ハオルチアの育て方|水やり、植え替え、害虫は?

多肉植物の中でも人気のハオルチアの特徴や水やり、植え替えなどの育て方について紹介します。

 

多肉植物ハオルチアの特徴

多肉植物のハオルチアですが、サボテン科ではなく、ユリ科(ツルボラン科)に属する植物です。ハオルシアとも呼ばれるこの植物の原産は、南アフリカで種類が豊富にあります。そのため葉っぱの形も様々あります。

その多くは、やわらかい葉っぱの「軟葉系」と硬い葉っぱが特徴の「硬葉系」の2種類に、大きく分けることが出来ます。軟葉系の種類は、葉っぱが透けていて『窓』になっていて、その透明感がみずみずしい印象を与え、さらに半透明の緑の色がとても美しいです。

 

中でも光に透かせると雫のように見えるハオルチアは、テレビで紹介されたこともあり、特に人気が高まっています。硬葉系のハオルチアは、その質感からどっしりとしたゴツい印象を与えます。また、葉っぱの先端が鋭く尖っていることもあり、スタイリッシュでかっこいいフォルムをしています。

硬葉系のハオルチアの中でも、十二の巻きという種類は、一般的で身近な品種で、しかも丈夫なので観葉植物を初めて育てるという人にもオススメです。

 

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観葉植物ハオルチアの育て方

置く場所・日光

ハオルチアは、硬葉系も軟葉系も直射日光が苦手で、耐陰性に優れているので、室内において管理するには、適した植物です。

とはいっても、日照不足になると、徒長(とちょう)と言ってひょろ長く育ってしまうので、レースのカーテンなどで遮光を弱めた柔らかい光が必要です。そのため、置き場所としては、年間を通して明るい日差しが当たりカーテンで遮光が出来る窓際が適しています。

 

ただしハオルチアは、霜に当たると枯れてしまうことがあるので、冬場は窓辺から少し離した場所に移動させる方が良いでしょう。

長時間、柔らかい光をしっかりと当てることによって、花を咲かせることもあるので、適した場所において管理すれば、ハオルチアの花も楽しむことが出来ます。また、強い光にあたっていると、その特徴であるハオルチアのきれいな葉っぱは、変色してしまいます

 

 

水やり・温度

ハオルチアは、他の植物と違い、生長期が春と秋の2回に分かれており、夏と冬は休眠期に入ります。というのも、ハオルチアの生育に適した温度が10℃~25℃で、それよりも暑かったり寒かったりすると、生長は緩やかになり、暑すぎたり寒すぎたりといった環境では、休眠に入るのです。

この時期に通常通りの水やりをしてしまうと、根腐れといって根っこが土の中で腐ってしまうため、て枯れてしまいます。その根腐れを起こさないためにも、水やりを控え、気温が0℃を下回る真冬や35℃近くになる真夏には、完全に水を断ちます。

 

水を断った後、春が近づいた3月頃や涼しくなる9月中頃から少しずつ水やりを再開して下さい。少しずつと言っても、少量の水を与えるということではありません。1回毎の水やりの間隔を長く空け、徐々に生長期の間隔にするということで、1回の水やりでは、鉢底から水が染み出るくらいたっぷりと与えて下さい。

春と秋の生長期(通常の水やり)には、1週間から10日に1回くらいのペースで、土が完全に乾いたら水やりをするようにしましょう。もし、1週間から10日経ったとしても、土が濡れているようであれば、絶対に水やりをしてはいけません。

 

土が乾燥しているか調べるには、鉢を持ち上げてみて、水やりをした時との重さを比べてみるか、割り箸などを土に挿して、付いてきた土を触ってその湿り気を調べます。ただし、室内で管理していて、クーラーや暖房などで室温が一定の場合は、通常通り土が乾燥してから水を与えるやり方で大丈夫です。

水をやる時は、鉢の底からしっかりと水が染み出すくらい与えて下さい。底から水が出ると、鉢全体に水が染み渡ったという合図なのです。特にハオルチアの根は、たんぽぽのように地中深くまで根を張る直根タイプなので、下まで水が行き渡らないと、水が不足してしまいます。

 

また、水を鉢の底から流れるくらいやることで、植物と土壌内の老廃物を洗い流す役割もあるため、ハオルチアに限らず、鉢植えの水やりをする場合は、しっかり底から水が出るまでやりましょう。

一番してはいけないのが、頻繁に少量の水を与えることです。そういう与え方をすると、植物に水分がしっかりいきわたるほどの水分量はない上、常に土が湿った状態になるので、枯れやすくなります。

 

