クワズイモの育て方|種類、水やり、病気、害虫は?

育てやすい特徴的な見た目の観葉植物クワズイモ。クワズイモの育て方、水やり、肥料、人気の種類について紹介します。

 

観葉植物クワズイモ(アロカシアオドラ)の特徴

原産地

サトイモ科アロカシア属は熱帯アジアに70種ほどあり、その一部が観葉植物として栽培されています。多年草で茎は太く短く、一本の茎に大きな葉が一枚ついている単子葉植物です。

アマゾニカ、グリーンベルベットなどの変わり種や個性的な形状のものまで幅広くありますが、その中でも一番ベーシックな品種であるクワズイモ。アロカシア属の育て方の基本になりますので よかったら参考にしてみてください。

原生地はインド東北部、中国大陸南部、台湾、日本南部。

 

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名前の由来

クワズイモはその名の通り「食わず芋」が由来です。根には毒性があり食べないようにするためにつけられた説と、弘法大師の逸話があります。

弘法大師が空腹で苦しんでいたときに農夫に「サトイモをください」と言ったが、農夫がそれを渋ったため、弘法大師が去ったあとサトイモがクワズイモになっていた‥?

 

日本でも沖縄や小笠原諸島などに自生し、庭先や生垣など地植えになって大きく葉を広げています。その大きさも様々で個体差があります。あまり知られていませんが、クワズイモも花が咲きます。

植物園などでその性質を十分に発揮しているものは初夏~夏に葉の陰から白い蕾が出ます。薄緑色の仏炎苞がクリーム色のトウモロコシのような花穂を包む形で咲きます。

 

スパティフィラムの花によく似ています。しかし観葉植物として管理されているものはほとんど花を咲かせることはありません。だからこそ花が咲くと嬉しく、植物の環境が合っている証拠でもあるので最大のご褒美になります。ぜひ、お花がさくことを目指して育ててみてください。

観葉植物としての魅力は室内で管理でき、インテリアとして楽しめることです。しかし植物にとって室内が必ずしも適しているとは言えません。生き物であることを忘れず、自生地の環境をイメージしながらなるべく室内でもその環境を再現できるかが一番のポイントです。

 

 

観葉植物クワズイモの育て方

水やり

高温多湿な場所に自生しているので水が大好きかと言うと、鉢に植わっているものはどうしても水はけが悪くなります。具合が悪いときの一番の原因は土の水はけの悪さで、いつも湿った状態ですと根腐れをおこします。

なかなか植物園のようにはいかないのですが、クワズイモにとって一番ベストな状態は空中湿度をたもち20℃前後の室温をキープすること。

 

春と秋は土が乾いたら様子をみながら水をやり、真夏は蒸れやすいので水を控えめにします。秋から徐々に水やりの回数を控え、冬場は時々表面を湿らす程度で構いません。

根や茎にしっかり水分をためこんでいますので、少し水やりを忘れてもすぐには枯れません。年間を通して、空中湿度を保つために葉水をあたえます(葉水とは、葉から少し離して霧吹きで水を吹きかけ葉から水分を吸収させること。病気や害虫の予防にもなります)。

 

 

日光・温度・置く場所

クワズイモは通年日当たりの良い場所に置きます。真夏の直射日光を避けてなるべく日光にあててください。

暑さには強く、アロカシア属の中でも寒さには強い品種ですが、極端な温度変化はダメージが大きいので(耐寒温度5℃)気温が15℃をきる頃になったら徐々に室内の暖かい場所に移動します。

 

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腐_植質で水はけの良い土が適しています。観葉植物用の土に赤玉土を配合した土か、赤玉土6・腐葉土3・川砂1を混ぜた土で植え付けます。

 

 

肥料の与え方

春~秋に緩効性化成肥料を2ヶ月に一回程度、または液体肥料を1ヶ月に2回程度与えると元気に育ちます。しかし極端に弱っているときは肥料あたりをおこしますので_肥料をひかえます。

弱っているときは、日照不足、過湿、蒸れ、寒さなどを疑い、環境を改善して様子をみてください。

 

