観葉植物の『枯れる』原因と対処法とは?

大切に育たてていた植物が枯れてしまうのは、なんとも悲しいものです。観葉植物が枯れてしまう原因は様々ですが、そんな中でも、育て方による原因と、その時の解決方法を紹介します。

 

観葉植物の『枯れる』原因は?

植物が枯れてしまう原因は、様々です。日照不足が原因だったり、強すぎる日差しが原因だったり、育てている植物の耐寒性や耐暑性を超えた気温が原因の時もあります。

しかし、その他にも、枯れの原因が育て方による場合もあるのです。この場合に多い原因が『根詰まり・根腐れ・水切れ・病害虫』です。なぜ、これらのようなことが起こるのか、何故そのような状態になると、植物が枯れてしまうのか、詳しく説明していきます。

 

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根詰まり

根詰まりというのは、植物が生長したことで、鉢の中がねっこでパンパンになっている状態のことをいいます。なぜ、根詰まりを起こすと、枯れてしまうのかというと、生長した根っこが鉢の中いっぱいになったことで、水分や養分を吸収できなくなってしまうのです。

根詰まりを起こすと、新芽や下の方の葉っぱが黄色くなったり、根っこがギュウギュウに詰まっているため、水を与えても土の中に水がたまらず、土がすぐに乾いてしまいます。

また、鉢の底を裏返すと、鉢の穴から根っこが出ていることがあります。これらのような症状が見られた時は、根詰まりをしているサインかもしれません。

 

 

根腐れ

根腐れというのは、根っこが腐ってしまう状態をいいます。植物が生長する上で、水は最も大切なものです。ですが、水やりのタイミングや方法を間違えると、毎日の水やりが根っこを腐らせてしまう原因になることがあります。

ほとんどの植物には、生長期というものがあり、その時期には、根っこから水分や養分をたくさん吸い込み、ぐんぐんと大きくなります。大抵の植物は春から秋の初めに欠けて生長期を迎えるので、その時期は水が切れないように、毎日しっかり水やりをすることが大切です。

 

しかし、生長期を過ぎると、植物の生長が緩やかになり、水をあまり必要としなくなります。この時期に、生長期の頃のように毎日水を与えてしまうと、鉢の土の中はずっと湿った状態になり、根っこが腐ってしまいます。

根腐れを起こすと、葉っぱが緑色なのに落ちてしまったり、木の根元の幹や茎がフニャフニャと柔らかくなったりします。また、水やりしていても植物の元気がなかったり、土から変な臭いがしてコバエが増えたりします。

 

 

水切れ

最もわかりやすい枯れの原因ですよね。特に生長期には水分を沢山必要とします。水切れをすると、植物の元気がなくなり、葉っぱや茎がしんなりしてしまいます。

 

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病気・害虫

植物が枯れる原因の1つとして、病害虫によるものがあります。植物がかかりやすい病気としては、灰色かび病やすす病などがあります。

灰色かび病になると、最初は、花や葉っぱなどに水がしみたような、淡い褐色の病斑ができます。病気が進行すると、病斑が拡大し、その部分が枯れて腐り灰色のカビで覆われます。

 

すす病は、すす病菌というカビが、植物の上で増殖することで発症します。病菌が寄生すると、葉っぱや枝がすすに覆われたように黒くなり、生長を阻害されます。どちらの病気も、最悪の場合枯れてしまいます。

害虫で気をつけなければいけないものは、アブラムシやカイガラムシ、ハダニです。これらの害虫は、様々な植物につきやすく、寄生した場所から樹液を吸うため、栄養が植物に届かず、次第に植物が弱って枯れてしまいます。また、害虫の糞尿により、すす病菌を引き寄せ、病気を誘発してしまう可能性もあります。

 

アブラムシやカイガラムシは、肉眼で見ることが出来るので、水やりをする際に、茎や葉っぱの裏をチェクすることで見つけることが出来ます。しかし、ハダニは、1mm以下の小さな虫なので、なかなか目視で確認することは難しいです。

