部屋に観葉植物を置くと、癒やし効果がある上に部屋がオシャレな感じになりますよね。でも、鉢植えで植物を育てると、場所を取ってしまい、部屋が狭くなってしまいます。
観葉植物を空中に浮かせることで、部屋を有効かつオシャレに演出することが出来ます。ハンギングプランターに合う観葉植物を紹介します。
天井や壁に観葉植物を吊るハンギングプランター?
ハンギングプランターとは、空中へ吊るせる様になったバスケットなどの容器に植物を植えて飾る方法です。空中に浮かべて飾るため、場所を取らず、限られたスペースを有効に使うことが出来ます。
ハンギングプランターには、ベランダや壁などに掛けて飾る壁掛けタイプと空中に吊り下げるタイプがあります。壁掛けタイプの場合、引っ掛ける部分があれば、どこにでも飾って楽しめます。
壁に引っ掛ける場所がない場合は、100円ショップなどで売られているワイヤーネットやすのこを利用して引っ掛けることも出来ます。
引っ掛けるタイプのハンギングプランターを使用する場合、安定させられる部分に引っ掛けることが大切で、フックを出っ張りに乗せただけでは落ちてしまう危険もあるので、しっかりと引っ掛けて下さい。
吊り下げタイプのハンギングプランターは、天井や壁などにフックなどを取り付け、そこからぶら下げて使用します。このタイプで気をつけなければいけないのが、フックがしっかり固定されているかどうかです。
プランターを吊り下げたフックには、プランター自体の重み、土や植物の重み、そして水やり後には、与えた分の水の重みも加わってきます。フックがそれらの重みに耐えられるかどうか、プランターを吊り下げる前に耐久性を確認しておきましょう。
ハンギングで観葉植物を育てる場合の注意点
水やり
室内で床に置いて観葉植物を育てる場合、水やり後の滲み出た水を受けるための受け皿を敷きますが、ハンギングプランツの場合、どうしたら良いのでしょうか?
ちゃんと、ハンギングプランターでも、受け皿対策ができます。対策方法として、受け皿も一緒に吊るす方法や、大きめの容器を用意し、その中に観葉植物を植えた小さいプランターを置く方法などがあります。
また、ハンギングプランター用に、スポンジマットが販売されているので、そういった市販の便利グッズを利用すると、手軽で簡単にハンギングプランツが楽しめていいと思います。他にも、植物を植える際に水やりが要らない植物を選んで植えるという方法もオススメです。
乾燥に注意
ハンギングプランターを利用する場合、壁掛けタイプにしても吊り下げタイプにしても、風通しが良い分、どうしても土が乾燥するスピードが、床に置いて育てる場合よりも早くなります。
多くの場合、水やりのタイミングとして、土の表面が乾いてから水を与えるのが基本ですが、ハンギングプランツの場合、土の表面が乾くまで待つと、その時点で土の中まで全体的に乾いてしまっている可能性が高いです。
ハンギングの場合は、見た目に土の表面が乾いていなくても、時間や間隔を決めて定期的に水やりをした方がいいでしょう。観葉植物をハンギングする場合、なるべく乾燥に強い植物にするか市販されている、保湿性が高いハンギングプランター用の土を利用するといいと思います。
ハンギングプランターにおすすめの観葉植物
壁掛けタイプにおすすめの種類
多肉植物
肉厚でコロンとした葉っぱと個性的な樹形が特徴の多肉植物は、いくつかの種類を寄せ植えして壁に飾ると、インテリアのアクセントとして、空間をオシャレに演出できます。
多肉植物は、全般的に乾燥と寒さに強いですが、耐陰性が弱い種類が多いので、日の光が入る場所に飾りましょう。
ディスキディア・ルスキフォリア(ミリオンハート)
出典:Green Box (グリーンボックス)
葉っぱは小さくハート型をしています。その葉っぱが、垂れ下げるツルに沿ってみっちりと並んで生える姿は、とてもかわいらしいです。
土が湿っていると、株が弱ってしまうので、乾燥しやすいハンギングにはもってこいの植物です。ただ、耐寒性に弱いので、窓際などに掛ける場合、冬期には注意が必要です。
シュガーバイン
まるで緑色の花のような葉っぱが、見た人に優しいイメージを与えてくれる人気の観葉植物です。耐寒性・耐陰性ともにあるので、室内でもよく育ってくれます。しかも、蒸れた状態が苦手なシュガーバインは、風通しの良いハンギングにはもってこいの植物です。
サンスベリア・ゴールデンハニー
小型の植物ですが、存在感のあるしっかりした葉っぱが重なり合うことで、インテリアにアクセントを与えてくれます。乾燥に強く育てやすいので、ハンギングにはオススメです。ただし耐寒性は弱いので、冬場の置き場所には注意が必要です。
ペペロミア
肉厚な葉っぱが特徴のペペロミアは、インテリアとして人気の観葉植物です。様々な種類がありますが、代表種は斑入りのもので、斑の入り方が美しく見応えがあります。
耐陰性があるものの、耐寒性に弱い種類なので、室内での栽培に適しています。また、風通しの良い場所を好むので、ハンギングに向いています。
吊り下げタイプにおすすめの種類
エアプランツ
ハンギングプランツに人気のエアプランツは、とても軽く、空気中にある僅かな水分を吸収して育つため、土や水が入りません。種類の中には、生長が早いものとゆっくり生長するものがあります。
インテリアとしてすぐに取り入れたい場合は、生長が早いものを、植物の変化を楽しみたい場合は、ゆっくり生長するものを選ぶと良いでしょう。もし、乾きすぎてエアプランツの元気がなくなったら、霧吹きで水をかけてあげましょう。
グリーンネックレス
グリンピースのような小さな球体の葉っぱがツタに沿って、ネックレスのように連なる多肉植物です。
丸い葉っぱが連なる様子が可愛らしく、人気が高い観葉植物で、乾燥に強く湿った状態を嫌うので、ハンギングに向いています。また、寒さにも強い植物ですが、日の光が好きなので、吊り下げる時は、日当たりの良い場所を選んで吊り下げてくださいね。
アイビー(ヘデラ)
1年中青々とした葉っぱを付けるツル性の植物です。つるが長く伸びるので、好きな長さにカットしたり、葉っぱの色味や斑の入り方にバリエーションが豊富なので、インテリアにも馴染みやすいです。
耐寒性・耐暑性ともに強くとても丈夫です。乾燥にはそれほど強くないため、日常的に水やりの必要がありますが、蒸れを嫌う種類なので、風通しの良いハンギングにはぴったりです。
ハートカズラ(ラブチェーン)
葉っぱがハート型で、ツルが赤みがかっているという個性的な樹形で人気の高い観葉植物です。乾燥に強いですが、耐寒性があまりないため、暖かい場所で管理しましょう。暖かく明るい日陰が最適です。
ハートカズラは、水を与えすぎると根腐れを起こしやすいので、風通しの良いハンギングで育てるのがオススメです。
ポトス
育てやすく、初めて観葉植物を育てるための代表的な植物でもあるポトス。生命力が強く、大きくて艶のある葉っぱは長持ちします。
耐陰性が高いので、日差しが入る窓から少し離れた明るい日陰に吊るすのがオススメです。また、生命力が強い分、生長してどんどんツルが伸びるので、高めの場所に配置した方がいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?観葉植物を宙に浮かすことで、一気にインテリアのオシャレ度合いを格上げしてくれるハンチング。これまで置き場所に困って観葉植物を諦めてしまっていた人も、ぜひハンチンググリーンで、オシャレなインテリアを演出してみて下さい。