 

病害虫

ハダニ、カイガラムシ、アブラムシは年間を通じて発生する可能性があります。軟腐病・梅雨時期~秋口まで、高温多湿な状態が続いたり、土の水はけが悪いときなどに発症する病気。

カビが原因による病気で、茎の傷口などから細菌に感染します。株の根元付近が腐敗してしまいますので、予防のためにも風通しのよい水はけの良い土で管理します。

 

炭疽病・春から夏にかけてとくに梅雨どき、葉に黒い斑点は広がるときは炭疽病をうたがいます。炭疽病はカビが原因で発生し、水はけがわるく温度湿度が高い環境で発生してしまいます。

病気にかかった葉は早めにとりのぞき、病気の拡大を防ぎます。

 

 

植え替え

クワズイモの植え替えは生育が旺盛な5月~8月行います。一つの目安として、葉の大きさが小さくなってきたと感じるときは根がまわりすぎている可能性があります。1年に一回程度、大鉢ですと2年に1回程度

今と同じか、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。赤玉土を配合した土は植え替えてしばらくは水はけをよくしてくれますが、徐々に粒と粒がくっつき合う団粒状になり、水はけが悪くなりがちです。

 

古い土と根の1/3程度取り除き、新しい用土で空気を含ませるように、棒などで刺しながら植え付けます。

冬の寒さで葉が落ちきってしまった場合も、根_塊部分が硬くハリがあるようでしたら春に新芽を吹きますので茎を落とし暖かくなりはじめたら新しい用土に植え替えます。

 

 

増やし方

株分けか挿し木で増やします。株分けは植え替えのタイミングで子株を別の鉢に移して植え替えますが、その際太い根を傷つけないように手でほぐし分けます。植え替えたものは根にダメージがあるので暑さ寒さにさらさずに

半日陰で管理します。挿木は5~7月に清潔なハサミで切り落とした茎を使って行います。その際切り口をよく乾かしたのちに湿らせた赤玉土に_挿し発根するまで様子をみます。

 

 

クワズイモのアレンジ

南国ムード満点なアロカシア属の中でも最も耐寒性があり、明るい緑色の育てやすいクワズイモ。_籐の_カゴにいれて飾ればアジアンなテイストに。

上に伸びる茎は広がりにくいので部屋のコーナー部分にも置けて、癒しの空間に一役かってくれます。お水のやりすぎによる根腐れや軟腐病に注意して日当たりの良い場所で光を受けた大きな葉を楽しんでみてください。南国にいるような、ひとときの南園気分が味わえます。

 

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観葉植物クワズイモ(アロカシア)の種類

アロカシア属の仲間にはとてもユニークなものがあり、葉の質感が多種多様です。近年、インテリアグリーンとして抜群の存在感を放つアロカシア。特徴的な品種をご紹介します。

 

 

アロカシア・グリーンベルベット

その名のとおり葉がベルベットの生地のようになめらかな質感で光沢があります。育て方はクワズイモと変わりませんが、その特徴的な葉の形状が大きく異なります。

無機質なシルバーやブロンズの鉢に植えると高級感が出て、抜群の存在感です。しかし流通量は少なく観葉植物としては希少なな品種でしょう。

 

 

アロカシア・アマゾニカ

出典:Capybarawater’s diary

アロカシア・ロウィーとサンデリアーナの2種が掛け合わされてできた交配種です。クワズイモほどの耐寒性はありませんので冬越しに気をつけます。

グリーンベルベットよりも葉に艶があり暗緑色です。葉脈と主脈が銀白色に浮き上がり、葉のうらが赤いことも特徴でエキゾチックな雰囲気です。

 

 

シマクワズイモ(アロカシア・ククラタ)

出典:tree tree 

クワズイモのミニチュア版。クワズイモに比べてずっと小型でハート形の小さい葉が茂る多年草。その可愛らしくみずみずしい葉が爽やかで、リビングの窓際など明るい場所で過湿に注意して育てます。

耐寒性もあり3℃まで耐えますので冬場は水やりを控えて管理します。

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