ハダニは、葉っぱの裏に寄生します。ハダニがつくと、葉っぱに無数の白い斑点が出来たり、植物に細い糸のようなものが付いたりします。そういった様子が見られた時は、ハダニが寄生している可能性があります。

 

 

観葉植物の『枯れた』時の対処方法

これらの症状が見られた時は、どのように対処したらいいのでしょうか?症状別に紹介します。

 

 

根詰まり

根詰まりが疑われる場合、植替えをする事で解消できます。使用している鉢より、一回り大きい鉢と新しい腐葉土を準備します。鉢から土ごと引き抜きます。そうすると、パンパンになった根っこが鉢の形のまま姿を表します。このような状態を根鉢といいます。

引き抜いたら、根っこをほぐして古い土をあらかた落とし、黒くなって腐りかけた根っこをハサミでカットします。新しく用意した鉢に、鉢底ネットと鉢底石を入れ、その上から用意した腐葉土を鉢の1/3ほど入れます。

 

その後、根っこを整えた植物を鉢の真ん中に来るように置き、残りの腐葉土を鉢の縁から2~3cmほど下まで入れます。最後に、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水を与えます。

もし、鉢を大きくしたくない場合は、根っこを1/3ほどまでにカットすることで、同じ大きさの鉢に植え替えすることが出来ます。

また、鉢は必ず一回り大きいものにして下さい。大きすぎる鉢に植え替えると、水やりをした時、植物が水を吸い上げる量より、土の中に留まる水の量の方が多くなってしまって、根腐れの原因になってしまいます。

 

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根腐れ

根腐れを解消する方法は2通りあります。1つは、根っこを整理する方法で、根腐れの初期段階に有効な方法です。一度、根っこごと鉢から引き抜き、腐っている根っこを取り除きます。

その後、新しい土に植え替えて下さい。植え替え方は、根詰まりのときと一緒です。ただ、根腐れの場合は、大きな鉢にする必要はありません。もう一つの方法は、挿し木です。この方法は、挿し木できる植物に限るので、育てている植物が、挿し木できるかどうか調べてから、作業に取り掛かってくださいね。

 

柔らかくなって腐っていない部分を切り、挿し木用に木の先端の葉っぱを3枚ほど残し、後は取り除きます。その状態になったら、水に1~2時間つけます。ちなみに、挿し木用の木を挿し穂といいます。

その後、新しく用意した土に挿しましょう。この時、あらかじめ割り箸などで穴を開けてから挿すと、柔らかい挿し穂でも、折れることなく土に挿すことが出来ます。

挿し穂を土に挿し終わったら、水をたっぷり与え、風通しの良い明るい日陰で管理します。土の表面が乾いていたら、水やりをし、水切れには気をつけましょう。そうして管理すると、種類や季節によって異なりますが、大体1ヶ月位で、根が出てきます。

 

 

水切れ

水切れによって、植物が萎れてしまった場合は、すぐにたっぷりと水を与えましょう。

 

 

病気・害虫

病気が発症した部分や害虫を取り除いたり、薬液を散布したりする事で、対処できますが、病害虫の場合は、被害後の対処よりいかに予防するかが大切になってきます。

植物の枝や葉っぱが込み合って、風通しが悪くなると湿度が高くなり、高温多湿の状態になります。そうすると、害虫が寄生したり、病気が発生しやすい状況になります。定期的に、伸び過ぎたり込み合っている箇所の枝や葉っぱを切る、剪定(せんてい)という作業を行い、風通しを良くしておきましょう。

 

また、害虫、特にハダニの発生を抑えるには、霧吹きで葉っぱに水をやる葉水が有効です。毎日1回、葉っぱの裏表に葉水をして、害虫の発生を防ぎましょう。

植物が枯れる原因について4つ紹介してきました。観葉植物が枯れてきたときには、植物が今どのような状態にあるかを観察し、適切な処置をして、再び元気な姿を取り戻せるよう、対処してくださいね。

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