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植え替え

2年に1回程度、生長期である春か秋に一回り大きな鉢へ植え替えてあげましょう。これは、ハオルチアの根詰まりを解消するための大切な作業です。

根詰まりというのは、ハオルチアの根っこが生長することで、鉢の中がその根っこで一杯になる現象です。根詰まりを起こすと、根っこの吸水率が悪くなるため、根腐れを起こしやすく、生長もできなくなってしまいます。

 

根詰まりを起こすと、下の葉っぱが枯れてきたり、葉っぱの一部が極端に小さくなって不格好になります。そのような様子が見られたら、根詰まりを起こしている証拠なので、もし2年経っていなくても、植え替えをしましょう。

以下からは、植替えのための準備物や手順を紹介します。

 

準備する物

  • 一回り大きな鉢
  • 多肉植物用の培養土
  • 園芸用のハサミ(剪定バサミ)
  • 鉢底石
  • 鉢底ネット(鉢によっては必要ない場合があります)
  • 割り箸(あれば)

 

手順

  1. 用意した一回り大きな鉢の底にある穴に鉢底ネットを置き、その上から鉢底石を敷く。
  2. 用意した新しい培養土を鉢の1/3ほど入れる。
  3. 鉢からハオルチアを引き抜き、優しくもみほぐして土を落とす。
  4. 黒くなって腐った根っこをハサミで切り落とす。
  5. 鉢の真ん中に株を置き、用意した残りの土を入れる。この時、鉢いっぱいに土を入れるのではなく、縁の下2~3cmで止めておく(いっぱいに土を入れると、水やりした時に土と一緒に水が流れ出し、下に浸透しづらくなるため)
  6. 土の表面を割り箸で突いて、根っこの隙間に土が馴染むようにする。この時鉢の土が減ったら、土を足して下さい。
  7. 土が馴染んだら、たっぷり水を与える。

植え替え後は、間接的に光が入る程度の明るさの場所で管理して下さい。また、新しい鉢に植え替える時、深く植えると根腐れを起こしやすくなるので、根本が若干埋まるくらいで植えましょう。

 

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病気・害虫

病気に関して、通常通り育てている時に、特に問題となるものはありませんが、バイラスというウイルスの感染には注意が必要です。バイラスに感染すると、生長不良になったり、葉っぱの色やツヤが悪くなったりします。

このウイルスは、ハサミなどから感染するので、植替えや手入れなどでハサミを使う場合は、きれいに見えても、使う前に火で軽く炙って消毒してから使うようにしましょう。ただ、火で消毒する時は、火傷などに十分気をつけてくださいね。

 

害虫は、カイガラムシ・アブラムシ・ネジラミ(サボテンネコナガイガラムシ)に注意が必要です。カイガラムシは、大量に寄生することでハオルチアを枯らしたり、排泄物で二次的な病気を発生させることがあります。

駆除の方法としては、幼虫の時は専用の殺虫剤を散布することで駆除できますが、成虫になると、体を硬い殻のようなもので覆われるため、殺虫剤が効きにくくなります。そのため、成虫になったカイガラムシは、歯ブラシやハケなどで、直接こすり落として駆除して下さい。

 

とはいえ、軟葉系のハオルチアの場合は、こすり落とす時、歯ブラシやハケなどで葉っぱを傷つけないように、注意が必要です。アブラムシは、特に新芽に寄生することが多く、数え切れない数が寄生するため、被害が多くなってしまいます。

専用の薬剤で駆除できますが、アブラムシは繁殖力が強いので、浸透性移行性剤を利用するといいでしょう。この薬剤は、植物に成分が浸透するため、その効果が長く続き、また、予防的な効果も期待できるためオススメです。

 

ネジラミは、葉っぱや茎ではなく、土の中に発生して根っこから養分を吸い取ってしまう害虫です。土の中にいるため、気づきにくですが、植替えのときなどに根っこの状態を確認してみましょう。

もし、白い粉状のものが根っこに付いていたら、ネジラミが発生しているかの性が高いので、すぐに対処しましょう。駆除の方法としては、水溶性オルトランを用法通りに希釈し、その中に鉢から取り出したハオルチアの株を1時間ほど浸けます。

浸け終わった株は、よく乾かします。鉢は、きれいに洗い流し、新しい用土を入れてから植えなおしましょう。植え替えのタイミングで発見した時は、乾かした株を新しい鉢に植え替えて大丈夫です。

 

 

まとめ

水やりの仕方が少し難しいハオルチアでしたが、水やりの仕方さえしっかりできれば、耐陰性もあり、育てやすい植物だと思います。ハオルチアには沢山の種類があるので、その中からお気に入りの一株を見つけて育ててみてはどうでしょう。

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