ハナキリンの育て方|植え替え、剪定、水やりは?

名前の中に動物の名前が付くという、名前からして可愛らしい感じのするハナキリン。そんなハナキリンの特徴や育て方、植替えの方法など詳しく紹介します。

 

多肉植物ハナキリンの特徴

ハナキリンの原産はマダガスカルで、葉っぱや根っこに水分を貯めることの出来る多肉植物です。原産国がマダガスカルなだけに、乾燥した環境でも育つほど丈夫ですが、反面寒さに弱いという特徴もあります。

ハナキリンは、色鮮やかな小さな花を咲かせますが、茎には2cmほどの太く鋭い棘があり不用意に触ると怪我をしてしまうので、注意が必要です。

 

気温を暖かい状態で一定に保てる場所で管理すると、1年を通して花を楽しむことが出来るのもハナキリンの特徴の1つです。花の大きさは、ハナキリンの品種によって異なり、1~2cmほどの小ぶりなものや5cm以上にもなる大きな花まであります。

ちなみに、よく見かける淡いピンクの花をつけるハナキリンは、『スプレンデンス』で濃い赤色の花をつける品種を『ブレオニー』、大きな花を付ける代表格の品種は『ヒスロピー』です。

購入する時は、どのような花をつけるのか確認した上で、飾る場所や用途に合わせて選ぶと良いでしょう。

 

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観葉植物ハナキリンの育て方

置く場所・日光・温度

原産地がマダガスカルということもあり、日の光を好み、直射日光にも割と強いので、年間を通して、日の光がよく入る窓際などに置いて管理しましょう。特に春から秋にかけては、戸外の直射日光が当たる場所に置いて、存分に直射日光を当てて下さい。

直射日光が入らない明るい日陰でも育ちますが、日当たりが悪いと弱々しい株になってしまいます。もし、直射日光が入りにくい場合、春から秋の間は、いっそベランダなどの戸外に置いて管理すると、元気に育つかもしれません。

 

ただ、どちらにしても夏の強すぎる日差しに1日中晒し続ける事は避けて下さい。7月下旬から9月中旬くらいの日差しが強すぎる時期は、午前中だけ日差しに当て午後からは、レースのカーテン越しの日差しか明るい日陰に置くなどの注意が必要です。

耐寒性に弱いハナキリンですが、5℃位の気温があれば、なんとか枯れることなく過ごすことが出来ます。また、水やりを経ち強制的に休眠状態にもっていくと2~3℃くらいの気温まで耐えてくれます。

 

とはいったものの、もともと耐寒性が弱いので、強制的に休眠状態にした場合は、通常の生育期間より遅れる傾向にあるため、オススメはできません。

気温が10℃を下回るようになったら室内の日当たりが良い場所に置いて管理する方がいいでしょう。そうすることで、生長を続け冬場でも可憐な花を楽しむことができます。

 

 

水やり・肥料

乾燥した環境が好きなハナキリンの水やりは、通常の植物のように毎日やると、かえってよくありません。ハナキリンの生長期で、水がよく乾く春から夏にかけてでも、2~3日おきに1回の水やりを目安にし、土の表面が白く乾燥してから水を与えて下さい。

生長が緩やかになる頃には、根っこが水を吸い上げる力も弱まるため、9~10月ころから、さらに水やりをする間隔を伸ばします。真冬には、もっとも水を必要としない時期になるため、7日~10日に1回程度水やりをするくらいに留めておきましょう。2週間に1回くらいの水やりでも枯れる心配はありません。

 

肥料に関しては、生長期である5月~11月の間、1ヶ月に1回の間隔で液体タイプの肥料を与えると良いでしょう。

ハナキリンの場合、肥料を与えすぎると、花が付かず葉っぱばかりが育ってしまうため、花を楽しむ場合は、肥料を控えるか、開花を促す「リン酸」が多く含まれている肥料を選んで下さい。

 

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剪定(せんてい)

観葉植物の世話の1つとして剪定という作業があります。これは、生長した枝や葉っぱを切って見た目を良くしたり、植物の風通しを良くすることで、害虫が発生することを防ぐための作業です。

