスとして利用する場合は樹皮や根を利用します。樹皮をそぎ落とし、乾燥させると丸まってきて、「シナモンスティック」になります。そのままシナモンスティックとして使用もできます。

パウダーにしてお砂糖と混ぜてシナモンシュガーを作ることもできます。シナモンスティックはフラワーアレンジメントの材料としてもよく利用されます。プリザーブドフラワーのフラワーアレンジに利用したり、クリスマスリースのオーナメントに利用したりします。

 

 

シナモンと間違えやすい「シナモンマートル」

シナモンマートルという植物も流通しています。しかし、シナモンとは全く異なる植物になります。レモンマートルなどと近く、フトモモ科の植物になります。

葉をちぎると爽やかな甘い香りがして、シナモンやナツメグの代わりとしても利用されます。白い小さな花をたくさんつけ、約2メートルほどに成長します。非常に強く、屋外でも越冬が可能なのでガーデニングによく利用されています。

 

 

シナモンを飾り方

小さなシナモン

小ぶりなシナモンが手に入ったり、挿し木で小さなシナモンを育てる場合は、ブリキの缶や麻のポットなどに入れて飾ると素敵です。小さい苗木は土の容量が少ないので、乾きやすくなっています。水切れに注意してください。

 

 

中くらいのシナモン

バスケットやカバーなどに入れて省スペースで楽しめます。バスケットやカバーで飾る際は、中に鉢皿をひいてください。たっぷりと水をやる必要があるので鉢下から水が出て来ます。皿に溜まった水は必ず捨てるようにしてください。溜まったままにしておくと根腐れの原因にもなります。

 

 

大きなシナモン

お部屋やオフィスにシンボルツリーとして大きな植物を飾ると空間がとても素敵になります。爽やかな緑の大ぶりの葉は、どんな空間にもマッチします。陶器に植え込んだり、バスケットに入れたりして楽しめます。

シンプルな観葉植物なので、どんなデザインのカバーや陶器でもよく合います。大きな株を、陶器に植える場合はとても重たくなるのでキャスター付きの鉢台に乗っけると管理が楽になります。

また、シナモンは葉が大きく埃がつくと目立ちます。リーフクリーナーなどを利用し葉を清潔に保つようにしてください。

 

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まとめ

シナモンは育てやすくおしゃれな観葉植物なので、ぜひチャレンジしてみてください。大きく育つので、剪定は思い切って行いましょう。水切れには弱いので、お水はたっぷりとあげるようにしてください。