ハナキリンにも、剪定は必要です。ハナキリンの場合、茎が伸びすぎると、その重みで倒れやすくなるため、それを防ぐためにも定期的に茎を切りそろえましょう。剪定を行うのに適した時期は6月~8月で、清潔な園芸用のハサミやナイフで剪定して下さい。

 

ただし、ハナキリンの剪定を行うときには、その樹液に注意しなければいけません。ハナキリンの樹液は、触れると途端にかぶれてしまいます。枝の切り口はもちろんのこと、切り落とした枝からも樹液は出ています。剪定する時は、ゴム手袋をして切った枝もすぐにゴミ袋に入れるようにして下さい。

また、お家にお子さんがいる場合は、間違って触ったり、樹液がついた手で目を掻いたり口に手を入れたりしないように注意が必要です。

 

 

植え替え

植物が育つ時、土の中では根っこも伸びています。植物が育っているのに、いつまでも同じ鉢植えのままにしておくと、根っこの伸びるスペースがなくなってしまい、枯れてしまうことがあります。

そうならないために、1~2年に1度か、鉢の底から根っこが伸びたタイミングで、植替えをして下さい。植え替えに必要なものは下記のとおりです。

 

植え替えに必要なもの

  • 一回り大きな鉢
  • 多肉植物用の培養土又はサボテン用の培養土
  • 鉢底石
  • 鉢底ネット
  • ゴム手袋
  • ハサミ

 

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植替えの手順

  1. 用意した鉢底ネットを置き、鉢底石を敷き詰める。
  2. 用意した培養土を鉢の1/3程度入れる。
  3. ハナキリンを鉢から抜き、根についた土をほぐし落とす。
  4. 黒くなっていたんだ根っこをハサミで切る。
  5. 根っこを広げながら、用意した鉢の真ん中に置く。
  6. 用意した残りの土を、鉢の縁の2~3cm下まで入れる。
  7. 鉢の底から水が垂れ出るくらいたっぷり水を与える。

水を与える過程まで終わったら、植え替え終了です。植え替えが終わったら、最初は直射日光が当たらない少し暗めの場所において管理して下さい。その後、1週間毎に置き場所を変え、徐々に日が当たる量を増やし、少しずつ日光に慣らしていきます。

根っこから樹液が出ることはありませんが、茎にトゲもあるので、念のためゴム手袋をして作業するようにして下さい。

 

 

害虫・病気

ハナキリンは、めったに病気を発症したり害虫がついたりすることはありませんが、稀にコナカイガラムシという害虫が発生することがあります。

コナカイガラムシは、幼虫の間であれば専用の殺虫剤で駆除できますが、成虫や卵は、表面を殻が覆っているので、薬剤の効果はあまりありません。そのため、見つけた時には、歯ブラシやハケなどでこすり落として駆除して下さい。

カイガラムシの多くは、殺虫剤が効きにくいので、一度発生してしまうと全て駆除するのに一苦労します。コナカイガラムシを発生させないために5月~7月頃、月に2~3回ほど事前に殺虫剤を散布することで、翌年以降の発生を食い止めることが出来ます。

 

 

花が咲かない時の原因は?

ハナキリンを購入した年には咲いていた花が、翌年から咲かなくなってしまう事が時々あります。このときに考えられる原因が2つあります。

1つは、日照不足。2つ目は、与えている肥料の種類です。先ずは、ハナキリンの置き場所を確認してみましょう。もし、日当たりが悪いようなら、日当たりが良い場所に移動させ様子を見て下さい。

 

肥料を与えている場合、含まれている成分により葉っぱばかりが育ってしまい、花を咲かせなくなることがあります。肥料は、窒素を多く含むものよりも、リン酸やカリウムを多く含む液体肥料を選びましょう。

リン酸やカリウムを多く含んだ肥料が見つかったら、それを5月~11月に与えると、花を咲かせるはずです。

 

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まとめ

ハナキリンについて紹介しました。可愛い花とは裏腹に鋭いトゲがあったり、樹液に気をつけなければいけませんでしたが、水やりの手間がかからず、病害虫にも強いので、初めて観葉植物を育てるという人にはオススメの多肉植物です。